トラウマ解消セラピーOliveの✾なぉ✾です
【女性専門】
前回の『不安障害だった私がトラウマ解消セラピストになりました!㉕』はコチラ
母の施設入居が決まり、悲しみと罪悪感でいっぱいの私でした。
病院のロビーで、母からの
「ごめんねぇ・・・。」
の一言に、ずっと我慢していた涙が溢れてしまった私でしたが、何とか落ち着きを取り戻したところで担当の相談員さんが来ました。
父が、相談員さんに施設に入ることが決まったと伝えると、相談員さんは少し戸惑った様子で私のほうに目を向け小さな声で言いました。
「それで、良いんですか?」
私は、泣いたばかりの顔だったので視線をそらしながら
「・・・はい。」
と答えました。
相談員さんは、私が自宅介護を希望していることを知り、共感し協力してくれていたのです。
知識を持って、自宅介護が実現できるよう父に声かけをしてくれていたことに感謝しています
その後、母は無事に退院することができました。
母が入居する施設の空き状況の関係で、まずは別の小さな施設に数ヶ月だけお世話になることになりました
母を車に乗せて、その施設に到着すると、責任者の男性が出迎えてくれました。
50代前半くらいの、スキンヘッドに淡い色のサングラスのような眼鏡をかけた男性・・・
男性不信や男性恐怖症がまだ残っている私には、「怖い人」にしか見えませんでした
ここにお母さんを預けるの!?大丈夫なの!?と、不安で押し潰されそうでした。
施設の説明が聞き終わり、私たちは帰らなければいけません。
ちょうど昼食の時間らしく、各部屋から入居者の方が集まってきました。
見渡してみると、70代~90代の方ばかり・・・
60代前半の母は、やっぱり浮いているように見えました。
母も昼食のためテーブルに移動したので、私たちは声をかけ帰りました。
振り向くと、小さな母の後ろ姿がとても寂しそうで、不安そうで・・・
今でもハッキリ覚えています。
その後は、頻繁に母の面会に通っていました。
ある日、母がトイレに行きたいと言いました。
私がスタッフを呼びに行こうと部屋を出る時に、母が
「できるだけ、女の人を呼んで・・・。」
と小さな声で言いました。
その瞬間に、私はその意味を理解し、私たちには気づけない苦悩が母にはあったんだと知りました。
体が不自由になったからと言っても、本人は急に受け入れられない。
男性にトイレのお世話をしてもらうことに、抵抗感があるのも複雑な心境になるのも当たり前。
お母さん、こんな思いをさせて本当にごめん・・・
心の中で謝りました。
スタッフのみなさんにも慣れてきた頃、あっという間にお別れがやって来ました。
母は別の施設に移ります
家族で母を迎えに行くと、もう出かける準備も済んで車椅子に乗った母が待っていました。
スタッフのみなさんが笑顔で見送ってくれる中、あの強面の責任者の男性がやって来て、母の目線に合わせるようにしゃがみ、母の手を握りながら話し始めました。
「○○さん、元気でね!心配ないよ、大丈夫だからね!いつでも遊びに来てね!」
そう母に伝えながら、寂しいなと泣いていました。
私はその光景に驚いて、大切にしてもらえていたことが伝わり、もらい泣き・・・、見ると、兄も少し泣いていました。
外見だけで「怖い」と判断した私でしたが、この時に、男性恐怖症の何かがまた一つ剥がれたような気がします。
初めて入った施設が、この場所で本当に良かった
次回、『不安障害だった私がトラウマ解消セラピストになりました!㉗』に続きます🌱
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