やる気がある日が「良い日」とされがちな現実
メンタルに不調を抱えていると、どうしても動けない日が出てきます。
一般的には毎日規則正しく働くことが「正」とされています。
しかし、メンタルが不調な人にとってはその一般的な価値観が重くのしかかって
しまいます。
さらに言えば、「動けない」=怠け・甘え・失敗と世間からは認識されがちです。
以前と比べメンタルヘルスに対して理解が進んできた現在でも、少なからず
そういった「誤解」があることは厳然たる事実です。
これらのことは、私のようなメンタルに不調を抱えた人間にはとても生き辛く感じてしまう1つの大きな要因です。
この気持ちを解決するには、自分自身で腹落ちして納得して行動に移せるかが
鍵になると思います。
では、果たして「動けない日がある」ということはデメリットばかりなのでしょうか?
私の考えはNoです。
動けない日、動ける日両方ともメリット・デメリットがあると考えています。
やる気がある日にも、実は落とし穴がある
具体的に見ていきましょう。
動ける日のメリットは活発に仕事ができ、それに応じて相応の成果が出ることです。
逆にデメリットとしては、オーバーワークし過ぎて長期的に見てガス欠を起こす可能性
が挙げられます。
一方動けない日は、メリットとしては動けない分深い思索に耽ることができるという
ことが挙げられます。
実際には自分は動けないときは、この先の人生というロングタームよりも
今月・今日をどう生きていくかというショートタームでの思索をしていました。
具体的に話します。
「今日は体調が良くない。しかし、このように考えることはできる。このことだけでも
誇っていい」
「今日まで十分やってきた。今日こうして生きて、また明日生きていく。それだけで当面いいじゃないか」
「今月は○○を仕上げようという目標があるな。でも、今の状態だと今月中には厳しいかもしれない。来月の□□と併せて
2ケ月単位で取り組もう」
こうしたことを、動けない日は繰り返し考えていました。
そうすることで、毎日の積み重ねの結果が人生だと悟ることができました。
一方でデメリットとしては目に見える進捗は無い、成果が出ないということが
挙げられます。
動けない日は「自分を見つめ直す時間」になる
動けない日は休養と思索の時間と割り切ることも重要ではないでしょうか?
動けない日に無理に仕事をしようとすると、翌日以降に甚大な影響があります。
その日で回復できたかもしれないのに、無理して少し働いただけで2~3日余計に
リカバリーに費やしてしまうということも普通にあります。
罪悪感に囚われてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、その囚われこそがメンタル不調の1つの主要因かもしれません。
「自分はダメだ」「世間から見たら今の動けない自分なんて」「少しでも前に進まないと」
全部私が経験してきた気持ちです。
よく考えれば、これこそ先ほど申し上げた「世間の誤解」に自分自身も囚われてしまっている状態だと思います。
このことを払拭するのに私もかなり時間がかかりました。
逆に言えば、普段バリバリ仕事が出来ているときはこのようなことは頭によぎりません。
本当に辛くて動けないときに頭をもたげてくるものです。
そんな時は、一歩立ち止まって冷静に考えましょう。
「自分で自分を偏見の目で見てどうする。自分を一番理解して味方でいられるのは自分自身なんだ」と考えると気持ちがスッと楽になります。
「動けない自分」をまずは肯定し、明日に備えてしっかり休養する。
これが長い目で見て一番の近道かもしれません。
昔話のウサギとカメを例にとると、無茶なペースで飛ばすよりも着実に歩んだ方が
確実・近道であるといえると思います。
例えば、自分がなぜガス欠になったのか?今後に活かせる点はないのか?
このようなことを少しでも考えることで、次のステップで段違いに飛躍できると
思います。
動けない日をどう扱うかで、長く続けられるかが決まる
動けない日は何もできない日ではありません。
もし、動けない日があっても落ち込む必要はないと思います。
自分の心に耳を傾けて次の一歩に備えることができるからです。
むしろ後退しているのではなく、自分を知るための良いチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか。