『震災で亡くなった方々の分まで生きて欲しい。』
『希望を持って生きて欲しい。』
『今、ここで生きていることに感謝して生きて欲しい。』と話しました。
すると
電話の向こうで母が歌を歌っていました。
『ハッピーバースデートゥユー♪
ハッピーバースデートゥユー♪』
今日は母の誕生日
だったんです。自分の誕生日を自分で歌うお茶目な母。
私からも
『ハッピーバースデートゥユー♪』の歌を…
そしてプレゼントを贈る事は出来ませんでしたが
『産んでくれてありがとう
』と母に日頃の感謝の気持ちを伝えました。
そして、早く安全な場所に避難して欲しいと伝えたところ
これから仙台へ避難するとのこと。
ガソリンがなくて避難するにも避難できないと言っていたのですが
大津波でギリギリのところで残った姉の家に農業用の燃料があったのです。
それで2台の車の燃料を満タンにして、母・兄・姉家族はおかげさまで仙台まで無事に避難をする事が出来ました。
母は『このまま、1人になっても家に残る』と言っていましたが
家族全員無事に避難が出来て本当に良かったです。
避難先は仙台のお姉さん(姉の旦那さんのお姉さん)のところで
母のお誕生日のお祝いにと姉が3時間も待ってやっと買えたチラシ寿司の素でチラシ寿司を作ってもらい、お祝いをしてもらいました。

『避難生活の中で贅沢な誕生日になった』と画像つき付さでメールが送られてきました。
『水を汲みに行くのも2時間かけて…大変だけど、頑張る

』という姉からのメールに勇気をもらいました。被災地では燃料や飲み水も食料もなかなか、手に入らないのが現状です。
今、いちばん必要としているところに届けられるよう

被災地ではない場所での買い占めを
出来るだけ控えて欲しいです。
今、あるもので出来るだけ質素に
そして水や電気の節約を心がけて
落ち着いて、心穏やかに過ごすことがまず、私たちに出来る事ではないでしょうか?
今、ここで生きていることに感謝して1日1日を大切に過ごしましょう

そして、まだ 被災地で避難を必要としている方々にいち早く避難ルートや避難方法が確保できますように。
安全な場所に移動できますように心から祈っています。