末裔たちの傲慢さ | 大益牧雄・木工轆轤(ろくろ)の世界

大益牧雄・木工轆轤(ろくろ)の世界

京都・味土野の大自然に包まれて 黙々と作品を生み出し続ける 木工轆轤師・大益牧雄。 味土野での生活風景を交えながら ひとつひとつ手間隙をかけた作品を紹介します。

※当ブログは代理人が大益氏から原稿を受け取って更新しています。

「私がこの間注目するのは、日本本土の政治家が、評論家が反基地世論の強い沖縄を『親中だ』などと非難する構図だ。」

「沖縄の人も中国を脅威と感じていないわけがない。が、沖縄は戦後、日米の軍事植民地的な状況に置かれ続けてきた。より日常的な脅威が米軍基地や増強される自衛隊なのは理解できる。」(毎日新聞2024年3月6日)

 これを書いたのは台湾・中央研究院台湾史研究所副研究員の呉叡人氏です。呉氏の文章からは、共に侵略されたという沖縄への共感が感じられます。

 それに比べて沖縄の反基地や独立といえば、中国を利すると安易に言いつのる大和人(ヤマトンチュ)の知識人たち。彼らから感じとれるのは、侵略しかしたことのない末裔たちの傲慢さです。