日常を壊す爆弾~「獣になれない私たち」7話感想~ | oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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朝ドラ「スカーレット」から、連続ドラマの感想を、
ひと味加えて、自分味に料理します。
ゆるりとご試食くださいませ♪

なんだか今話は泣けた。

自分のこともチラっと思えて泣けた。

 

「獣になれない私たち」7話感想を♪

 

 

はじめての人だった。

生まれてはじめて人に愛されるってこいうことだと思える人が、

ガッキー晶にとって京谷(田中圭)だった。

 

実家と疎遠で、愛されることを知らなかったガッキー晶。

愛をくれた人。

ガッキー晶の日常が変わった日でもあったんだね。

 

京谷は、親の愛をたっぷり吸い込んでできている。

愛とは、幸せにすることへの責任。

幸せな家庭=笑顔で溢れる日々

 

京谷の愛を受け取るには、

いつも明るくて物分かりのいい優しい女でなくていけない。

気の利いた愛されキラキラ女子を演じるのが日常になっていた

ガッキー晶。

 

幸せにすることが責任だと考える京谷は、

仕事で躓いてダメになっていく朱里(黒木華)を

見捨てることができない。

京谷が、ガッキー晶のようなタイプを求めていることがわかっていたから、意地になってダメな女へとなっていくしかない朱里。

不幸の背くらべしかできない小さな女になっていく。

 

ガッキー晶も朱里も無理をしていた。

一度はじめら日常を壊すことができなかった。

失いたくなから。

京谷を失いたくなから。

 

だからガッキー晶がつぶやく。

朱里につぶやく。

私たちは誰の人生を生きてきたんだろうね。

 

うん、わかるよ。わかる。

あたしも、日常を壊すことが怖くて無理していた日々があったから。

愛なんてとっくに冷めているのに、

日常を変わってしまうことへの不安。

なかなか覚悟ができなかったけど、

自分から覚悟を決め背負わなければ何も変わらない。

今までの人生を捨てることも怖い。

それでも、変わりたいと思う気持ちが勝った時に覚悟だ。

 

京谷の母は覚悟を決めていた。

夫を自宅介護する覚悟を決めていたのに、

息子たちは現実を受け入れることができず入院させようとする。

それをガッキー晶が説得というか口を挟む。

ガッキー晶って、自分のことになるとなかなか口にすることができない

のに、客観的に見ての行動力がちょっと怖いとほほ

 

そんなガッキー晶も覚悟を決める。

京谷に別れを告げる。

好きだったと過去形。

生まれてはじめて愛されていると実感できた人だから、

京谷と別れるということは、人生を捨てるのと同じこと。

だから本当のことが言えなかった。

 

ガッキー晶の気持ちって、

大なり小なりあるけど、多くの人が心の中で思う妥協だよね。

 

別れを告げられ京谷どうする?

体育座りでしょんぼりかーーい!

ガッキー晶が去っていくでーーー!

 

で!マンションを朱里に譲ったことを告げようとするも、

すんごいタイミングで京谷母がやってきて、

結局言えなかった。

 

代わりに母に愛って何だ?と問う京谷。

愛を与えていたと思っていたのに・・・

それが責任だと思っていたのに・・・でしょうかね?

 

京谷にさよならすることは、

ガッキー晶にとって日常の壊す爆弾。

怖くてなかなかできなくて・・・

だけど爆弾を投下したら、清々しい顔になって

自分を取り戻したようだ。

 

そして日常の壊す爆弾を決行するのか?恒星。

恒星の不正の話を来週へ持ち越し。

 

そんでもって!朱里よーーー!

こんな形で日常を壊す!

ガッキー晶と同じ会社に就職するつもり?

ちょっと・・・どういうつもりなん?むむ

 

人生の軌道修正するのは本当にしんどい。

だけど自分の人生だからね・・・と囁いてくれた今話だったのでは

ないでしょうか。

 

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