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敬意のない人から

腕の良い人が去っていく

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ある新聞の投書欄に

 

 

時計修理店の方が書いておられた記事が

 

 

目に留まりました。

 

 

いわく

 

すぐ『(店が)つぶれた』と簡単にいう人がいる。

 

事情も知らずに。

 

ある時電話があった。

 

『前に修理出していた店がつぶれちゃってさ』

 

つぶれたのではない。店主がお亡くなりになったのですよ。

そう告げると

 

相手は少しバツが悪そうに

 

でも

『急いで(修理して)ほしい。前の店もサッとやってもらったから簡単な作業だ』

 

といったそうで

 

その時計修理店の店主は、丁重にお断りをした、との投稿でした。

 

 

 

残念ながら

 

大事な技術について、真摯な作業について

 

敬意を払わない人が

 

一定数、いらっしゃる。

 

 

 

YPPにくる問合せでも、似たようなことがあります。

 

 

 

「経理が突然やめちゃってさ

 

誰でも出来る簡単な仕事だから、

 

すぐ引き受けてほしい」

 

 

やめてしまった理由を

 

少しも振り返ることなく

 

それまで

とても大事な業務を担った人への敬意が

 

みじんも感じられないとき

 

私も、お断りをします。

 

 

 

かくいう私も

 

あるとき

 

「言い方に敬意が足りない」と

 

指摘を受けて

 

反省した過去があります。

 

 

 

自分が誰かに

 

支えられていること

 

誰かの仕事があって

 

自分の仕事ができていること。

 

 

 

それを忘れて

 

「簡単だ」

 

「すぐやれ」

 

という人にはならないように、しましょう。