デイヴィッド・ホックニー展 | ただ、過ぎに過ぐるもの

デイヴィッド・ホックニー展

を鑑賞してきました

 

於:東京都現代美術館

 

David Hockney 1937-  

現代アートを代表する芸術家です

自画像アクリル画 2021

現在86歳

 

"What" よりも "How" を

大切にしているホックニーは、身近な対象を

『どのように見て,

どのように絵に置き換えるか』

に、苦心して試行錯誤を重ねたようです

絵画, ドローインング, 版画, 写真など

多岐にわたる多くの作品が展示されており

興味深く鑑賞しました

 

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花瓶と花:1969 エッチング

2つの細長く黒っぽい物は

ラッパスイセンが活けられた花瓶と

壁面に映った影

どのように見てどのように絵に置き換えたか

が、独自な遠近法からも伺えました

 

クラーク夫妻とバーシー :1970 アクリル画

計算された構図のようにも見えますが

居心地良さを感じる魅力的な作品

 

影のあるダイビングボード: 1978 リトグラフ

網目の模様と色彩で表現された

水の揺らぎと光と影が心地よく

このプールでぷかぷか浮かびたくなりました

 

龍安寺の石庭を歩く:1983 写真コラージュ

作者の見た石庭は寛ぎたくなる空間

ユーモアがあっていいなあ

 

春の到来 イーストヨークシャー,

ウオルドゲート: 2011 油彩画

「この道の向こうから春は必ずやってくる」

壁一面の大きさで描かれた絵から

そんなメッセージが聞こえます

 

春の到来 ノルマンデー : 2020 iPad絵画

iPadで描かれたとは思えない質感

*写真は全て絵葉書を転写したものです

 

ホックニーの世界に

どっぷり浸れた半日でした

o l i v e