ウェクスラー式知能検査の指標
④ワーキングメモリ指標(WM.I)
情報を一時的に記憶しながら
処理する能力に関する指標。
ワーキングメモリーは読み書きや
計算などの学習能力や集中力に
大きく関わる脳の機能であるとされる。
複数の情報を同時に処理したり、
順序立てて処理したりする能力を
測定することで算出。
手順の処理が必要となる
料理のような作業が得意な人や、
学校の先生の指示を理解する力や
板書をする力が高い場合、
ワーキングメモリー指標が高い。
・処理速度(PSI)が低い場合
特定の物事に集中することが
難しかったり、耳から聞いた
会話や指示を一時的に
記憶しながら処理したりすることに
困難が生じる場合がある。
読み書き・計算などの能力にも
関わりがあると言われており、
学校での勉強に困難が生じる。
「話すときは簡潔にまとめる」
「口頭だけでなく資料やメモを
使いながら話す」
「話し手に注意を向けてから話す」
といった工夫が必要。
~生活面での支障~
・聞き間違いが多い
・聞いたことをすぐに忘れる
・少しの雑音でも注意が逸れる
・「っ」や「ゃ、ゅ、ょ」といった
特殊音を書き間違える
・平仮名や片仮名で書けない文字がある
・簡単な暗算ができない
・九九の暗証が苦手
・友達の名前が覚えられない
・約束を忘れてしまう
・話を最後まで集中して聞くことが
難しい
・話し手に注意を向けさせてから話す
・簡単に、簡潔に伝える
・理解できていない様子が見られたら
何度か指示を繰り返す
・全体への指示が理解できていない場合
個別に指示をする
・絵や図、文字や立体物を組み合わせて
説明する
・物事に意味付けして覚えやすくする
・過程を細かく紙に書きながら計算する
・こまめにメモを取るようにする
・挨拶や定番の言い回しなど、
ロールプレイで練習する
問題:ワーキングメモリの算出法は?
答え:複数の情報を同時に
処理したり、順序立てて処理したり
する能力を測定する。