今更だから読んでみた。
っていうか、図書館で偶然にも見つけたーーー!
やっと出会えたね♪
又吉直樹 「火花」
火花 1,296円 Amazon |
お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、
彼を師と慕う後輩徳永。
笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。
彼らの人生はどう変転していくのか。
人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ
「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。
(bookデーターベースより)
多くの人が感想を書いているので、
結局のところ、後だしじゃんけんのような感想しか
書けないような気がする。
単純に、自分には・・・
神谷先輩とボクと(徳永)、時々、真樹さん
物語に思えた。
憧れていた先輩だった神谷が、
友達以上恋人未満で、芸人としての神谷先輩を
認めてくれていた真樹さんとも別れ、
以前にもまして転落人生へと。
それでも芸人として売れたい!認めてほしいともがく
神谷先輩がーーーーー!
ガチなモノボケ?に走ってしまうのを、
徳永くんが、正論で諭すのである。
見事な正論が、オカンに見えた(←あたしはね)
オカンな徳永くんは、
ガチでバカでビビリな神谷先輩を見捨てたりしない。
だってオカンだから(←だから個人的意見です)
で、キンコンの西野が、芸人辞めるってよ!?
そんでもって!絵本作家になるってよ!宣言したのに、
それも辞めちゃうとか・・・
肩書きにこだわりたくないといいつつ、
一番こだわってるパターンじゃないのか??
「火花」の中で、人を傷つける行為に対して、
こう語っている・・・
薬物中毒と一緒やな。
薬物は絶対にやったらあかんけど、中毒になった奴がいたら、
誰かが手伝ってやめさせたらな。
だから、ちゃんと言うたらなあかんねん。
一番簡単で楽な方法選んでももうてるでって。
でも、時間の無駄やって。ちょっと寄り道することはあっても、
すぐに抜け出せないと、その先はないって。面白くないからやめろって」
そんな人達と向き合っても自分には何の得もない。
だから、
ちゃんと言うたってーーーー!又吉よ!
一番簡単で楽な方法
選んでもうてるって。
徳永のような、オカン的正論で向き合ってくれる人は
いないのだろうか?
心に余裕がないのかな・・・
ようわからんですけど~
本文より、
臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、
リスクだらけの舞台に立ち、
常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。
漫才師でも芸人でも、絵本作家でも、会社員でも、
主婦でも、政治家でも・・・・
常識を覆すことに全力で挑める者であれ。