全国大会青学vs立海大楽ライビュ | ぷらねっと!

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2014.9/28を持ちまして「ミュージカルテニスの王子様」2nd seasonの本公演が全て終了いたしましたね。
千秋楽後の感想更新が遅いのは毎度のこととなりましたが、私の中でその作品に対する気持ちの整理をつけるためです。




私は名取のライブビューイング会場にて観劇いたしました。
始まる前からボロボロと泣くことなど明白だったのですが、前アナで幸村くんが声をかけた瞬間に終わりを意識してしまい、すでに涙がこぼれました。




私が最後に観た全国立海公演は仙台公演の千秋楽で終了しています。凱旋に入ってからのキャストのみなさんの成長のすごさの程は噂で耳にしてはいたのですが、今回の大千秋楽ではキャストのみなさん全員が仙台公演から何十、何百倍もの進化を遂げていらっしゃいました。







その中でも特に私の中で成長しているな、と感じたのは原嶋元久さんです。
切原赤也という難しい役どころでしたが、完璧に赤也を演じ切っておいででした。悪魔化したあとの歌の最中であっても、悪魔としてそこに彼は立っていました。
喉が潰れるのではないかとこちらが心配してしまうほどに声を張り上げ、笑い、叫んでいました。原嶋さんのストイックさは見習いたいところでもあります。







1幕の試合で大号泣し、休憩を挟んだ2幕では少し心配のポイントであった久保田秀敏さんのイリュージョンが。
仙台公演では少し声が安定していなかったように感じたので、今回はドキドキとしながら観ていました。が、その心配も杞憂に終わり、完璧なイリュージョンを私たちに魅せてくださいました。




そしていよいよ3幕。
私が原作のテニスの王子様で1番好きな試合が始まります。



幸村くんがコートに立った瞬間、私はいろいろこみ上げてくるものがあり、それだけのことで号泣をしてしまいました。

幸村精市という1人の人間は、中学生であるにも関わらずに様々なものを背負っている。それは期待であり、絶対に負けられないというプレッシャーであり、三連覇という目標であり、部長としての誇りや意地でもあり。それは決して私には計り知れないもの。
病気をして、まだ若いのにも関わらず死というものをとても身近に意識しただろうし、大好きなテニスを続けられないかもしれないという悲惨な現実にもぶつかった。しかし幸村くんは諦めなかった。現実から逃げなかった。王者立海の部長として、再びコートに戻ってきた。

テニスを楽しむ余裕なんて、彼にはないですよね。
楽しみたいはずなのに、それを他の外的要因がさせてくれない。でも幸村くんは試合に臨む。勝つために。三連覇のために。支えてくれた仲間のために。




これが私の中での幸村精市という1人の人間の姿です。
神永圭佑さんはまさにこの幸村くんを体現していたと思います。




リョーマとの試合後の幸村くんの涙。
ああ、これでようやく楽になれる。テニスを心から楽しめる。
真田を見つめる幸村くんは、仲間たちに申し訳ないと思いつつも、心の奥底ではこんなことを考えていたのではないかと思います。




それがあの涙にすべてつまっていた。
もちろんあの場で泣いていたのは幸村くんだけではなかったし、それはキャラとしての涙なのかそれともキャストとしての涙なのかは定かではありませんが、あの瞬間は幸村精市としても、神永圭佑としてもリンクしたのではないでしょうか。



身勝手な解釈だと思われても構いません。私の中であのシーンは幸村くんが降りてきていたと感じています。
それは幸村くんだけに言えることではなく、全キャストのみなさんそうでありました。










そして2nd seasonの公演がすべて終わりに。
実感などは全くわかず、12月からは何公演がはじまるんだろう、という気持ちで帰宅しました。日付が変わって次の日になっても次の公演のチケット発売はいつだっただろう、などと考えている始末で、全く持って終わりという言葉が現実味を帯びていませんでした。




しかし。
29日の夜に更新された神永圭佑さんのブログを拝見し、そこで始めて「ああ、終わったんだな。」と実感することができました。



神永圭佑さん。
幸村くんとして、立海の部長として、リョーマの最後の対戦相手として、たくさん背負ってくれてありがとうございました。



幸村くんの涙のシーン。
あそこで神永くんの肩の重荷も降ろせたのではないかと思います。

幸村くんはたくさんの仲間に囲まれて、もちろん誰も幸村くんを責めることなどせずに。自分たちの部長がした試合はとても素晴らしいものであったと全部員が知っている。負けたけれどそこには悔いはない。むしろ幸村くんがテニスを楽しむ心を思い出してくれてよかった。
今では青学優勝の裏側ではこんなことがあったのではないかと考える日々です。








テニミュが私に与えてくれた影響は計り知れません。
この作品に、キャストのみなさんに、出会えてよかった。


テニミュからはたくさんの友達や仲間ももらいました。彼女たちも私と同じようにただただテニミュという作品を愛しています。ここで1度テニミュの本公演は区切られてしまいますが、これからも応援していくことに変わりはありません。



たくさん話したいことがありますが、これ以上書くとまとまりがなくなり、とてつもない長文になりそうな予感がするので、この記事もここで区切ります。




本公演が終わったからと言ってもまだ最後ではありませんね。
11月にはドリライが待っています。


また神永くんのブログの話に戻るのですが、ドリライでは楽しく幸村を演じたいといったような内容を書いていらっしゃいました。
やはりこれは幸村くんを体現しているように思います。原作では描かれていない、全国大会後の幸村くん、立海のみんなの姿。どのように成長していくのか、その姿を示してくれるのがキャストのみなさんのような気がします。




まだこれ以上感傷的な気持ちに浸るのは控えます。


全国大会青学vs立海公演
大千秋楽おめでとうございました。
全69公演という長期スパン、誰1人かけることなく走り抜けてくださり、今はただ感謝の気持ちしかございません。
みなさんの努力、苦悩、喜び。しっかりと板の上のみなさんから感じ取りました。
そして立海のメンバーのみなさん。関東立海公演から全国大会立海公演までの長い間お疲れ様でした。大千秋楽での神永くんのお言葉通り、この8人でなければ2nd立海は作れなかった。みなさんが立海の一員でよかったです。

そして11月に行われるドリライではまたキャラクターたちの新たな一面を垣間見れることを楽しみにしております。








テニスって…楽しいじゃん?
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