上架
2022年7月25日午前10時、Nydellを与那原マリーナに上架した。
船台は中古のものを宜野湾の金城製作所さんが改造、補強してくれた。フレームに錆が目立つが、陸上のレストア期間のみと考えれば十分だろう。
晴れて本格的なレストア作業に入ることができる。
※現在、水面係留の順番待ち中
陸上に上がったNydellは、線形が美しく、最近の船では見かけなくなったロングキールが目を引く。美には個人的な好みが大きく作用するが、若いころから憧れてきたロングキールのダブルエンダーという線形は「憧れ」が現実になったこともあり、より美しく見える。
高圧洗浄
この船を購入した方から、ハル(船体)と船底の塗装を今春に行ったと聞いていた。
確かに半年も経っていないので、貝や藻はたいして付着していなかったが、この作業は生きた貝類や海藻が相手なので、放っておいたり、落とした貝を放置しておいたりすると、それらが腐り、異臭を放つので、手早く行う必要があるのだ。
作業の途中から大雨に見舞われたが、洗浄作業なので、かえってよろし。
全身びしょ濡れになりながら、高圧洗浄とスクレーパーによる貝の除去作業に励んだ。
陸上保管?水面係留?
今まで清水港に係留してきた歴代のヨットたちは、水面係留で2年に一度の上架作業だった。
クルージング先の西伊豆や南伊豆のキレイな海で毎回潜り、船底掃除をしていたことを思い出す。
上架作業は仲間たちが分業でサポートしてくれたおかげで、上架初日に下塗りの塗装までこなせたが、今回は夫婦ふたりで、高圧洗浄、貝殻落とし作業に5時間程度を要した。
これからしばらくの陸上でのヨットライフ、というかレストアライフがスタートする。
これまでのヨットライフで、初めての陸上保管となるのだが、陸上で保管すれば、このような船底掃除の作業はなくなるわけだが、やはり水面に浮くヨットで過ごす時間も大きな魅力のひとつなのだ。
まぁしばらくはこの状態で、きっちりレストアして行こう。