言葉には目に見えない力が宿るという

”言霊”の概念。

ハワイを含む太平洋島嶼(とうしょ)

でいうところの”マナ”に近いそうです。

マナ”は目に見えない

神聖な力のことだそうです。

 

「おいしいものは脂肪と糖でできている」

というコマーシャルによって

インプットされたフレーズが

私の日常でちょいちょい

頭の中に浮かびます。

すると即座に

「ドーナツは真ん中が空洞で

形がゼロを表しているから太らない」

といった様な

「ゼロカロリー理論」

(お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の

伊達みきおさん提唱)

の甘いささやきも聞こえてきます。

前者は、行動(食べる)を制する言葉。

後者は、行動(食べる)を後押しする言葉。

これらは「対義語と言えるのではないか」

という仮説を立てたいと思います。

どちらの言葉も

真実かどうかわからないのに

そんな気になってしまうのです。

人に行動の選択を促す力が

備わっていると感じます。

それは言霊といえるのでは

ないでしょうか。

どちらも言葉自体がネガティブ

なものではないので

これらの言葉を多用したからと言って

言霊の悪い作用が起こることに

はならないと思います。

この話は置いといてウインク

 

ハワイや太平洋島嶼(とうしょ)では

現実世界に影響を与える

目に見えない力(マナ)に畏怖の念を抱いて

その悪い影響を避けるために作られた

厳しい戒律をKapu(カプ)と言います。

Kapu(カプ)は、禁忌、禁止を意味する

ハワイ語です。

生活の細かいところまで決まりがあり

それを破ると罰として

命を奪われるという

大変厳しいものでした。

 

 

 

Kapu(カプ)は英語で「taboo」です。

研究社の英和辞典によると

ポリネシア語由来の言葉」と書いてあります。

ラテン語由来、ギリシャ語由来...英和辞書で

いろんな言語から派生した単語を見てきましたが

ポリネシア語由来の単語を見たのは初めてです!!

これに気づいたとき、そりゃあもう

ワクワクしましたキラキラ

 

Kapu(カプ)の意味、現代ではスラングで

”強い禁止”を表す時にも使われるそうです。

カウアイ島が舞台のディズニー映画

リロアンドスティッチ」の中で

姉のナニに反抗して

主人公リロが

自分の部屋のドアに「KAPU」と

書いた紙を張り

”絶対入って欲しくない”

という気持ちを表すシーンありました。

ハワイ出身の声優さん達から

ハワイらしい話し方、ハワイ語のスラング

を台本に盛り込むサポートがあって

映画にこのエピソードが加わったそうです。

 

 

 

ポケモンにもKapu(カプ)が登場します。

ポケモンシリーズ7代目のゲームソフト

「ポケモンSM

(ポケットモンスターサン・ムーン)」

の舞台、アローラ地方の4つの島の守り神

としてカプ・コケコ、カプ・テテフ、

カプ・ブルル、カプ・レヒレが登場します。

この4体をまとめた俗称が

「カプ神(しん)」です。

作中では単に「カプ」と

呼ばれたりもするそうです。

これらのポケモンは

ハワイの4大神

 

カーネ(Kāne )

カナロア(Kanaloa)

ロノ(Lono)

クー(Kū )

 

が元ネタだそうです。

 

 

身近なところにハワイって意外とあるんですね。

ハワイの四大神について以前ブログに書いた

ものは以下になります↓

 

 

それではまた、次の投稿で。

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

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