昨日娘と映画を観た際に
「おかーさんに観てほしい映画がある」
「ワタシ、絶対あんな人と付き合いたくないし、ホント、結婚したくない!」
そう言い放った人とは。。。
太宰治~!!!
え?おかーさんも名前くらいしか知らないよ
「走れメロス」は道徳の教科書にあったね
どれどれ・・・
あぁ、なんかこんな生き方が格好いいとか、憧れられるとか、そんな時代ってあったね
それにしても作家ってこんなにチヤホヤされて大騒ぎしてたの?
今みたいに情報が溢れてて、すぐ手に入る時代とは違うから
小説ってとんでもなく甘美な娯楽だったのかもしれないね
しかも、実体験や、身近な女性がテーマとして描かれているのなら
「ねーねー、おかーさん、どうおもう?」
「んー、居たね、こんな男やこんな女」
「いまでもたまに居るよ」
「そっか、でもさ、めっちゃ惚れさせて思い切り捨ててやりたい!」
「あーーー!!ワタシもおもうーー!!」
なんて、母娘の会話は盛り上がるのですが・・・
いざ、目の前に彼が現れたら
惚れさせる程の魅力が自分にあるだろうか?
結局は彼の才能に骨抜きにされる自分が居るのではなかろうか?
みたいな気持ちも無きにしもあらずだったりするのです(笑)
愛人のひとり太田静子さん
「愛なら良くて恋はダメなの?」
「私は不良が好きだから」
いんや、アッパレです
彼の生きざまが良いか、悪いか、答えは出せませんです
少なくともこういう映画のモデルとしてはうってつけなキャラクターだし
現代だったら週刊誌にすっぱ抜かれて世間の話題
さ、こんな男の生きるこんな時代 どう取ろうか
でも、この映画を観て、彼の文献に今一度目を通してみたくなった人はワタシだけでは無い筈です