今月も・・・
「新月の祈り」-love earth project-に参加させていただきました。
たくさんの参加者のみなさまとともに同じ時刻に祈りをささげる中で、私に伝わってきたお話を、見えてきたそのままに書き起こさせていただきます
ストーリーリーディング特別篇
新月の祈りの中で、私に伝わってきたおとぎ話
やぎ座新月のフェアリーテイルをどうぞ。
(通常サロンで行っている、お客さまの心に眠るストーリーをお伝えするマイフェアリーテイルコースについては、コチラをご参照ください)

昔々、私たちの中に、働き者の国がありました。
田畑を耕し、米や小麦、野菜や果物を育てる者、それらを販売する者。
機械や製品を作る者、それらを操作する者。
衣服をデザインしたり編んだり、それらを流通させる者。
来る日も来る日も人々は立ち働き、休むことなく自らの仕事に精を出していました。
人々は朝が来れば起きて働き始め、陽が落ちる頃には自宅へ戻ります。
それは、全ての国民にとっての日常そのものでした。
その日も、穏やかに陽は暮れました。
人々は家の中で一日の疲れを癒し、やがて眠りにつきました。
ところが翌日、働き者の国に太陽は昇りませんでした。
朝を告げる眩しい光は、どの家にも訪れなかったのです。
人々は混乱しました。
今が朝なのか、昼なのか、夕方なのか夜なのかもわからなくなってしまったのです。
無口になってしまった大人たちと真逆に、子供たちはくすくすと囁き合います。
「太陽さん、もう疲れちゃったのかな。」
「きっと、他の国を照らしに行ってるんだよ。」
その翌日も、翌々日も、陽の光はやって来ませんでした。
夜の闇の中を、人々は手探りで暮らし始めました。
新しい時計を発明する者、画期的な懐中電灯を作る者、安全で消えづらい暖炉を組み立てる者、それぞれに、太陽のない暮らしを住みやすく変えようとする人々がいました。
また一方で、これまでの働きが嘘のように、一日中眠り暮らすようになった者もいました。
けれど、誰しもが心の中で願っていました。
朝になれば、太陽がまた昇り人々を照らしてくれる日常が戻ってくることを。
太陽の光がその国に届かなくなって、幾日が、いえ幾年が過ぎたでしょう。
働き者の国の国民は、ついに人工の太陽を発明しました。
その光は、一軒一軒の民家をあまねく照らし、眩しく輝きます。
その光を見た人々は、あまりの眩さに目をしばたたかせました。
誰もが、閉じこもっていた自宅から出て、人々は誰からともなく手を繋ぎます。
子供たちはくすくすと笑い合います。
「本物のお日さまよりきれい。」
「これからはこの太陽が本物になるんだね。」
新しい太陽に見とれていた大人たちは、ハッとお互いの顔を見合わせました。
繋がれていた手は、するするとほどけていきます。
彼らは、眠っていたそれぞれの仕事道具を取りに、もう一度家の中へと急いで戻っていきました。
おわり
〝人工〟と聞くと、なんとなく〝自然〟の対義語のように感じてしまいます。
けれど、今回このお話を書き起こし終わって、〝人工〟と〝自然〟が、いつかお互いを補えるように、守り合える関係であればいいな、と心から思いました。
私たちの体がいつか動かなくなる日が来るのなら、毎日昇る太陽にも、いつか限りがある。
今日見た陽の光も、ご先祖様が私たちのために作ってくれた太陽だったりして・・・。
自分の作り出したもので、自分の道を照らすことができれば、未来を歩く足取りはより軽くなるに違いない。
働き者の国の住人は、今もどこかで新しい歴史を作りだしているような気がしてなりません。
新月の祈りの中で、私に伝わってきたストーリー
来年はどんなお話が待っているのか・・・。
それは私にもまだ、わかりません・・・。