同情なんてされたくない、同情なんてしない~「アンナチュラル」5話感想~ | oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

朝ドラ「スカーレット」から、連続ドラマの感想を、
ひと味加えて、自分味に料理します。
ゆるりとご試食くださいませ♪

今話も凄かった!

 

40分近くまで2サス展開だったのに、

そこからガラリと変えてくる!

 

もうね、物語のなるとろこになると、

ゾクゾクチクチク刺されるのよ。

お脳にも心にも。

 

同情なんてされたくない、同情なんてしない!

ミコト(石原さとみ)と中堂(井浦新)に共通する思いで、

脚本家さんの心意気だとも思った・・・

 

「アンナチュラル」5話感想を♪

 

 

今話のゲストは泉澤祐希。

朝ドラ「ひよっこ」のみつおね♪

 

今回の彼の気持ちはこれかな。

 

学もなくお金もないのに自分を愛し愛される人にめぐりあった。

一生大切にすると誓った君が自殺するなんてはずがない。

 

泉澤祐希の恋人が自殺した。

間違いだ。

遺体を勝手に持ち出しUDIラボに持ち込む。

 

遺体がなくなったと大騒ぎしていることなど知らぬミコトたちは

解剖の途中だよーーー!

死体損壊罪になっちゃうーーー!

自殺か他殺かわからないままで遺体は家族のもとへ。

 

あきらめきれないのは泉澤祐希だけじゃない。

ミコトもだけど中堂も。

 

自殺した場所まで行って海水を持ち帰る。

恋人を亡くした自分と重ねて同情しているの?

 

無許可で海水を調べる中堂&ミコトは、

窪田正孝くんや市川実日子も巻き込んで。

 

そこで、遺体は顔面から飛び込んでいたことが判明。

だけど目撃証言によると足から飛び込んだ・・・

 

どういうこと?

誰かが彼女を助けるために飛び込んだ?

まさか!泉澤祐希が??

 

あたしの推理はこうだ。

彼女は泉澤祐希からプレゼントされたネックレスを海に

落としてしまい拾おうとして海に転落したのかと思っていた。

結果、他殺ではなく自殺だったというオチかと思っていたらーーー!

第三者の存在が明らかになったよ。

 

その事実を、中堂が泉澤祐希に知らせる。

犯人がいることを教える。

その人物を確信した泉澤祐希が犯人の元に向かう。

 

その日は、彼女の葬儀の日で葬儀場。

包丁を持って現れた泉澤祐希は、

彼女の知り合いで自分も知り合いの女に向かって、

なして殺した!

 

あれは事故だった。

事故だったのに助けなかった。

だって、なんであんな子があたしより幸せなの!

幸せ欲しい病を患ってしまった女が悪魔に魂を預けた代わりに、

彼女の自慢のネックレスが手に入った。

幸せでキラキラ輝くネックレス。

羨ましいほどに眩いネックレス。

 

あんな子がの瞬間に悪魔に取り込まれた泉澤祐希。

 

包丁で女を刺してしまう。

ミコトが止めるのも聞かずに、もう一度刺す・・・

 

雪が舞う。

宙を見つける中堂。

 

 

ここにも悪魔に取り込まれた男がひとり。

まわりと一体化させずに、

雪のようにふわふわと浮いているような疎外感に見える。

 

なんで泉澤祐希に犯人がいると誘導するような

事実を話したのかとミコトが中堂を責める。

 

殺すやつを殺される覚悟をするべきだ!

人を殺せて思いを遂げて本望だろ。

 

同情なんかじゃないかったんだね。

思いを遂げてほしいという自分の願望だったんだね。

 

そんな中堂に、ラボを辞めろとミコトだが、

中堂は辞めない。

亡くなった恋人の犯人を見つけるまでは、

だからミコトは同情なんてしない。

同情しかかっていたことがクゾばからしくなりました。

早々に見つけて永遠に答えの出ない問いに結局をつけようと。

 

ミコトも中堂も、窪田正孝くんも深い闇の中にいる、

窪田正孝くんの闇も深いね。

週刊誌にネタを提供。

 

それぞれの倫理と感情の狭間描写がブラボー。

殺したい気持ち、思いとどまる気持ち・・・

どっちの気持ちもわかる描写がただただ・・・すごかった。

 

 


にほんブログ村

ランキングに参加中です。

応援クリックいただければ嬉しいです。