高校生は定期試験の季節を終え、試験結果が続々と返ってきております。
テスト結果に一喜一憂する生徒たち。
でも、本当に大事なのはテストが帰ってきてからなんです。
保護者さんはテスト結果からお子さんの努力を推し量るしかないので、
どうしてもテスト結果に対して評価を下しがちですが、
テスト=試験とは、「己の技量を試すもの」ですから、
試した後自分をいかに高めていくかが重要なんです。

ただ、生徒によって試験の受け止め方は千差万別。
受け止め方によってはこちらの出方もだいぶ変わります。
非常にパターンの異なる2人の例がこの定期試験で出てきたので
こちらに書いてみたいと思います。

昨日うかがったのは、数学で19点を取った生徒でした。
19点と聞くと、いかにもがっかりしそうな点数ですが、
お子さんはとても満足そう。
その理由は、「勉強した部分がしっかりできたから」でした。
その子の場合、試験範囲すべてを勉強しても
点数が上がらないことが明白だったので、
出来る部分に集中して教えたことが功を奏したようです。
点数よりも、このポジティブな感覚のほうが重要です。
成功体験を積み重ねていくことが後々の大きな成功体験の足がかりになります。
推薦を考えるなら最良の策ではないかもしれませんが、
その子の後々の長い人生を考えれば、目の前の点数を拾うより
成功体験を持ってもらうほうが何倍も良いものです。

で、ここでテストの後にどうするかを考えるわけです。
よく、点数が悪いと反省しなさい、点数が良かったら安心だねっていう人がいますが、
それは間違いだと思います。
点数が悪いと感じているようなネガティブな状態で出た反省には
”悔しい”という感情が無い限り、
つまり向上心が出てきていない限り、良いものは少ないものです。
そんなときに出た反省は正論ばかりで、その子が出来ない、
もしくはやりたくない反省ばかりです。
そんな反省をしても、次回にやるわけがありません。
そんな状態で次回の試験を受けても、点数が上がるわけは無く、
また意味の無い反省をして‥という悪循環を繰り返している人が沢山いるように感じます。

大事なのは、その子の感情。方法論ではないんです。

(続く)