ちっさっっっ!(恥) | 働くクンメーの事件簿 in バンコク

働くクンメーの事件簿 in バンコク

バンコクで働くクンメー(お母さん)
住み込みのナニーとの日常をつづります。

 昨日、タイは灯籠流しのお祭り「ロイクラトン」だった。

ろうそくと線香が載せられた灯籠にコインを入れて川に流すイベントだ。

 

 私の家で働くナニーはこうしたタイ文化のお祭りが大好きなため、タイに来てからは毎年、一緒に灯籠流しにいっている。

 

 私の娘は、ナニーからそのイベント魂をしっかりと教育されていると思う。今年もこの日用の伝統的な衣装をめかし込んで向かった。

 衣装を着ていないのは私だけ。2人は「何、洋服なんか着てんだ!」みたいな、興ざめの顔をしていた。

 

 そんなイベントで、私は自分自身に興ざめすることになった。

 もちろん洋服のことではなく、イベントでつかうマッチのことだ。

 

 灯籠は、ろうそくと線香に火をつけて流すので、大きめのマッチ箱を持っていったのだが、今回はかなり多くの人に「1本ください」と頼まれた。

 

 ナニーは「いいですよー!」と笑顔で箱を渡していたのだが、私たちが3個目の灯籠を流そうとしている時、ある人に貸したら、その人が、別の人に「貸して」と言われ、そのままその人に渡してしまった。

 無料のマッチだと思われたのか、その後、マッチ箱が次の人、次の人とどんどん手渡されてしまい、最後は「誰のだかわけわかんない!」みたいな感じに投げ捨てられそうになったのだった。

 

 その瞬間、私はぷっつんしてしまった。

自分の灯籠流しを先送りにして、待っているのに!

(っていってもたいした時間でもなかろうに!)と、

 

「それ、私のなんですけどっっっっ!!」

 

と、マッチ箱を投げ捨てようとしている人にめっちゃ感じ悪く言ってしまったのだ。

 

 ひゃー!恥ずかしい!!

 こんなピースフルなイベントで何でそんなにキレてしまったんだろう……。

穏やかなナニーは「え?どうしてそんなに怒っている?」という顔をしていた。

その顔を思い出すと、自分の小ささが浮き彫りになるように思う。

 

 マッチを人に貸して損なんてしないだろうに。小さすぎる。

そもそも損か得かで考えることが浅ましいとおもってしまう。

 

 ああ、またしても思い出し赤面どひゃー!の思い出を作ってしまった。私は今後この時期になるとこのマッチ事件を思い出すことになるのだろうか……。