まず、振り売りとは・・・
近世までの日本で盛んに行われていた商業の一形態。
ざる、木桶、木箱、カゴを前後に取り付けた天秤棒を振り担いで商品またはサービスを売り歩く様からこう呼ばれた。（ウキペディアより）
昔は、担いで売りに来ていたのですが、今は軽トラックで売りにきます！
で、何を売りに来たの？ってことですが
落着いて、落ち着いて・・・
上賀茂エリアから京野菜を持って、おばちゃんが売りに来たのです。
その新鮮で美味しいお野菜をうきともさんが購入した！ということです。
（な～んだ、それだけか
）うきともさん、京都へ嫁いで２年ですが
初めて振り売りさんを捕まえました。
先週、たまたま近所に停まっている軽トラを発見したのです
ちょうどヨガへ行く途中だったので、横目でチラッと見ただけでしたが
場所と時間を覚え、本日実行しました
軽トラを停めるポイントは決まっているようで、大体同じ時間に来られて
ご近所さんのインターフォンを押してお知らせするのがスタイルのようです。
（ちなみに、４月～８月まで毎年振り売りをするそうです。
８月以降は、すぐきの作業で大忙し。
お漬物のすぐき。有名ですよね。すぐきは、上賀茂のものですよぉ～）
どうして、それがこんだけテンションあがるのか
それは、上賀茂のお野菜はとっても美味しいのです
京都の中でも上賀茂エリアは、多品種を作り、農家さん自らが売りに歩くという
独特なスタイルをとっているところなんです。
これは、古くからずーっと続いている京都の文化なのです。
卸売市場に卸すのではなく、直に売り歩く。
生産者の顔を見ながら買い物ができる。
生産者のこだわりの野菜を買うことができる。
消費者の声も直に農家さんへ届く。
そして、今朝とったばかりのお野菜が買える。
その時期や天候によってお野菜のできは、違います。
「昨日寒かったから、キュウリは今日はちょっとしかないわ～」とか
「この賀茂ナスは、ちょっと曲がってるさかい、安いよぉ」とか
そんな会話ができます。
『地産地消』です！素晴らしい！
住んでいる土地、水、気候で作りあげられたその時期時期のお野菜（＝旬のもの）を
食べることが一番健康に良いのです！
薬膳を勉強しても、精進料理を勉強しても、共通するのは
「旬を美味しく、楽しく食べる。すべてに感謝する。」ということ。
京都という土地の素晴らしさを実感します～
今日は、珍しく？野菜ソムリエ・料理愛好家としてのＢｌｏｇになりましたね。
よかった。よかった。
最近は、ただの食い道楽でしたから
でで、ハリキリついでにお写真も撮らせて頂きました
袋もの以外は、量り売り。
詳しいことは、なかなか聞けなかったけど
袋物は、２００円で、賀茂ナスは１個３００円でした。
うきともさん、雰囲気から入るタイプなので
ざるを抱えてお買い物に行きました～
↑で８５０円でした。
きゅうりも花つきキュウリで、今朝獲った証。
上賀茂のお野菜って京都の中でも美味しいお野菜なんです。
農家さんがかなり頑張っています！
あぁ、幸せ
特に、トマトは真っ赤に熟してから収穫した物のお味は最高です
スーパーで出回っている産地が遠い物は、まだあおい時に収穫し
追熟（そのまま放置しておく）によって、赤くなったもの。
やっぱり畑で赤くなるまで待ったトマトの方が美味しいですよね。
トマトを購入した場合、ちょっとまだあおいなと思ったら
すぐに冷蔵庫に入れず、赤くなるのを待ってみて下さい。
そして、この追熟という作業をしたトマトを切ると
実がダレル（切ったら、ぐちゃ～と実がなる、柔かくなっちゃう。）ことが
ありますが、上賀茂さんのトマトの品種は、切ってもしっかりしているのが特徴なんです。
なので、美味しいし、扱いやすいのです。
ででで、どうして野菜を買っただけでこんなにテンションが上がっているかというと
もう一つ理由があるのです。
それは、野菜ソムリエコミュニティ京都で
７月に上賀茂農家さんへの見学会があるのです。
私も一応幹事ですので、先日下見に行ってきたところだったのです。
卸売市場の見学や、産地見学はいろいろとこれまでもやってきました。
しかし今回は、ちょっと目線を変えて、
独特なスタイルを持つ上賀茂農家さんに密着します
会員さんでなくても、非会員さんでもこの企画は参加して頂けます。
このＢｌｏｇを見て、ご興味を持たれた方は、是非ご連絡下さい。
野菜ソムリエコミュニティ京都のBlogでも近日中にアップされます。
見学会の下見も本当は、Ｂｌｏｇにアップするつもりだったのですが
企業秘密の部分があったり・・・
見学会当日まであたためたいものだったりで・・・。
あと、びっくりなことに今日お逢いした振り売り農家さんは
今度見学会でお伺いする農家さんのお隣さんでした～
サプラ～イズ
とにかく、上賀茂野菜最高です
皆さんもスーパーに行ったら、「京都産」を手にしてみて下さい