銀塩フィルムカメラ | 昭和のオートバイとレンズを愛でる

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10年以上も防湿庫の肥やしになっていたフィルムカメラに電池(SR44 )を入れて動作チェックをしてみました。OM-1、OM-2N、OM-2S/P、OM-4、OM-4Tiの5台です。
機械式のOM-1は電池が無くてもシャッターを切れますが、それ以外のカメラは電池を入れないとシャッターを切ることもできません。
OM-1も露出計を動かすには電池が必要ですが、とっくに製造中止になった水銀電池仕様のため、水銀電池と同サイズのアダプターを使ってSR44を入れました。
10数年振りに動かしてみた結果は、すべてのカメラがシャッター、露出ともに正常に作動しました。特に、受光素子にCdSを使っている50年前のOM-1の露出計が正確に動いたのには驚きました。
防湿庫の中でひたすら使ってもらう日を待っていたカメラ達には気の毒ですが、銀塩フィルムが高騰していて、その上に現像処理、引伸し(またはスキャン)の手間が掛かるフィルムカメラを使う機会はこれからもないと思います。
ただ、この時代の一眼レフカメラは如何にも精密機械然としていて、モノとしての魅力に溢れているので、使わないからと言って手放す気にもなれません。
たまに防湿庫から取り出して空シャッターを切って昔の感触を懐かしむのが現実的な愉しみ方かも知れません。