海外では、日本の子供はとってもキュート | Olive Twigs

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日本にいても、世界のどこにいても、自分を生きる

 


日本には、大人や先生に言われた通りに行動できる子供が、断然多いと思います。きちんとしつけられていて、ある程度礼儀正しく振る舞える子供ばかりだと思います。

例えば海外で色々なアジアの国から来た子供たちや若者の振る舞いを見ていると、どの子が中国人で、どの子が韓国人で、どの子が日本人で、というのがわかるのですが、この子は絶対日本人の子だという決め手となるのが、きちんとしつけられている感、礼儀正しく、所作が丁寧な感じです。手をかけられて、気持ちを注がれて育った感、控えめで、どこかおっとりしているような優しい雰囲気で、自分をぐいぐいと主張するような感じはほとんど感じません。

もちろん大人や先生や指導者の言うことをその通りにできると言っても、その程度はいろいろあるでしょう。大抵の親御さんにとっては、いやいや、うちの子供はちっとも親の言った通りにはしないよ、と思われるかもしれません。でもおしなべて、家の中ではどうであっても、一歩外に出ると、意外と思う以上に周りの大人の期待に応えられしまう、応えている、ということが多いのではないかと感じます。

実際日本の子供たちというのは、公共の場でかなりお行儀が良いです。

例えば、日本でたまに保育園や幼稚園の子供達が散歩で園の外を皆で歩いているのを見かけたりしますが、ちゃんとお互いに手をつないで、先生に着いて、まっすぐに歩いています。
中学生や高校生ぐらいでも、それなりに周りの人に気遣って、間をわきまえて振舞っています。電車やバスなどの中でもきちんと立ったり座ったりしていますし、大きな荷物を持っている時も、周りの人にぶつからないように、邪魔にならないようにそれなりに気を遣っているのがわかります。
もちろん日本の社会の期待がそもそも高く設定されているので、それでもまだまだだと思う年上の方はたくさんいらっしゃるでしょうけれど。(その気持ちも十分理にかなったことだと私も思いますが、それはまた別の機会に。)

もちろんカナダでもきちんとした子供はいますけれど、基本的に多くの場合は周りのことは眼中にはあまり入っておらず、気にもしておらず、どこにいても自分がしたいことをしたいようにするのが普通です。良くも悪くも、素のままでいる感じというのでしょうか。

それが自由な雰囲気でもあり、自分の意思で動いているという強さにも映りますが、日本人にとってはそれは少しラフな感じでもあり、だらけたようにも感じられる場合が多いかもしれません。

もちろん、カナダでも、子供達のそのような自由気ままさ、好きなようにやりたいことをやるような姿は、親や大人たちは閉口することも多いのです。その辺は、やっぱりどこの国でも同じようなチャレンジがあるのですね。

なので、日本人の子供は、カナダでは大人から見て大抵とっても良い子で、かわいらしく思われます。身振り素振りがとても慎ましやかで優しく、おっとりしていて、かわいいのです。実際小学校高学年くらいの男の子ですら”He is cute!”と、文字通り、小さいよちよち歩きの子供に言うかのように、「かわいい!」言われてしまうこともあります。もちろんすべての日本人の子がそうだというわけでもありませんが、そういうなんとも言えない、無垢でかわいらしい印象を与えます。言うことをちゃんと聞ける度合いの高さ、素直な感じがとても受けるのだと思います。

日本人の子供の育て方というのは、世界の中から見てもとっても特別なんだと思います。とても大切に手をかけられているし、実際かなり細かいところまできちんとしつけが行き届いています。子供が愛されていること、目をかけられていることをわかっている感じが断然します。それは子供の出しているオーラがそう言っているのです。カナダにいてそういう日本人の子供をたまに見ると、もちろん親御さんからすれば色々言いたいことはあるでしょうけれど、その子供の姿を見るだけで、何か誇りに思えてしまいます。

 

海外で実際日本の子供がどう映るのか、少しシェアしてみました。

 

こういう日本の文化や社会の環境からできあがる日本人の性格のことを、次からも少し色々と掘り下げて考えてみたいなと思っています。

続きます。