久しぶりに作ってみたい石けんがありました
今まで作った石鹸の中で、個人的に好きな香り、好きな色、好きな使い心地の石けん・・・。
友人やお客さまには、ものづくりや表現する仕事をしている方、介護職に就いている方や看護師さんが多いのですが、なぜか気に入ってもらえることが多かったかも。
それから、周囲の人の相談を受けたり、聞き役になることが多かったり、日頃受け止めることが多い方にも好評でした
ポイントは!
・くすんだ薄青緑色
・アボカドオイルを多めに配合
・ジャーマンカモミールとラベンダーは必須
・水分にはヒドロラーテや果汁を使う
ジャーマンカモミールとラベンダーは、慎重に合わせていくと魔法がかかって澄み切った香りになるんです
この配合比をいつも書き留めておくのですが、他の精油とブレンドすると、また比率が変わってくるので、今回も慎重にまぜまぜ・・・
魔法、かかりました~
ただ、以前と同じ石けんを作るのも面白くないので、今回は石鹸の水分も香りも和洋折衷で遊びを
石けんのタネ
オリーブオイル
アボカドオイル
ココナッツオイル
ホワイトパームオイル
キャスターオイル
シアバター
石けんの水分
精製水
ゆずヒドロラーテ
すだち果汁
ちょっぴり冬っぽい感じですね。
オプション
マルベリーパウダー
精油
ジャーマンカモミール
おかむらさき
イランイラン
月桃
ローレル
和の香りだけで石けんを作ると、上限ギリギリまで滴数を入れても(牛乳パック大1本分で200滴使ったこともあったっけ・・・)、熟成中にどこかへ消えていってしまうので、今回は香りの強めな和精油を選んでみました。
できあがりまであと3週間・・・。
今回はトレードだけではなく、久々にアメブロ限定プレゼントもやっちゃおうと思っています
さて今回は、前回の石けん作りで触れていたココナッツオイルの注意点を書いてみます。
(遅くなってすみません・・・)
ココナッツオイルを石けんにするには(オイルを石けんにすることを〝けん化〟といいます)、他のオイルをけん化する時よりもいくぶん多めの苛性ソーダが必要になっています。
この苛性ソーダ、オイルを石けんにするには欠かせないもので、熟成するうちにアルカリ度が下がって肌に使えるようになっていきます。
ただ、石けんに使われた苛性ソーダの比率が高いと、肌が乾燥しやすくなることがわかっていて・・・
なので、できればココナッツオイルは少なめにして、他のオイルを多めにレシピを考案したい、というのがソーパーの考えなわけで。
そのバランスは、季節によっても変わるし、石けんの泡立ちをどこまで重視するのか、などなど、面白くも悩ましいところ
食用には体にいいものでも、石けんにすると要注意なところがあるなんて、素材を生かし切るって、奥深いものです・・・