ウェクスラー式知能検査の指標
③処理速度指標(PSI)
視覚で得た情報を処理する速さに
関する指標。
マイペースで切り替えが苦手な場合は、
この指標得点が低くなる傾向。
決められた物事をどれくらい早く
処理できるかを測定する検査。
ルーティンワークや事務的な作業を
スムーズにこなせる人は、この
指標得点が高いと言える。
・処理速度(PSI)が低い場合
目で見た情報を素早く処理したり、
それに基づいて作業を時間内に
終わらせたりすることが苦手。
作業時間を調整する、作業を区切り
こまめに休憩を取るなど、集中力を
コントロールできる環境を整えると良い。
VCIとPRIの得点間に差異がある場合、
「強み」で「弱み」を補うことが可能。
「言語情報の処理は苦手だが、
視覚情報の処理は得意」といった場合、
言葉での指示ではなく、イラストを
用いて指示するなどの工夫が効果的。
~生活面での支障~
・書いたり、音読するのが遅い
・文字を書き写すことが苦手
・書く時の姿勢や筆記具の使い方が
ぎこちない
・形の似ている漢字を読み間違える
・計算が遅い
・+-×÷などの演算記号の理解が難しい
・必要な物がすぐに見つけられない
・授業の準備が間に合わない
・書き取りが遅い
・時間内に課題が終わらない
・ペースがゆっくりで、同学年の遊びの
集団についていけない
・課題のための時間を十分に取る
・文字を読みやすい大きさにする
・補助グリップ等を活用し、筆記具を
使いやすいようにする
・書き取る量を減らす
・書き取りをする際には手本をできるだけ
近くに置く
・持ち物や準備物のチェックリストを作る
・用途ごとに色分けした目印を持ち物に
つけておく
・優先順位を考え、課題を厳選する
・他学年との交流活動を取り入れる
問題:処理速度(PSI)が低い場合、言語理解
(VCI)や知覚推理(PRI)の優位性を
どう活用する?
答え:VCI優位の場合は、分かりやすい
言葉で明確に伝える。
PRI優位の場合は、イラストなどの
視覚資料を用いて指示する。