夏は夜 | ただ、過ぎに過ぐるもの

 

 

 

私の住む地域では

8月になって雨の降らない日はないほど

 

気温は低いけれど湿度が高く

体感温度も不快指数もかなり

 

こういうときこそ

清少納言『枕草子』

下記の様に形容した

夏の情景を

想像して快適に過ごしたいもの

 

 

夏は夜。月の頃はさらなり、

やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。

また、ただ一つ二つなど、

ほのかにうち光りて行くもおかし。

雨など降るもおかし。

 

 

 

画像は拝借しました

 

 

 

* 現代語に直してみると

このようになるのでしょうか

 

夏は夜がいい

月が輝く満月の頃は一層いい

月のでない闇夜でも

蛍が飛び交っていいものだ

また、蛍が1匹2匹と

仄かに光って飛んでいくのも趣がある

雨が降るのも趣がある

 

 

 

* Morris Ivan の英訳を紹介しますと

 

 In summer the nights. 

Not only when the moon shines, 

but on dark nights too, 

as the fireflies flit to and fro, 

and even when it rains,

 how beautiful it is! 

 

彼は『おかし』を

beautiful と訳しています

タイトルの『枕草子』は

"The Pillow Book" と

そのままの英語になってます

 

 

 

あ〜

夏の夜を楽しみましょう!

 

o l i v e