このところ気持ちの良い秋晴れが続いていましたが、昨日あたりからくだり坂で今朝は冷たい雨の降る埼玉です。
埼玉では金木犀の芳しい香りが漂い始めました。
西日本はこれからでしょうか。
秋は北からやってきて、春は南からやってくることに改めて気がついたのは去年のことでした。
我が家は誕生日が秋から冬に集中していて、
天秤座に入り早くも3人がお誕生日を迎えました。
（妹→長男→祖母）
昨日は祖母の98歳のお誕生日でした。
朝からテレビ電話でお話しすることができ、祖母の穏やかで幸せそうなお顔を見れて本当に幸せでした。
話をした後昔の写真をパラパラと見ていたら43年前の祖母と私の写真を発見しました。
私、娘とそっくり😆
98年生きるというのはどういう感じなのか、
今の私には想像もつかないけれど、
年を重ねて、祖母のように穏やかで笑っていられる「今」を過ごせることを願います。
祖母のお顔に刻まれた皺は、祖母が自分の人生を幸せを感じながら生きてきた証のように感じました。
大好きな祖母、今年もおめでとうと言えて嬉しい。
この祖母も、
10年前に94歳で亡くなった父方の祖母も、
本当に素晴らしい女性たちで、私は心から尊敬しています。
何より、
自分の人生を愛でて、
自分にも人にも誠実で、懸命に生きてきたことが感じられるからです。
そういう方を見るにつけ、
私もそうありたいと刺激を受け、
今私は自分に胸を張れる私でいるだろうか、
そのようなことをいつも考えます。
さて、今度の月曜日（祝日）は私がとっても尊敬している人生の先輩方をお呼びして「オンナ♡のかたりば」を開催いたします。
お休みの日の開催かつ全国的に雨模様の予報でもありますし、ご参加くださる方が増えると嬉しいなと思っております。
今私は自分に胸を張れる私でいるだろうか、
そのようなことをいつも考えます。
と書きましたが、
昔はこれを尋問する警察官のように自分自身を上から見下ろしてやっていました。
これはいいあれは悪い、
これはダメ、
そういうことを誰目線かわからない立場で自分自身をジャッジし、ダメ出しし、縛っていました。
今は、100％とは言わないまでも
自分自身のやっていること、感じたこと、考えたことをジャッジすることなく、まずは全てを受け止めた上で
では。私はいかに生きるのか。どう在るのか。
ということを考えられるようになりました。
このクラーク博士の言葉がとても大きな指針になっています。
私は主にホロスコープを通して様々なことをお伝えしていますが、
「素材」（個性）というものを考えてみた時に、
「そのまんまでいい」
という言葉について少し補足したいと感じることがよくあります。
というのも、「そのまんまでいい」というのはその言葉通りであって、しかしながらその言葉のままでもないと思うからです。
自分の素材を知る。
「素材」という言葉をいろいろな方が使うようになり、
ホロスコープリーディングをお申込みしてくださる方からのメッセージでも「自分の素材を知りたくなりました」と書いてくださる方もたくさんいらっしゃいます。
では「素材」とはなんでしょうか。
多くの方が
素材＝個性＝魅力
と思っていらっしゃるのですが、それは少し違います。
「素材」という言葉を辞書で調べてみると
①もとになる材料。原料。
②芸術作品の題材となる自然や人事。
③伐採し、適当に切断しただけの木材。原木。
とあります。
①の例文で使われている「素材の持ち味を生かす」という文章の意味がどういうことなのか、きっとお分かりになると思います。
ということは「ご自身の素材」も同様ということ。
まずは自分というものの素材を知る。
成分を知る。構成要素を知る。
そうすると、
確かにそのようなところがある、と認識できます。
そして、
なるほどそのような要素があるから、ああいう場合あのように行動したのだな。
こういう性質だから、こんな風に考えがちなのだな。
ということがわかります。
「そのまんまでいい」というのは、まずはここのところを自分の中で受け止めることです。
ジャッジなく。
だって、素材（自分の構成要素）自体は変えることができないのですもの。
これが自分なのだと自分自身で受け止める、受け入れるしかないのです。
それが全てのスタートであり、
「そのまんま」にすべきところはここです。
しかし、その「知った自分の成分」を「知った」という段階のままで生きていくというのが「そのまんまでいい」ということではないと私は思っています。
素材は素の材料なわけで、
私たちは歳を重ね、経験を重ね生きていくのに「素の材料のまま」で本当にいいのでしょうか。
自分が持っている自分の要素について
どうしていきたいかを常に考え、そして悩み、選び、前へ進んでいくことが生きていくということであり、成長していくということであり、
さらにそれらのプロセスで得たことをしっかりと自分の中に取り込み成熟していくことが絶対に大切です。
例えば。
水星が牡羊座、射手座の方はストレートに発言しすぎてしまう傾向があります。
あ！っと思った瞬間に口をついて出てしまう。
それが周りにも閃きを与えるような「素晴らしい直感のアイディア」であればラッキーですが、そうとも限らず、
例えば「言わなくていい一言」だったり、
言い方がストレートすぎて傷つけてしまったり、
そういうことってありがちですし、
実際に水星（太陽や火星の場合も）が牡羊座や射手座の方とお話ししているとそのようなことが多々あったと聞きます。
（ちょっとニュアンスは違いますが、蠍座も余計な一言を言いがちです）
こういうとき、「私の素材はそれだからそのままでいい」のでしょうか。
全てのことが自由ですから、
そのままで平和で幸せだというようのであればどうぞご自由に、と思います。
でももしも、
「やってしまった」
「どうして私はこうしてしまうのだろう」
と思っていたり、
少なからず自分自身の中に後ろめたさや後悔があるのであれば
それは「そのままでいい」とは思っていないということです。
この、
「そうしてしまう自分」をまず知ることが素材を知るということで、
私はそれを「なぜそうしてしまうのか」をホロスコープ的な観点からご説明しています。
その上で、
ではその経験を通してどうするのか？を考え
その経験をしっかりと自分のものにしていく（血肉にしていく）こと、
そして次に生かしていくこと
そうやって私たちは成熟していくことを魂と約束していると私は思っています。
だからこの「成熟する」ということについては「ホロスコープリーディング」でお伝えするときに大切にしているポイントですし、
講座の中ではさらにしっかりと取り組んでいただくところです。
講座第2期は年明けスタート。お申し込み開始は来月からです。
それぞれの要素（特に人生の土台になるのは太陽、月、水星、金星、火星、アセンダント、土星）についてしっかりと成熟させていく。
このところ「繁栄」という言葉がよく使われていて
「こうすると繁栄する」とか「もっと繁栄したい」というような使われ方をしていますが、
自分自身を成熟させていくことこそが「繁栄」そのものだと私は思うのです。
「そのまんまでいい」のはあなたのその素材そのもののこと。
なぜなら私蠍座嫌なので射手座にします！と変えることはできないのですから。
その、認識した「素の材」について何も考えずに放っておくことが「そのまんまでいい」ではないのです。
あなたという種をしっかりと育てて熟させていこう。
そのプロセスをしっかりと感じられたとき、あなたの深い深いところが、魂が歓びを感じていることを実感すると思うのです。
それは「快感」のような喜びではなく、
もっともっと、深くて強くて確かな「確かに存在し、自分の意思で輝いている」という実感。
共にHappyに生きよう。
ホロスコープリーディングも
講座も
共に魂を輝かせて生きたいと思う方との出会いを楽しみにしております。
森永 美陽
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「12星座のストーリー」記事の目次はこちら
たくさんの「わたし」を知る
「10天体というわたしの話」記事の目次はこちら
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