ウェクスラー式知能検査の指標


処理速度指標(PSI)

 

視覚で得た情報を処理する速さに

関する指標

マイペースで切り替えが苦手な場合は、

この指標得点が低くなる傾向

決められた物事をどれくらい早く

処理できるかを測定する検査。


ルーティンワークや事務的な作業を

スムーズにこなせる人は、この

指標得点が高いと言える。




・処理速度(PSI)が低い場合

目で見た情報を素早く処理したり、

それに基づいて作業を時間内に

終わらせたりすることが苦手

作業時間を調整する、作業を区切り

こまめに休憩を取るなど、集中力を

コントロールできる環境を整えると良い。

VCIとPRIの得点間に差異がある場合、

「強み」で「弱み」を補うことが可能。

「言語情報の処理は苦手だが、

視覚情報の処理は得意」といった場合、

言葉での指示ではなく、イラストを

用いて指示するなどの工夫が効果的




~生活面での支障~

・書いたり、音読するのが遅い

・文字を書き写すことが苦手

・書く時の姿勢や筆記具の使い方が

    ぎこちない

・形の似ている漢字を読み間違える

・計算が遅い

・+-×÷などの演算記号の理解が難しい

・必要な物がすぐに見つけられない

・授業の準備が間に合わない

・書き取りが遅い

・時間内に課題が終わらない

・ペースがゆっくりで、同学年の遊びの

    集団についていけない



~支援方法~

・課題のための時間を十分に取る

・文字を読みやすい大きさにする

・補助グリップ等を活用し、筆記具を

使いやすいようにする

・書き取る量を減らす

・書き取りをする際には手本をできるだけ

近くに置く

・持ち物や準備物のチェックリストを作る

・用途ごとに色分けした目印を持ち物に

つけておく

・優先順位を考え、課題を厳選する

・他学年との交流活動を取り入れる



問題:処理速度(PSI)が低い場合、言語理解

            (VCI)や知覚推理(PRI)の優位性を

            どう活用する?










答え:VCI優位の場合は、分かりやすい

言葉で明確に伝える。

PRI優位の場合は、イラストなどの

視覚資料を用いて指示する。