あたり前のように身近にあるものに感謝できる
松下幸之助さんの「人生心得帖」を拝読しました。
感謝する心 というタイトルの一節に
こんなエピソードがあります。
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精神的に疲れを覚え、気が滅入ってしまっているある日
親しい友人に
「どうも世の中を悲観するような感じにおそわれる」
とこぼすと、その友人は
「君は僕からみたら恵まれているのに、自分ではそうと気づいていない。
たとえば、空気がふんだんにあって吸える そういうことに
あたり前だとおもって、ありがたみを感じていない」と。
言われてみれば、、、
空気、水、太陽など大自然の限りない恵みや
家族、先輩、同僚など周囲の人や、周囲の物
ひいては、自分につながるご先祖様のうえに生かされている。
友人からの助言を受けて、松下幸之助さんは
「これは煩悶することもないな」という気持ちになれたという。
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そう!
ちょっと煩悶するような心境になったら
「なんだ!空気があるじゃないか」と考えてみる。
世の中に心配事は尽きませんが
クヨクヨする時間を過ごすより
「やってやるぞ!」と考えるほうが、よほど物事が進みます。
とはいえ、ふと弱気な心境になりかけたら
(そういう日はあるものなので)
「空気があるじゃないか!」と、考えてみませんか。
きっと、空気以外にも
恵まれている色々な人、もの、出来事が目に入ってきます。