もっと生きづらい時代に道を切り拓いてくれた先輩たち

 

 

 

恩師の友人が出演している

 

ということで

 

築70年の古民家で行われた

 

お芝居を観てきました。

 

(写真は東京おかっばちゃんハウスからお借りしました)

 

 

お芝居のタイトルは

 

「お札のはなし」

 

 

樋口一葉から津田梅子へ5000円札がリレーするということで

 

この二人の女性の生涯を描く二部作でした。

 

 

 

吉原の花魁や遊女たちより身分が低かった娼婦たちから

 

手紙の代筆を頼まれ

 

彼女たちの半生にふれるうちに、

 

女性の小説家として何を書くべきかの矜持に辿り着く、樋口一葉

 

たった24歳のはかない生涯の中で

 

燃えるような情熱で、書くことに生きた女性。

 

 

 

その樋口一葉から少し後に生まれ

 

たった6歳で、女性初の留学生として海を渡り

 

アメリカで11年間学んだのち、

 

帰国後は、幾多の困難と無理解の中で信念を貫き、

 

日本初の女学校を国を頼らずに創った、津田梅子

 

 

 

今とは比べ物にならないくらいに

 

女性が一人前と認めてもらえなかった時代に

 

夢を描き、現実の壁を越えていった先駆者がいたことを

 

改めて心強く思いました。

 

 

 

道を切り拓いてくださった先輩のおかげで

 

いま、自由に仕事ができる環境に恵まれている。

 

 

 

私も後世に、出来る限り、良いものを残していきたい。

 

そう強く思う、素晴らしい舞台でした。

 

 

この脚本を書いた山崎愛実さんのファンになりました。

 

 

秋には、伊藤博文の生涯を描いた「やむにやまれぬ蒼」というお芝居が再演されるそうで

 

 

観劇を通じて、しばらく日本の歴史を勉強しようと思います。