和製ズミクロンことXR RIKENON 50mm F2についてカメラ毎日別冊「カメラ・レンズ白書」で調べたのをきっかけに、改めて「カメラ・レンズ白書」の全5冊('71年版、'74年版、'79年版、'80年版1&2)を読み返して各社の標準レンズの評価を見比べてみました。
当時はカメラ本体と標準レンズがセット販売されるのが一般的で、標準レンズは撒き餌の役割を担い、各社ともそこから交換レンズの販売に繋げていく戦略を取っていたので、標準レンズをみればそのメーカーの光学技術のレベルが見えてきます。
そこで感じたことは、必ずしも有名メーカーのレンズが優秀な訳ではないということです。
上述のXR RIKENON 50mm F2にしても、メーカーのリコーは決してカメラ市場の勝ち組ではありませんでしたが、意外に優れたレンズを(しかも安価に)ラインナップしていたのです。
もしかすると第2のXR RIKENON 50mm F2が見付かるのではと「カメラ・レンズ白書」をジックリと見返したところ、ありました! それも自分が持っているレンズです。
YASHINON-DS 50mm F1.7というレンズですが、1974年版「カメラ・レンズ白書」の評価は以下の通りです。
絞り開放から良像面積が100%で、AV3(F2.8)以降の平均画質が全て9.0を超えています。これに比肩する評価を得ているレンズは数本しかなく、文句なしのトップクラスの標準レンズです。
このレンズについてネットで調べると、やはり製造元はXR RIKENON 50mm F2と同じ富岡光学でした。富岡光学、恐るべし!
このレンズの他に、Petri C.C Auto 55㎜ F1.4というレンズも高評価でしたが、それは次回以降に改めて。


