あなたの誇りになれてましたか?~「天皇の料理番」9話感想~ | oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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朝ドラ「スカーレット」から、連続ドラマの感想を、
ひと味加えて、自分味に料理します。
ゆるりとご試食くださいませ♪

篤やん!(佐藤健)天皇の料理番となり、

厨司長とのはじめての大きなお仕事は、

ご大礼を成功させること。


それは兄やん(鈴木亮平)との約束だもの。

お国のために働くんやの。励めよ!と、

篤やんを送り出す兄やんがーーーー!!

以前よりさらに痩せてます。

篤やんが作った茶粥?を食す兄やんの喉がーーー!

生々しい程の細さに役者魂を感じ、

すでに涙腺が緩くなる自分泣


今話は、日本が世界に向けて真価を問われる大切な行事の

一つであるご即位のご大礼を軸に、

再会別れの回でもありました。


それを演出するのに、太陽が効果的に使われていましたな。

日本は、日出ずる国ともいわれているよね。

アジアの一番東にある日本が最初に朝日が昇る国と・・

(実際は違うけど・・・キリバスという国の方が早いらしい)

日の丸の赤い丸は太陽。

日の丸には、まごころ、誠意、熱意などの意味もあるそうだ。


そう、このドラマのコンセプトとピッタリだ。


どんな人にも平等にやってくるのは、

明けない夜はないだと思う。

だが、兄やんにはその時間が限られている。

限られている時間で、生きてる証が朝日。

そして、兄やんと繋がっている空の太陽を仰ぐ篤やん。


嬉しい再会に、悲しい別れ。


「天皇の料理番」9話感想を♪



画像はお借りしました。


再会。

東京へ戻った篤やんが向かったのは!

懐かしのバンザイ軒。

お色気おかみさん(高岡早紀)は、

相変わらずお色気で篤やんを誘惑。

だけど、蛾次郎おやじさんは!!

エッチな大往生で亡くなってました。

これも人生だな苦笑


おや?バンザイ軒に下宿人がいるようですよ?

おや?その鈴の音はーーーー!

まさかーーーー!俊子さん(黒木華)


やっぱり俊子さんでした。

まるで誘拐されたような描写でしたが、

自分の意思で東京へやってきたようです。

子供はもらい子だったようで・・・

本当の母と暮らすほうがよいのでは?と考えた末に、

離縁届を置いて上京。

だから実家には知らせてないらしいです。

えっーーーー!俊子さーーーん!

それはダメだよ。今すぐ連絡してあげてよ。

今では、立派な産婆さんになったそうな。

だったら、尚更知らせてあげてよーーー!


俊子さんと同じ屋根の下で暮らすことになった二人。

(下宿人ということで)


さて、初出勤です。

おや、宮内省の厨房もアウェーな扱いの篤やん。

ここでは、料理の腕よりも、しきたりが大事なようです。

お上(陛下)に聞えては失礼だと無言で仕事する人々。


その中で理解者は大膳頭さんかしらね。

だけど・・・ご即位のご大礼の出席者が二千人だと知り

驚愕する篤やんが考えた献立が無難なものだったことに、

この程度のことですか?と・・・大膳頭さん。

諸外国から日本が問われる場になる。

すなわち、日本の文化の程度を判断される。

だからこそ、篤やんに発破をかける。


発破をかけられた篤やんが再会したのはーーーー!

宇佐美さん(小林薫)でした。

なぜに、篤やんが厨司長に任命されたのか?

それはホテルリッチを知っているから。

世界を知っているってことですな。

ヒントを与えてくれる宇佐美さんは、

やっぱり篤やんの師でしたね。

いい関係です♪


宇佐美さんのヒントで、料理は音楽♪を思い出し、

歌うように踊るようにアイデアが浮かぶ!?

料理のひとつとして、日本人には馴染みのない

ザリガニを扱うことに。


だけど、どうやってザリガニを用意する?

ここで、大膳頭さんが大活躍です。

軍を動かし、ザリガニ捕獲作戦。


みんなが一丸となってる。

厨房も一丸となってますよ。

個々のレベルの低さを指摘する篤やん。

それは、お上が世界の笑い者になるんですよ。

説得力ある言葉にやる気になる料理人たち。

一人は除いてーーーー!

しきたりを重んじる一人を除いてーーーー!


ご大礼の助っ人として宇佐美さんや辰吉(柄本祐)もやってきた。

仲間たちと、一丸となって料理できる喜びだね。


ザリガニも無事到着。

だけど、ザリガニを生かすためには水を流しぱなしでなければ

死んでしまう。


嫌な予感がーーーーー!!

しきたりさんが・・・・もしや??水を止めちゃう?


それは止めてーーーーー!!五月女風21


故郷で兄やんが最後の力を振る絞って生きている。

篤やんの晴れの舞台見守るために。


晴れの舞台の朝。

這いずりながら戸を開ける兄やん。

朝日が昇ってくるーーーーー!!

もう、このシーンで号泣。

兄やんの気持ちがこっちまで伝わるよ。


なのに、ご大礼の当日!

厨房は大変なことに。

ザリガニが逃亡したようだ。

どこに行った?ザリガニーーーー!

しきたりさんが逃がしたのか思いきや、

ザリガニは、逃亡しただけだった。

それを一番に見つけたのが辰吉。

篤やんの号令で厨房は、ザリガニ捕獲作戦へと。

無事、ザリガニ捕獲作戦も成功し、

滞りなく晩さん会が開催された。


しきたりさんは、タダの意地悪さんではありませんでした。

お上には聞え届くはずのない水音を気にして、

手ぬぐいを巻き水音を止めたのだ。

それもまごころだと語る篤やん。


まごころ、熱意、誠意がやっぱり感じられるね。

やっぱり日本という国を意識して作ってるね。(たぶん)


兄やんの最後の晩餐は、

篤やんが成功させた献立の数々。

メニューを読みあげる母。

見守る家族。

家族皆で、篤やんの料理を食してるんだよね泣


兄やんも嬉しそうだ。

一等国の祝宴であったと賛辞の新聞に喜ぶ兄やん。


最期の言葉は・・・お国のために・・・

励めよ!と言いたかったんだよね?泣


そして、篤やんは太陽に向かって兄やんに報告。

あなたの誇りになれてましたか?


もう!!涙腺崩壊っすよ。

じぶんだけではなく、誰かのために生きることの出来る、

このドラマの登場人物たちに涙です。


兄の死の知らせ。

会わんうちに会えんようになることを知った篤やんの言葉に、

俊子さん実家にやっと自分の消息を知らせることに。


せっかく会えたんやし、俊子は一緒にいてくれんか?(篤やん)

あなたより長生きします(俊子)


素敵な逆プロポーズですね。


今話は、兄やんに俊子さんに泣かされました。

それにしても鈴木亮平さん素晴らしやーーーー!

弱っていても希望だけはある瞳。

見届けるまで生きるという強い意志のある目に朝日。

なんちゅうーーー!演出でしょう。

忘れられない回となりました挨拶


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