結婚がもたらす益についての無知と、結婚に対する価値観の希薄化がもたらす危険性とは。聖書的な家庭を守り、次の世代に結婚の価値を伝えることの大切さを、日本オリベットアッセンブリーが「信仰と家庭コラム」を通して考えます。

 

主の平安をお祈りいたします。日本オリベットアッセンブリーです。🕊️

今日の社会では、結婚や家庭の価値が次第に薄れ、聖書が示す家庭のあり方も大きく揺らいでいます。しかし、聖書が教えているように、神がお定めになった「結婚」は、夫婦の幸福だけでなく、子どもたちの健やかな成長や、さらには社会の安定を支える聖なる土台です。

 

今回の「信仰と家庭コラム」では、アメリカの家族に関する調査データをもとに、結婚が個人や子どもたちの人生、さらには地域社会にもたらす肯定的な影響と、その価値が忘れられつつある現代社会の危険性について論じた、ヘリテージ財団の研究員レイチェル・シェフィールド(Rachel Sheffield)氏の貴重なコラムを、日本オリベットアッセンブリーが翻訳・編集してお届けします。

 

「ですから、神が結び合わせたものを、人が引き離してはなりません」(マタイの福音書19章6節)。

 

結婚の価値が社会の中で語られなくなりつつある今、私たちクリスチャンと教会には、聖書が教える結婚の尊さを改めて受け止め、それを次の世代へ伝えていく使命があります。このコラムを通して、私たちがどのような結婚観を持ち、どのように家庭の祝福を次世代へ受け継いでいくべきなのかを深く思い巡らし、祈る時となれば幸いです。

 

日本オリベットアッセンブリーと、すべての聖徒のご家庭の上に、神がお定めになった結婚の祝福と恵みが豊かにありますよう、心を合わせてお祈りいたします。

 

【翻訳記事】結婚がもたらす益について広がる無知――そして、それがなぜ危険なのか

 

毎年実施されている「American Family Survey(アメリカ家族調査)」によると、アメリカ人のかなりの割合が、結婚がより安定した家庭を築き、子どもたちのより良い幸福と成長につながるという事実を知らないか、あるいは明確に認めていません。こうした結婚の益が、これまで繰り返し実証されてきたにもかかわらずです。このような認識の背景には、今日、アメリカの子どものほぼ半数が、幼少期の少なくとも一時期を、実の両親がそろった家庭ではない環境で過ごしているという現実も、部分的に影響しているのかもしれません。

 

全体として見れば、アメリカの成人の大多数は結婚を肯定的に捉えており、結婚が個人と社会の双方に益をもたらすことに同意しています。しかしその一方で、かなりの割合の回答者が、結婚の価値について明確な認識を持っていないようです。

 

たとえば、「結婚する人が増えれば社会はより良くなる」という考えに同意しなかった人は54%に上りました。その内訳は、19%が反対し、35%が「わからない」と回答しています。

 

また、家庭の安定性について尋ねたところ、48%が「より強い家庭を築くためには結婚が必要である」という考えに同意せず、46%が「結婚によって家庭と子どもは経済的により良い状態になる」という考えに同意しませんでした。

 

第9回となるこの年次調査は、ブリガム・ヤング大学、ウィートリー研究所、YouGov、Deseret Newsによって実施され、12月に公表されました。

 

ほとんどの項目では、回答者のおよそ半数が、結婚の益について示されたそれぞれの見解に、少なくともある程度は同意していました。しかし、多くの質問において、調査参加者のほぼ半数は、結婚がもたらす益について自分がどのように考えるべきか、明確な確信を持てずにいました。

 

研究によって、結婚が成人と子どもの双方に数多くの肯定的な結果をもたらすことは、すでに十分に明らかにされています。結婚は、人間の幸福と最も強く関連する要因の一つであり、より安定した経済状況や良好な健康状態とも結びついています。

 

結婚は、子どもが健やかに成長し、将来、充実した人生を送る大人へと育っていくための、最も望ましい環境を提供します。結婚している実の両親のもとで育った子どもは、貧困に陥る可能性がはるかに低く、虐待を受けるリスクも大幅に低くなります。また、高校を卒業し、大学へ進学し、社会的上昇を経験する可能性も高くなります。地域社会における既婚の親の割合は、子どもが社会的上昇を遂げる可能性を予測する、最も重要な要因の一つとされています。

 

また、結婚は同棲関係と比べても、はるかに安定しています。結婚している両親のもとに生まれた子どもは、同棲しているだけの両親のもとに生まれた子どもと比べ、両親の別離を経験する可能性が大幅に低いことがわかっています。

 

家庭の不安定さは、特に大学教育を受けていないアメリカ人の間で多く見られます。一般的に、より高い教育を受け、自らも安定した家庭で育ったアメリカ人は、自分の子どもたちにも、「結婚してから子どもを持つ」といった伝統的な結婚の規範を受け継がせる傾向があります。

 

しかし、ほかの多くの地域社会では、結婚をめぐる規範が次第に弱まっています。性的関係について「他人を裁くべきではない」という意識がアメリカ人の間で強まったこともあり、結婚がもたらす益について語ることそのものが、広く避けられるようになってきました。

 

私たちの文化には、結婚の重要性を伝えるメッセージが、もっと必要です。教会や学校、メディアなどの民間組織の指導者たち、そして政策立案者たちは、なぜ結婚が重要なのかを人々が理解できるよう助けるとともに、健全な結婚関係を築くために必要な知識や技能を身につけられるよう支援すべきです。

 

すでに一部の民間組織や政策立案者たちは、さまざまな創意工夫を凝らし、地域社会における結婚を築き、強めるための取り組みを進めています。たとえばユタ州では、主として人間関係についての教育を通して、より健全な結婚を促進する州全体の取り組みが25周年を迎えました。

 

また、いくつかの州では「婚前教育促進政策」を導入し、婚約中のカップルが婚前教育を受けた場合、結婚許可証の手数料を割引または免除することで、受講を奨励しています。「Communio」と呼ばれるプログラムでは、教会が会衆や地域の人々を対象に、結婚や人間関係について学ぶ教育コースを設置・運営できるよう支援しています。

 

アメリカに結婚を尊ぶ文化を再び築いていくためには、このような取り組みをさらに広げていく必要があります。

 

この記事は、もともと『The Daily Signal』に掲載されたものです。

 

レイチェル・シェフィールド氏は、ヘリテージ財団の健康・福祉政策センターで、福祉・家族政策を専門とする研究員を務めています。


🔗 英語原文はこちら: 
https://faithnfamily.org/the-growing-ignorance-of-the-benefits-of-marriage-and-why-its-dangerous/