なぜか
いつも
お会いするたびに
なにか
お話をするたびに
貴女は
泣いていた
なぜか を訊ねることもなく
泣きたいまま に
話したいまま に
そっとして
向きあってきた
母になることに
母であることに
いろいろを背負い
ぽろぽろ と
キレイな涙を流しながら
貴女は
なにかを
乗りこえてきたのだろうか
心のひだを
たくさん持っている人
貴女から産まれ
貴女のもとで育つ
女の子も また
赤ちゃんのころから
見えないものを視て
聞こえないものを聴く
そんな子だ
2歳になった女の子と 貴女が
わたしのために選んでくれた
くるみのクッキー
おいしく食べても
この箱は
棄てることはできないよ
だって
どうやったって
貴女たち母娘にしか
みえないから
かわいらしい贈りもの
ありがとうございます ❤︎