平成最後の日は、OliveGardeningらしくオリーブで
お庭に緑がどんどん勢い良く増えてきています
<オリーブ>たちも例外ではなく、今年の早春のお世話が功を奏していつも以上に勢いよく芽吹いてくれています
オリーブはとても正直な木。
剪定も施肥も、炭疽病対策のICボルドーも、間違いではなかった。
白いけど。←
10年以上経って今年の2月に強剪定をした<15>レッチーノ。
その剪定枝でとってもお気に入りのオリーブのネームプレートを作ったりしました。
それからもうじき3ヶ月
芽吹きの季節を迎えて・・・
出た
力強い赤ちゃんたち
これから徐々に徐々に上へ上へ養分を吸い上げて、主枝の樹皮を破って新しい芽が上部からも出るようになります
樹形を乱すからこの芽は摘んでしまうんだけど・・・
でも枯れることはないとわかってはいても、やっぱりこの芽吹きは嬉しくてホッとしたなぁ
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そのひと手間に感謝します(*^▽^*)
さてさて、剪定では枯れないけれど、害虫はオリーブを枯らします。
この地域では10年前はほとんど目にしなかったオリーブアナアキゾウムシの被害が街のあちこちで見られるようになり、大きなオリーブもどんどん枯れていっています。
『またオリーブが1つ死んだ・・・』とユパ様的につぶやいてしまいます。byナウシカ
ちょっとでもオリーブのお世話に目を向けてくれる人が増えたら、こんなに被害は広がらない。
1匹アナーキーがいたくらいじゃオリーブは枯れないんです。
放置してネズミ算式に増えるから死んでしまう。
その枯れたオリーブから、他の生きているオリーブに総移動すると思ったら怖すぎませんか?!
私も何度も庭で遭遇していますが、その都度対処出来ればオリーブを助けることが出来るんです
去年私も1本オリーブを枯らしました。
観賞用オリーブの細い細い幹に入られてノーガードなオリーブを狙われました
人差し指と変わらない太さの幹のオリーブでも大量の幼虫が育つという悪夢のような現実を見ました。
もう対岸の火事ではない、うちは大丈夫はないと思って、皆さんお世話しましょ
毎日パトロールが出来ないのなら、薬剤散布は必要不可欠なんじゃないかと思います。
オリーブのオリーブアナアキゾウムシに対する登録農薬はスミチオン。
50倍希釈液を幹に回しかけます。
スミチオンのボトルの蓋は薬7mlなので、1リットルの溶液を作るときはこの蓋に3杯弱。
20ml×50倍=1リットル
この<6>シプレッシーノは悪い例(笑)
ほんとは幹の周辺には草花は植えないほうがいい
こぼれ種でいっぱい増えてしまったから、とりあえず、花が終わったら撤去します。
このシプレッシーノも去年産卵をされてしまって対処したオリーブ。
無事に今年も新芽を芽吹いています。
農薬散布をしようとは書いてはいますが、スミチオンは強力。他の植物にはなるべくかからないように、他の有益な虫まで(みみずとか)殺さないように細心の注意を払って幹だけに散布するようにそっとそっと。
<5>フラントイオは太い支持根に散乱された経験の持ち主。
死角になるような壁際もよく散布します。
こうしてみると、毎年のようにアナーキーと戦っていますね
<15>レッチーノはだいぶゴツゴツしてきたので、成虫がいても気づきにくい。
こうした幹の分かれ目なども要注意ポイントです。
<1>ネバディロブランコはほとんど古木のようなゴッツゴツの貫禄ある幹。
樹皮の隙間に入られたらきっと見つけられない
オリーブに対するスミチオン散布は4・6・8月の3回。
薬効は2ヵ月です。
スミチオンを撒きたくなくて、樹脂フィルムを使ったこともありました。
農薬使いたくない人にはこんなのもおすすめです。
我が家は幹が太すぎて断念しちゃったけど(笑)
オリーブはとってもとっても素敵な木。
最近はお庭に植えるご家庭も増えています。
一般的には害虫の少ない木と言われています。
だからこそオリーブアナアキゾウムシの存在だけは気にしてほしいと切に願います
みんな。がんばろう!!