オリベットアッセンブリーの神学的土台となるオリベット大学(Olivet University)をご紹介します。大宣教命令の成就を使命として設立されたキリスト教大学、オリベット大学(OU)。これまで世界中で福音宣教に携わる働き人を養成してきた歴史とビジョン、そして日本オリベットアッセンブリーとのつながりをご紹介します。
オリベット大学とはどのような大学なのでしょうか。
オリベットアッセンブリーの牧会者たちは、どこで神学を学び、訓練を受けてきたのでしょうか。その中心となっているのが、アメリカ・カリフォルニア州にあるオリベット大学(Olivet University、OU)です。
オリベット大学は、福音宣教への情熱と確かな学問的基盤を大切にするキリスト教大学です。約25年にわたり、世界各地で奉仕する牧会者や宣教の働き人を育成し、送り出してきました。
オリベット大学は2000年、神学者であり牧会者でもあるDr. David Jangによって、サンフランシスコで設立されました。創立当初は「Olivet Theological College & Seminary(OTCS)」という名称の神学校としてスタートし、福音を必要としている地域や人々に仕える働き人の育成に尽力してきました。
2004年には「オリベット大学(Olivet University)」として発展的に再編され、現在ではカリフォルニア州アンザ(Anza)に924エーカー(約374万平方メートル)の広大なキャンパスを有する総合キリスト教大学となっています。
福音宣教のための教育 ―― OUのミッションとビジョン
オリベット大学(OU)の教育理念を一言で表すなら、「Faith First(信仰第一)」です。
OUでは、すべての学びは神への信仰と聖書の真理を土台として築かれるべきだと考えています。そのため、神学を学ぶ学生だけでなく、音楽、ジャーナリズム、デザイン、IT、ビジネスなどを専攻する学生も、聖書と神学の学びを大切にしています。学生がどのような進路を選ぶとしても、信仰を人生の中心に据えて歩めるよう支えることが、OU教育の大きな特徴です。
OUのミッションは、「聖書に根ざした学者とリーダーを育成し、キリスト教宣教を通して世界に仕えること」です。そのため、教室での学びだけでなく、実際の働きの現場で経験を積む実践的な教育(Praxis Approach)を重視しています。
この教育方針は、大学創設以来一貫して受け継がれてきました。理論と実践の両方を大切にし、それらを結び付けながら学ぶことがOUの特色です。大学院課程では、週20時間以上の実務経験や奉仕活動に取り組むことが推奨されており、担当教授との定期的な面談を通して、学びと実践を結び付けながら成長していきます。
また、OUはイザヤ書11章9節の「主を知ることが、海をおおう水のように地に満ちるからである。」という御言葉をビジョンとして掲げています。このビジョンが大学の教育と働きの方向性を示しています。
さらに、ピリピ人への手紙3章14節にあるように、学生一人ひとりが目標に向かって歩み続け、生涯にわたって学び成長する姿勢を身につけられるよう励ましています。
OTCS――オリベットアッセンブリーの牧会者を育成する神学部
オリベット大学(OU)の中心的な学部の一つが、OTCS(Olivet Theological College & Seminary)です。OTCSは、ワールドオリベットアッセンブリー(WOA)の公式神学校として、オリベットアッセンブリーの牧会者や宣教の働き人を育成しています。
OTCSの使命は、聖書にしっかりと根ざし、さまざまな宣教の現場で仕えることのできる働き人を育てることです。そのため、神学的な学びと実践的な訓練の両方を重視しています。
OTCSでは、神学学士(B.A. in Theology)、牧会学修士(M.Div.)、そして博士課程(D.Min.、Ph.D. in Global Theological Studies)まで、一貫した神学教育を提供しています。特にM.Div.課程は英語に加えて中国語と韓国語でも開講されており、多様な国や地域の学生が学んでいます。また、オンラインキャンパス(eCampus)を通して、世界各地から受講することも可能です。
学士課程では、聖書の主要なテーマを体系的に学びながら、宣教や教会の働きに必要な知識と実践力をバランスよく身につけることを目指しています。
オリベット大学は、ABHE(Association for Biblical Higher Education/聖書高等教育協会)の認証を受けており、CHEA(Council for Higher Education Accreditation/米国高等教育認証協議会)にも認められた認定機関です。神学教育と実践的な働きの両面を重視する教育機関として、多くの学生が学んでいます。
オリベットアッセンブリーとOUのつながり ―― WOA
オリベット大学(OU)の卒業生たちによって設立された団体が、WOA(World Olivet Assembly/ワールドオリベットアッセンブリー)です。
WOAは、教団や教派の枠を超えて福音宣教に取り組む福音主義の国際ネットワークであり、現在、世界各国で活動しています。日本オリベットアッセンブリーもこのWOAに属しており、オリベット大学が培ってきた教育理念と宣教のビジョンを日本において受け継ぎながら、その働きを進めています。
また、OUは世界福音同盟(WEA)との協力関係を築いてきました。WEAは世界各地の福音主義教会や団体を結ぶ国際的なネットワークであり、OUとの協力を通して、キリスト教指導者の育成やリーダーシップ開発にも取り組んできました。
このように、OUとWOAを中心とするネットワークは、一つの教団の枠を超えて、世界の教会やクリスチャンとつながりながら福音宣教に取り組んでいます。
おわりに
オリベット大学は、「地の果てまで、わたしの証人となります。」(使徒の働き1章8節)という御言葉を大切にしながら、この25年近くにわたり、世界各地で仕える牧会者や宣教の働き人を育成してきました。
聖書と神学に根ざした学び、実践的な宣教経験、そして時代の変化に対応するための専門的な知識と技術。そのような教育を通して育てられた働き人たちによって、日本オリベットアッセンブリーの働きも支えられています。
私たちはこれからも福音宣教の使命に歩み続けてまいります。今後とも日本オリベットアッセンブリーの働きをお祈りとご支援をもってお支えいただければ幸いです。
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