Olio Plaza
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La Calandina

今年の夏はかなり暑く、熱中症気味でふらふらしているうちに8月が終わってしまおうとしていました。

そんな中、私にとって素晴らしい「出逢い」が8月の末にありました!黄金に輝くオリーブオイルとの出逢いです。最近では数多くバラエティーに富んだオリーブオイルが売られている中、更に目を惹かざるを得ない特徴のあるオイル。取っ手の付いた曲線美のデザインも「魅せ」ますが、香りも味もこれまた「魅せる」逸品だったのです。

$Olio Plaza


具体的にはこんな商品です!

高貴なエムペルトレ種100%のエクストラヴァージンオリーブオイル
“La Calandina”

スペイン北部でオリーブの名産地と言われるエブロ川沿い地方で生産されたエクストラ・ヴァージンオリーブオイル。長い間地元の人のあいだで愛されてきたエムペルトレ種のオリーブを100%使用し、最新式の加工技術でその独特のやさしい香りと味を余すことなく瓶詰することに成功しました。酸度0.2というエクストラヴァージンオイルの4倍の基準という驚きの鮮度。伝統で受け継がれた人々の知恵と最新式の機械技術が結集した逸品です。

迅速、贅沢、そして丁寧な「製品化」
スペインアラゴン州のカランダ地区のエムペルトレ種のオリーブのみを収穫。通常は4kgのオリーブの実から1リットルのオイルを採油しますが、「ラ・カランディナ」は5.5kgの実から1リットルしか採油できません。実のおいしい部分のみを使った贅沢品です。
収穫したオリーブはその日のうちに潰し、遠心分離機によってオイルを採油します。収穫から加工を終えるまでたったの20時間(EU規定:48時間以内)。その迅速な対応が酸度0.2を実現させています。

量より質の「コールドプレス」
オイルは温度に敏感です。「ラ・カランディナ」は加工の際、摩擦等で発生しうる熱を避ける処置を講じています。EUの法律で定められている35度以下の基準を裕にクリアした25度以下という最高レベルの水準で管理されています。これによりオイルの生産効率は下がりコストも嵩みますが、風味豊かなオイルに仕上げることに成功しています。

稀少オリーブ品種「エムペルトレ」を使用
「ラ・カランディナ」はスペインアラゴン州の土着オリーブ品種であるエムペルトレを100%使用しております。ローマ時代から栽培の歴史があり、スペインでは主要な品種とされていますが、非常に残念なことに日本国内ではこれまで殆ど流通していない品種です。桃やリンゴ、アーモンドのような上品な香りが特徴で、クセが少なくどんな料理にも合い、特に和食との相性は抜群です。

欧州の品質基準「バッホ・アラゴンDOP」を保有
「ラ・カランディナ」はバッホ・アラゴンDOPの厳しい審査をクリアしています。DOPとは原産地保護指定認証(Protected Designation of Originの略)のことで、指定された品種、栽培・生産地域、加工・管理方法をクリアしたしたものだけに冠せられる栄誉です。「ラ・カランディナ」は高品質で、安全なオリーブオイルということの証です。

この「ラ・カランディナ」について質問があればお受けしています!!!

8月も終わり

しばらく、間を空けていました。
いかんですね。筆不精のばけの皮がはがれてしまいました。

今日で8月も終わるので何とかコメント一つでも残しておかないとと思い筆を執って(キーボードを叩いて)います。

アメブロでは何も活動をしていませんでしたが、8月オリーブオイルについて何にもやっていなかったわけではないのです(言い訳がましいですが)。

8月上旬は某オリーブオイル輸入元の商品の試食販売を東京新宿の高島屋でやらせていただき、中旬はまた別のオリーブオイル輸入元と販売の請負契約の折衝。なかなかいいオイルを扱っているので、すごく興味が出てしまい、国内流通・普及のお手伝いをぜひさせて欲しいと思った次第です。

今日はまだご紹介できませんが、近々こちらでも公開させていただく予定です。

楽しみに待っていてくださいね。



日焼けとオリーブオイル

ようやく梅雨が明けました!
入道雲が近所に咲くひまわりと見事に調和していて心が躍ります。

そんな梅雨明けの炎天下の中、今日は20km程自転車を走らせました。
ただちゃんと処置を施して・・・。
間違いなく日焼けするなと思い、
オリーブオイルを首筋と顔と腕に塗っておいたというわけです。

家に帰ってみるとやはり直射日光の影響が・・・。
でも肌は血色が良くなったようにほのかにほてっている程度。
オリーブオイルになにかまた隠れた効能が!?

実はオリーブオイルにたっぷり含まれるオレイン酸が紫外線の吸収を防ぎ、
過度の日焼けを防いでくれるのです。
またスクワレンという微量成分が皮膚と同じような細胞構造をしており、
体に塗る皮膚に馴染み、膜を張ってくれるというわけです。

ただオイル自身日焼けを完全に防止する効果は無いので、「私の自慢の美白肌の白を守りたいわ。」
という人は日焼け止めオイルを併用すると完璧です。
とはいえ、この時期の長期間の外出はそれ自体が体力を消耗させること。
やはりほどほどが大事です。

オリーブオイルは古代ローマの剣闘士が試合のときに体中に塗り、
油の反射で体を美しく見せるのに一役買っていたようですが、
同時に日焼けから身を守るためのものでした。
オイルを塗っておくと過度の日焼けを防止できたのです。

食用のオリーブオイルがちょっと古くなってしまった、という人は石鹸や化粧水としてオリーブオイルを代用することもおすすめですが、面倒だわっていう人は体に塗りたくってしまってください。

オリーブの香りのする人・・・なんて素敵じゃありませんか。

オイル抽出

オリーブオイルはオリーブの実から油分の実を抽出したものですが、
一体どのような過程を経てきているのでしょうか。

まずは収穫です。
注意しないといけないのが手早く収穫すること。
時間がかかると実がどんどん酸化してオイルの品質低下を招いてしまいます。
基本的には木を揺すったり叩いたりして実を落とし、それを予め木の下に敷いたネットで受ける方法で実を集めます。最近は木を揺らす機械なども導入され、人件費の削減、時間の短縮化を進めています。
農家によっては最高の品質を実現するために手摘みも行われていますが、
これは零細農家にのみ有効。
時間がかかるこのやり方ではせっかく丁寧に収穫した実も酸化してしまうので。
24時間以内に加工に入るというのが原則ですが、
より良質の工場では1~3時間以内というところも出てきています。

加工段階では洗浄⇒粉砕⇒練りこみ⇒遠心分離という段階を経てオリーブの油分を抽出しますが、
システマティックな工場ではこの一連の作業が流れ作業のように円滑に行われ、
途中で空気に触れにくくさせるような構造のものもあります。
以前は「粉砕⇒練りこみ」を石臼を使って行うところも多かったようですが、
石臼の衛生管理の難しさそして酸素に触れ過ぎてしまうといった短所も多く、
最近では数が減ってきています。一部では石臼は風味が豊かになるとも言われていますが…。

洗浄段階ではベルトコンベアに載せられたオリーブに水を噴射して実についてしまった泥や埃を取る作業と、同時に枝や葉などの異物が混入している場合は取り除かれたりもします。

そして機械で粉砕。種も含めまるごと粉砕するケースが殆どで、種を抜いたものは「種抜き」を謳っているケースが多いので製品のラベルをチェックしてみてください。種抜きは味がまろやかになるなどとも言われていますが。種は苦いので確かにそうかもしれませんね。

粉砕の後は「練りこみ」です。これは粉砕しただけでは液体の抽出が完遂されていないのでオイルを細胞膜から完全に開放してやるために行います。粉砕した状態はたまねぎで言ったら粗ミジン。練りこみが行われると目にしみてどうしようもないような状態になるというイメージでしょうか。

練りこみが終わり、固体と液体に分かれた物質は遠心分離機にかけられ、その質量によって水分は内側固形分は外側に分離され水分のみを取り出します。その水分を更に遠心分離機にかけ、水分と油分に分けられます。

この遠心分離機は改良版もあり、一度に固体・液体(水分)・液体(油分)に分けられるものもでてきています。もちろんこちらの方が作業の回数が少ない分良質なオイルを得ることができます。

最後にこの油分をフィルターにかけ、微細な固体を取り除くなどして得られた純粋な液体を、デキャンターと呼ばれる巨大な格納容器に納められ、出荷前のボトル詰めをひたすら待ちます。ここではオイルの酸化を防ぐため、温度・湿度管理はもちろん、窒素ガスなどで酸素をなくした状態で容器を密閉しています。

原理としては複雑ではないこれらのオイルの製造過程ですが、なにしろ酸化にデリケートなオイルです、その扱いはとても難しいようです。酸素になるべく触れさせない、機械稼動による温度の上昇を抑える、絞った後の粕の処理、機械の衛生管理など。
また手際よく作業を行うために機械のフル稼働の維持と、実の収穫量の調整。これらは収穫の作業人員や天候なども考えながら無駄なく行われなければならないようです。

他の植物油より割高なオリーブオイル。これは輸入品で輸送コストや関税がかかるという側面ももちろんあるでしょう。しかし、手間が他のオイルよりかかるのは否定できない事実です。1Lのオイルに使われるオリーブは5KGとも10KGとも。大変な作業を経た1Lのオイルが1000円もしないというのは、嬉しいことなのではないでしょうか。

リグーリアの甘いオリーブオイル

オリーブオイルの栽培適地は緯度25°-45°と言われていますが、その北限に近いところにイタリア屈指のオリーブの名産地リグーリアがあります。南に地中海、北にアペニン山脈に挟まれた東西に細長いリグーリア地方は北に位置するのにアルプスから吹き降ろされる寒い風をアペニン山脈によって遮断し、地中海からの暖かい気流を溜め込める暖かい地方です。

この地方で育つオリーブの代表品種はタジャスカ種。繊細な甘さが特徴です。
この「甘さ」はこの地方のオイルの特徴ではありますが、
実際本当に味が甘いというわけではなく、
オリーブの特徴である「苦味」や「辛味」が殆ど感じられない状態を一般に指します。

この「甘い」オリーブオイルは品種によるところも多少ありますが、
一番の理由は収穫時期の遅さ。
一般のオリーブの収穫が10月中旬頃から始まるのに対して、リグーリアでは12月ごろから収穫を始めるのが特徴。要するにこの甘さは完熟した実の甘さなのです。
この遅い収穫は、この地方の人が昔からの伝統でそうしているという理由がありますが、秋になっても比較的暖かいという気候条件によるという理由もあります。

この甘いオイルはリグーリアの食文化にも影響を与えています。
パンにオリーブオイルをたっぷりぬったフォカッチャ、オリーブオイルに松の実・ニンニク・バジル・ペコリーノチーズを合わせたジェノベーゼソースもこの甘いタイプのオイルが最も合います。
また、旬の野菜を集めたサラダにも一味添える逸品になることうけおい。

野菜のおいしい今の季節。リグーリアのオリーブオイルでちょっと贅沢してみるのも楽しいかもしれませんね。

ピクアルという品種

オリーブオイルの元であるオリーブにたくさんの品種があることは以前ご紹介しました。そして品種ごとにさまざまな風味があることも代表的な品種を挙げて説明させていただきました

その中で最初にご紹介したスペインの「ピクアル種」は生産量をとってもダントツで、国内の1/2、世界の1/5を誇り、風味の強さのついても1~2位を争う代表種です。

オリーブオイルを健康のために毎日飲んでます!という人にはピクアル種は強~い味方。健康にいいとされるオレイン酸の含有量がなんと80%、それに対して摂り過ぎると善玉コレステロール値を下げてしまう弊害のあるリノール酸が極小の4%程度。更に嬉しいのが抗酸化作用のあるポリフェノールがた~ぷり含まれているので、老化防止に最適というわけです。

いい事尽くめのこのピクアル種。ただアンダルシア地方の低地や収穫時期が早いものなどは強烈な苦味と辛味を伴い食べられたものではありません。イタリア人に「猫の尿(pipi di gatto)」と言われるくらい強烈なようですが、健康効果はすごいだろうと思います。

残念ながら現在日本国内ではこの手の強烈な「猫の尿」オイルはは流通していないように思います。見つけたら是非教えてくださいね。

トスカーナを繁栄させたオリーブオイル

オリーブの発祥地は現トルコの西、エーゲ海沿岸部あるいはシリア付近だと言われていますが食用栽培が始まったのは少なくとも6000年前と言われています。その後はフェニキア人によって地中海を西へとオリーブは伝えられます。

イタリア本土にオリーブが伝えられたのは紀元前6世紀頃。イタリアのギリシア植民地マグナ・グレキアあるいはシチリア経由でフェニキア人が伝えたと言われています。

当時のイタリア半島は勢力を増しつつあった共和制ローマの時代。農耕民族であるローマ人はオリーブにも興味を示したのでしょう。ただ農業の中心は小麦でした。

それからしばらく経った紀元前3世紀頃。更に強くなったローマは南へと勢力を伸ばし第一次ポエニ戦争でカルタゴに勝利しシチリア島を手に入れます。

このシチリア領有がトスカーナの運命を変えました。シチリアは豊穣の地。小麦が大量に安価でローマに提供されるようになったのです。当然北部トスカーナの小麦は劣勢を強いられます。そこで生き残りを賭けトスカーナ人が取り組んだのはオリーブと葡萄の栽培だったのです。

その後オリーブオイルの重要度は増し、ローマ人の食生活には切っても切れない存在になります。
イタリアンと言えばパスタとオリーブオイル。今のイタリアの食文化の反映は小麦とオリーブの栽培が共存する形で残った結果だったんですね。

アンダルシア州ハエン県~備忘録

DOP
Jaen Sierra Sur
Sierra Magina・・・Picual(99%)で構成。大変フルーティー+かすかな苦味
Sierra de Cazorla・・・Picual,Royal(Picualのクローン種)で構成。リンゴ、アーモンド、イチジクの香り+かすかな苦味。
Sierra de Segura・・・Picual(95%),Verdial,Royal,Manzanilla de Jaenで構成。香り豊か+かすかな苦味。
Campiñas de Jaén・・・Picual,Arbequinaで構成。早摘:草の香り、完熟:イチジクの木、バナナ。

ハエン県について

世界の主要国のオリーブ生産量

世界では毎年3,000,000トン前後のオリーブオイルが生産されています。そのうち地中海沿岸で生産されるものは90%以上。地中海以外ではアメリカのカリフォルニア州や南米チリ、オーストラリア、インド、中国、日本でもわずかですが小豆島などで生産されています。






主要国のオリーブオイル生産量(単位:1000トン、出典:IOC)
Country/Year2005/62006/72007/82008/92009/10
Spain826.91111.41236.11028.01200.0
Italy636.5490.0510.0540.0540.0
Greece424.0370.0327.2305.0348.0
Siria100.0154.0100.0130.0150.0
Turkey112.0165.072.0130.0147.0
Tunisia220.0160.0170.0150.0140.0


生産高1位はスペインがダントツ。ついでイタリア、ギリシアと続いています。4~6位はシリア、チュニジア、トルコの3カ国が毎年熾烈な争いを繰り広げています。

ここで、日本人としてびっくりするのが、イタリアの生産高が思ったほど多くない事。日本ではオリーブオイル=イタリア産という印象が強いですが、それは当然です。わが国のオリーブオイル輸入ではイタリア産のものが60%あり、スペインの4割弱を凌いでいるからです。

ところがこの数字、更なるカラクリがあります。実はオリーブオイル商品のラベルに記載されている生産国名「イタリア産」、「スペイン産」などはオリーブの栽培国と言う意味ではなく、最終的に「瓶詰した国」を意味しています。つまり例えば「イタリア産」のオリーブオイル等は他のスペインやギリシアでとれたオイルを輸入しブレンドする事も多く、純粋に「イタリアで育ったオリーブのオイル」ということにはならないのです。

これにはイタリア産がブランドとしてネームバリューが高くなっている事も一因に挙げられますが、イタリアが「オリーブオイルを自給自足できていない」という現実があります。日本の大豆や小麦の輸入依存ほどではありませんが、イタリアが自国のオイルの人気に伴い海外への輸出を増やしてしまうと、国内では不足気味になるという程度です。

ただこの現象、オイル自体の品質においては決して心配いりません。海外産のオイルを再梱包しようが、遠距離をぐるぐる動く運命に直面しようが現在の保管や輸送の技術はたいしたもので、この手の問題で品質を低下させることは無いのです。それに、スペインやギリシアのオイルのレベルも高く、すばらしい個性を持った品種も多いのです。

ただ、トレーサビリティーはしっかりとしていて欲しいですね。そのために以前説明したDOPやIGPなどがあり、高品質なオイルにはどんどん採用されています。

購入するに当たって注意したいのは、
1.「Made in ~国」は鵜呑みにしない
2.「Made in ~自治体or地域」のように産地の範囲が狭まっているものの方がより高品質傾向 

というこうとでしょうか。そのほか、賞味期限やお店での陳列方法(オイルは光や高温に弱い)などといった点も忘れないようにしたいものです。

最後、オリーブオイルを選ぶコツみたいな話に流れてしまいました。

世界のオリーブオイルの生産は堅調で今後、南米やオーストラリア、アフリカなどの温暖な気候の地域でもどんどん増えていくことでしょう。

Dauro(ダウロ)

オイルのストックがなくなったので、先日またまた買い出しに行ってきました。
今回行ったお店は表参道にある紀伊国屋インターナショナルです。

このお店は種類・数とも非常に充実していてとてもオモシロいです。
イタリア産を始め、スペイン産・ギリシア産・フランス産・カリフォルニア産とさまざま国や地方から選りすぐりの商品が並んでいます。

今回は他の予定のついでにお店に寄ったので時間が無く、21:00の閉店20分前に入店。いろいろ吟味しているうちに時間になってしまい、決断を迫られる中、意を決して一本4,700円もするスペインの最高級オイルDauro(ダウロ)を購入!少し奮発してしまいました。

このオイルは価値があるんです。
高貴な風味には定評があり、2001,2003,2004,2005,2008年のノーベル賞の授賞式パーティーに続けて登場した歴史があります。こういった「ストーリー」があると値段も跳ね上がってしまうわけですが、これはオリーブオイルの研究家としては避けて通れない道。是非、自分の舌で確かめなければと、やや使命感を帯びての決断でした。

帰宅して、早速開封。
と、その時ひとつミスを発見してしまいました。
不覚にもこの「Dauro」、去年の秋のものではなくおととし2008年ものだったのです。

ワインが熟成して価値が増すのと違い、オリーブオイルは「とれたて」が一番価値があります。
オリーブオイルの賞味期限は瓶詰めから長くても2年。密封していても揮発性の芳香は古くなると共に抜け、新鮮なオイルに特徴の辛味や苦味も抜けてしまいます。
オリーブオイルは新鮮なものほど商品価値が高いのです。

しかしです。
実際にテイスティングをしてみるとさすがはノーベル賞受賞パーティーに選ばれた実力者。古くなり、若さこそ消えてはいましたが、オイルは非常に繊細で、口の中で軽やかに優しく広がり、これがオイルかと疑うほどサラサラと口の中を華麗に流れていくのでした。アーモンドの甘い香りがなんともいえず心地良いオイルでした。

Dauro(ダウロ)はスペインカタルーニャ地方北部のジローナ県で生産され、地元のアルベッキーナ種とスペイン南部原産のオヒブランカ種、そしてギリシア原産のコロネイキ種のオリーブをブレンドした珍しい組み合わせの製品です。繊細で甘いアルベッキーナとパワフルなコロネイキ、トロピカルフルーツを連想させるオヒブランカのそれぞれの風味の特長を併せ持ち、新鮮なものは青いトマトやアーティチョーク・オレンジの花のような風味のオイルに仕上がるようです。

今回は2008年もののやや熟成してしまったものを味わいましたが、新鮮なオイルも比較的繊細なオイルであることは間違いありません。パスタやサラダ、マヨネーズの材料としてなど幅広く使えるオイルとしておすすめの商品です。