2015年12月8日 John Lennonの命日と、昭和天皇 開戦の詔勅 | 高田敏和のブログ

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2015年12月8日は、名曲:イマジンを創った John Lennon の35回目の命日でした。
Beatles、Simon & Garfunkel、Billy Joelなどをひたすら聞き、口ずさんでいたとある初冬の日に、Johnはレコーディングの帰りに、ダコタハウスの前で、彼の狂信的なFanに銃で撃たれました。
Johnは、"I'm gunned!!" と叫び倒れた、とのニュースに、大きなショックを受けたのを今でも憶えています。ラジオの追悼番組の中で、Lennon & Yoko で出したアルバム「Double Fantasy」の曲を何度も聞きました。そして彼を追悼するために、最も演奏された曲は、『戦争の無い世界を考えてごらん?』と問いかけたイマジンだったのでは・・・と思います。

とても皮肉な事に・・・彼の命日である12月8日(日本時間:未明)は、米国・英国との戦争を始めた日でもあります。
今年は敗戦して70年。あの日に始めた戦争で、日本は米国に負けました。
今年の夏、昭和天皇の「終戦の詔勅」は何度もテレビで放送されました。
しかし残念ながら、その放送は、戦争に負けたことを国民に報せた天皇陛下の声、という形でしか伝えられていません。(有名なフレーズだけ切り出して・・・)

戦争を始めざるを得ないことを国民に報せた天皇陛下の「開戦の詔勅」は、真珠湾攻撃の後、全国の役所に配布されたそうです。
しかし今、テレビで「開戦の詔勅」が放送されることは、まずありません。

日本、私たちの父祖は、いったい何の為に、あの戦争を闘ったのか?
(以下のサイトを引用させて頂きます)

昭和天皇の「開戦の詔勅」には、これが綴られています。
 開戦の詔勅:
そして「終戦の詔勅」では陛下自らが玉音放送の形で、国民に敗戦を伝えられました。
 終戦の詔勅:

戦後、米国に負けたが故に、日本はいろんな事に甘んじました。

悪い日本が戦争を仕掛け、そして良い米国が受けて立ち日本をうち負かした。

勝った米国は、日本との2国間の関係を永遠に(固定化)するために、いろいろ策略を仕掛けました。(ソ連、中国の共産勢力の脅威が迫った為に、その策略は少し変わりましたが)

開戦と終戦の詔勅を読めば、悪い日本が(侵略のために)米国に戦争を仕掛けたのか、どうか? 

戦勝国と敗戦国、この2国間関係を固定化するために、(米国に仕掛けられた策略や一部の日本人の活動によって)普通に「そうだ」と私たちが思い込まされている(思い込んでいる)話は本当なのか?

米国と戦争を闘っている間、日本人は「太平洋戦争」とは表現していません。
「大東亜戦争」と表現していました。 なぜ、大東亜戦争なのか? 

開戦の詔勅は、
『すみやかに禍根をとり除き、東アジア(東亜)に永遠の平和を確立し、それによって帝国(日本)の光栄の保全を期すものである。』と結ばれています。

そして終戦の詔勅では、
『先に米英二国に対して宣戦した理由も、本来日本の自立と東アジア諸国の安定とを望み願う思いから出たものであり、他国の主権を排除して領土を侵すようなことは、もとから私の望むところではない。』と話されています。

あれ? おかしいな・・・今まで「そうだ」と思っていたことと違う。
与えられた情報でなく、自分で考えることが大事なのでは・・・? と素朴な疑問が湧きませんか。