セカンドオピニオンの話の前に、我が家の黒丸くんについて書こうと思います。


私にブログを書こうと思わせてくれた出来事です。


2021.2.14


黒丸くんは虹の橋を渡りました。


一年ほど前から、自力で立ち上がれなくなるものの、起き上がりたい時は吠えて呼んでくれて、立たせてあげると自分で少しずつ歩いてお水を飲みに行ったりしていました。


昨年末、黒丸のベッドに少しだけ血痕がありました。

お顔周りの場所だったので、出血場所を探しましたが、見つからず…


最初に血痕を見つけてからしばらくして、黒丸が痙攣を起こしました。


舌や唾液が喉に入って窒息しないようにすることが精一杯で、慌ててムツゴロウ先生の所へ連れて行きました。


病院に着く頃には、痙攣が嘘だったかのようにケロッとしていた黒丸。


先生曰く、「てんかんでしょう。 てんかんの発作を抑えるお薬もありますが、高齢だからそのお薬で落ち着いてそのまま亡くなる可能性が高いです。 痙攣を起こしたら、窒息しないようにだけ気をつけてあげてください」とのことでした。


痙攣中に出てしまった舌を噛んでしまい、それで出血しているようでした。


私たちが気付かない時に痙攣してたんです…


幸い、それからは痙攣もなく、食用旺盛で元気な黒丸でした。


2.14


その日は朝から食欲がなかった黒丸でしたが、夜ご飯の時は催促してきました。


ところが、催促したのに半分も食べなかったのです。

心配で、大好きなおやつをあげると、たくさん食べて満足そうに寝ました。


明け方ごろ、徘徊する茶々丸に付き添っていると、黒丸が吠えて私を呼びました。


起こしてあげてお水の所に連れて行き、飲ませてあげました。


いつもなら、お水を飲んだら満足していびきをかいて寝るのに、この日はずっと顔を起こして茶々丸を見ていました。


するとまた吠えて呼ばれました。


起こしてあげてお水を近づけても飲まず…

呼吸が心なしか早い…


痙攣するかも!と思った瞬間、以前見た痙攣よりも大きく痙攣。


慌てて相方さんを起こし、窒息しないように抱いていましたが、そのまま眠るように息を引き取りました。


あまりに突然の出来事に、私も相方さんもひどく落ち込み、大泣きして朝を迎えました。


15年一緒にいた相方さんは、私なんかより相当ショックだったと思います。


実は、この約2週間前に、茶々丸はセカンドオピニオンを受けました。


黒丸のてんかんに対する治療法がないと言われたこと、茶々丸の病状を他の飼い主さんに話されたこと…


それらを鑑みて病院を探していたところ、茶々丸の具合が悪くなり、新しい病院に連れて行くことにしたのです。

茶々丸は目が離せない状況で、このまま寝たきりかも…と最悪の状況も覚悟して様子を見ていた時でした。

茶々丸が落ち着いたら、黒丸も診てもらおうと相方さんと話していました。


ようやく少しずつ動けるようになって、支えながらの徘徊ができるようになってきた矢先の黒丸の最期でした。


本当はずっと具合が悪かったのに、茶々丸が心配で、動けるようになった姿を見て安心したかのように…


もっとSOSに気づけなかったか?

と自分を責めましたが、相方さんから「おますに抱かれて亡くなって、黒丸は幸せだったよ」と言われ、救われました。


長い時間苦しまなかったのがせめてもの救いだったのかな…と。


それでも悲しみから抜け出すのには時間が掛かり、同時に茶々丸も大変な時で…


やっと茶々丸が落ち着いてきて、黒丸と茶々丸のためにもブログを書こうと思いました。

私の忘備録も兼ねてですが…


黒丸は本当にイケメンさんで、甘えん坊で愛嬌のあるワンちゃんでした。


茶々丸のことを見守ってくれていると思ってます。