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ブログは、高齢出産・中期中絶について触れています。

不快に感じる方は、閲覧をお控えください。

 

タイムリミットを抱えながら、大きな決断を迫られる方に、

個人的な体験談としてお読みいただければ幸いです。

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夫には、

朝に「婦人科に行く」旨伝えていました。

 

私からLINEで

「お昼時間に少し会えない?」と

連絡があった時は、

 

「きっと何かが起きたに違いない!」と、

婦人科系の病気を疑い、ハラハラしていたそうです。

 

婦人科から夫の職場は近いところにあったので、

トラットリアで個室を指定し、

緊急ミーティングをしましたが、

驚きは隠せないようでした。

 

最後は「今すぐに結論は出せないね」と、

お昼時間の45分を終了しました。

 

私たち夫婦は以前から、

「3人目はないね」と

何度か話し合った事があるので、

 

夫に会うまでは、

「産む」という選択肢は一ミリもありませんでした。

それは夫も同様だったと思います。

 

しかし、なんだか話すうちに「産む」ことも

できるのではないか?

そんな選択肢も、捨てずにあるのではないか?と、

そんなことを考えるようになりました。

 

「お腹に赤ちゃんがいる」

その事実を受け止めた瞬間から、

歩き方、動作、がいきなりお腹を庇うような妊婦になったこと、

我ながら「経産婦力に」びっくりしました。

 

 

家に帰ると「検索魔」になりました。

しかも検索するのは

 

「高齢出産 リスク」

「前置胎盤 リスク」

「中期中絶 リスク」

 

と、リスクばかりを検索しました。

前に進むのと、ここで退路を作るのと、

どっちがリスクが大きいのか、そんなことばかり考えました。

 

知りませんでしたが、

「40代の予期せぬ妊娠は10代よりも多い」

という驚きの記事がありました。

 

そして、

背景に「もう産めないだろう」と考える40代の

避妊への意識が希薄なことが書かれていました。

 

 

そうしているうちに、

「入院先がない問題」を思い出しました。

 

「先生は、そんなこと言ったけど、

 実際、大きな病院は受け付けてくれるのではないか?」と考え、

 

近くの総合病院に「中期中絶」について問い合わせると、

 

案の定「うちでは、取り扱っておりません」との返事。

 

 

「では、どこか中期中絶をしている病院を教えていただけますか?」

と聞くと、保留・・

 

・・そののち帰ってきた答えは、

 

「わからないので、ご自身で探してみてください!」

 

でした。

 

「えええっ?」

これもびっくりしませんか?

地域の医療を担う大きな病院での例です。

たくさんの出産を見守り続けている歴史ある病院です。

 

もし、初めての妊娠の方など、

途方に暮れている方がこんな対応をされたら、

世界が終わったような感覚がするのではないでしょうか?

 

そして、私は

先ほど婦人科で教えていただいた

車で30分以上かかる地方の病院へ、

中絶の前の検診の予約を入れました。

 

「まだ決心したわけではないですが、

 中期中絶がどんなものかも想像がつかないので、

 どんなことをするか、話を聞かせてもらうこともしたい

 どっちにしろ、早く決断をしなければと思い電話をした」と言い、予約をしました。

 

翌週の月曜日(翌営業日)に決まり、

夫も仕事の都合をつけて同行してくれることになりました。

 

 

補足・・・

今回、大きな病院からの不意打ち「自分で探してください」問題ですが、

中期中絶を実施してくれる病院を探すための糸口としては、

出産を扱う病院ではなく、「初期中絶」を扱う病院やクリニックに連絡をして聞くことが、

もしかすると一番の近道ではないか?と私は考えます。

途方に暮れている方、病院探しは本当に大変かと思いますが、頑張ってください。

そして、「母体保護法指定医」であることを、是非ご確認ください。