6月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3281
ナイス数:670
やわらかな足で人魚は (文春文庫 か 82-1)の感想
本当に言いたいことを伝えられないもどかしさや悲しみ、喪失による苦しみなどを描く作品が昨今は多くありますよね。本書もその作品ではあるのですが、読み手の私との距離が、近すぎず遠すぎずで、余韻の残り香は他の作品と違っていて好き♡5編からなる短編集で、表題作もよかったのですが、「水に立つ人」がよかった。甘くなりすぎず、せつなくなりすぎず愛を紡ぐ描写に光を感じずにはいられない美しさ。 追いかけたい作家さんが、また一人。
読了日:06月27日 著者:香月 夕花
月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ! (コバルト文庫)の感想
「ざ・ちゃんじ!」元祖!入れ替わりもの。千年前の昔に描かれた、姉と弟が入れ替わる「とりかへばや物語」を氷室冴子流にアレンジ。氷室冴子本が読みたくて選んだ一冊。好きで入れ替わったのに男とは生きにくいものだと悩んだり、女って面倒くさい!もっと外の世界が見たいっとモヤったり。元祖!ジェンダーとはなんぞやも垣間見れて面白い。そして、姫や若君のおそば付きの女房がカッコイイ!!好きだよ、小百合ーーー!ヤングアダルト本世代のみなさん、読んでみてね。そして氷室冴子世代のみなさんは懐かしいですよ。
読了日:06月26日 著者:氷室 冴子
正欲の感想
読書することで他人が経験した喜怒哀楽プラスαを追体験できていたというかつもりでした。でも本書を読み、本当にできていたのだろうか?追体験のその先まで想像することができていたのだろうか?児童ポルノ摘発事件を軸に関係する人々の正しい欲とは何かを問う物語。マイノリティの中のマイノリティの人たちの存在。そして、多くの読者寄り(マジョリティ)な、社会正義を唱える検事も!また、何かしらのマイノリティなの?と思わせる下りに鳥肌。誰しもが自分が気づかないだけで、何かしらの正欲を持っていたりすると想像させる朝井リョウ凄し!
読了日:06月20日 著者:朝井 リョウ
僕が殺した人と僕を殺した人の感想
台湾版スタンドバイミーでした。軸になるのは、1984年の台湾と、30年後の2015年アメリカ・デトロイトで起こった連続殺人鬼「サックマン」事件。台湾で友情を育んでいた4人の少年たちの誰が、連続殺人者(シリアルキラー)なのか?「ぼく」と「わたし」の目線で描かれるのだけど、同じ人物による過去と現在の回想だと思っていたらー!あー!!そうだったのか。やり場のない悲しみや怒り、街の喧騒さや匂いが混沌とした濃厚な読書時間でした。
読了日:06月19日 著者:東山 彰良
いのちの停車場 (幻冬舎文庫)の感想
6編からなる連作短編集で、読む年代によって思うことが違うのでは?と思った一冊です。訪問介護、週末医療について、何も知らなかった!と思い知らされました。高齢者社会に伴い、介護を必要とする高齢者が増え訪問介護の必要性が問われている作品なのかと勝手に想像していたのですが、在宅医療で最先端の医療問題を扱ったり、小児がん少女の看取りなど訪問介護の奥深さを知りました。でも、やっぱり印象に残ったのは、老々介護と積極的安楽死についてでした。
読了日:06月13日 著者:南 杏子
終末のフール (集英社文庫)の感想
読むの遅いよーーー!超有名じゃん♪の声が聞こえてくる中、今更ながら・・・いや、今だから読んでよかった一冊でした。フール(fool)とは→愚か者、馬鹿者という意味ですよね。なんだろう・・・登場人物たちは、いい意味で愚か者たちに思えてね。自分の行動は正しいと思い行動したり、他人の意見は聞かないしね。でもね、愚かで逞しくて安心した。コロナ禍に振り回される私は愚かだけど、逞しく生きることができるんだと安心した。
読了日:06月12日 著者:伊坂 幸太郎
小箱の感想
死んだ子どもたちの魂は、小箱の中で成長している。魂の声を聞こうとする者たち。耳たぶにイヤリングのように・・・へその緒、乳歯、髪の毛を弦にしてぶら下げて声を聞こうとする。人形の頭に亡くなった子供の髪を植毛したり・・・今いる場所で見ると、ギョッとするはず。だけど、小箱の世界へ誘われると、耳元を撫で囁く声を聞こえてくるようだ。誰もやめろ!亡くなった子はもどってはこないと言わない。 喪失を埋めるのは、忘れるのではなく、生きている人が思い続けることだと思う。生きている人にしかできないことなのだから。
読了日:06月06日 著者:小川 洋子
最果てアーケードの感想
一ページ目をめくると、今いる場所ではなく、対極にある最果ての場所へと誘ってくれるのが小川洋子作品だと思うのです。今の場所でなら、気づかずに通り過ぎてしなう変な人たちと思うかもしれない。だが最果てのアーケードの世界に誘われ気づいたときには、眠っていた眠らせていた自分の窪みの痛みを知る。誰かを失ったことを過去のことにしろ!と誰も言わない世界に救われる人がいるはずだから。
読了日:06月06日 著者:小川 洋子
クジラアタマの王様の感想
パンデミックを扱っているという情報を得て読んでみました。異物混入からクレームからの風評被害、嘘からの炎上、政治家の不倫、アイドルの一言で商品がバカ売れ・・・イマドキ社会風刺を皮肉りつつも軽やかに描き、クスリと笑わせながら主要登場人物三人を登場させる。三人は、戦隊もののように変身こそしないが世を救うヒーローか?夢の中で勝つと現実の世界では勝ち、夢の中で負けると現実の世界では負ける。夢と現実を行き来し戦うのだ。テレビの前のちびっ子じゃないが、私も三人に声援を送る!今起こっているコロナ渦を思わせる世を救え。
読了日:06月05日 著者:伊坂 幸太郎
読書メーター
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7月も終わりー!に近づき、オリンピックもはじまったのに、6月に読んんだ本のまとめやってなかった・・・・備忘録のためにね♪
実家に帰省したり、一回目のワクチン接種やらと・・・なにかと慌ただしくして「おかえりモネ」10週目の感想を書く時間がなかったので、ちょこっとだけ感想を。
東京編のスタート。
朝ドラあるあるで、故郷から東京編へとなると残念パターンもあるのだけど、あら♡面白くなりそう♪な予感がした週でもありました。
住む場所は決まっていたが、仕事は・・・今から面接なのねモネ(;^ω^)
面接より先に現場へーーー!
採用されていなけど、急遽助っ人として現場の仕事のお手伝いに。
テレビ局の気象予報。
天気予報のコーナーって、本当に短い印象で・・・
気象庁が発表したものを伝えているのかと思っていたのですが、違うのね。
気象庁+自分たちの予報を伝えていたんだ。
裏での仕事が丁寧に描かれていて、今度からちゃんと見よと思えたもの。
神野マリアンナ莉子。
モネの同僚となると新しい登場人物。
名前だけの印象だと意地悪そうだけど、自分の意思を持った子でいいね。
好きだよ、神野ちゃん。
ハプニング続きの助っ人だったけど、モネのアイデアで乗り切った~
活躍が認められ!?採用決定♪
採用の報告を実家に登米に。
そうだ・・・菅沼先生にも。
メールを打つながら疲れて寝てしまったモネ。
そこへーーーー!
モネの下宿先のコインランドリーにやってきた菅沼先生。
モネ!起きろ!
気づかずに去っていく菅沼先生。
何・・・このトレンディドラマのようなすれ違いは!
来週は出会うの?
再会するのよね?
楽しみでしかない(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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