この間話した、面白い記事の続きを紹介します。【2】「売れる理由」についてです。
年のせいか、近年の流行歌や歌手の名前を覚えることができない。昔は、「黒ネコのタンゴ」、「およげ!たいやきくん」など、みんなが歌っていた。近頃は、レコード大賞で新人賞をとった歌手の歌は、大晦日に聴くのがはじめてであったりする。「おやげ!たいやきくん」の売上げが224万枚、B’zのアルバムは500万枚売れたという。私は、B’zの歌を知らない。私だけだろうか。私と同じように年のせいかなと寂しく思っている人にいいことを教える。近頃の流行歌は、ほとんど10代、20代の間でしかはやっていないのだ。しかも、10代、20代で、ほとんど買い占めるから、驚異的な売上げ結果を示すのだ。和田秀樹氏が、その著書「バカ売れの心理学」で、面白いことを言っている。メガヒットを狙うなら、現代の若者を狙え!と。つまり、今の10代、20代は、みんなが聴くから聴く。みんなが着るから着る。ひとり置いて行かれるのを恐れているわけだ。売れる理由は、「それが売れている」という理由だけだ。映画が大ヒットする。映画が自分にとって面白いかどうかは二の次で、みんなが観に行くと聞くと、いてもたってもいられなくなる。これは、若者だけでなく、昔からあった流行の現象であるが、最近は、それがかなり目立っている。少なくとも、年寄りから見ると、そう見える。それを助長するのがマスコミである。知ってか知らずか、視聴率をとるためには、若者よりも先に、「売れている」ものに敏感であろうとする。その発端が、自然発生的なものであろうと、企業の隠れたプロモーションで人為的に発生したものであろうと構わない。つまり、最近の流行現象は、マスコミと若者の共同作業によりおきているといえそうだ。