先日、こういったフランス映画を
観ました(試写)。

※今日から、恵比寿ガーデンシネマ
などで公開されるようです。

「最高の花婿」
http://www.cetera.co.jp/hanamuko/




フランスでは、
5人に1人は観たという、
2014年に興行収入第1位を記録、
フランス映画歴代動員記録
ベスト10へのランクインした
人気作品です。

<仏のロワーヌ地方で暮らす、
ブルジョワのヴェルヌイユ夫妻には
他人に相談できない悩みが。

3人の娘は、
ユダヤ人、アラブ人、中国人と結婚。
さらに、4人目の末娘が選んだ結婚相手は、
コートジボワール出身の
黒人青年だった!?

というストーリー。

すごくユーモアに描いているので、
笑えたし、最後は納得できるお話でした。

フランスでは異人種間結婚が
世界一多く、20%もそうなのだとか。

説教臭くなく、
今、すごく大切なメッセージを
伝えている作品
でもありますね。


個人的には、
「これは国際結婚だけではなく、
ヴェルヌイユ家という
小さな世界を映しているお話だな」

って思いました。

国籍によって、
宗教、食べ物、習慣、
ルール、考え方が違う。

でもそれらは、今まで、
どういう教育を受け、
どんな先入観をもっているかに
過ぎないのだと思う。


おそらく、その人そのものの
本質というよりは、
生まれた国が変われば
そうなったはずだから。

ふと思う。
世界の国が、
「自分と違うものも
認められる人格になるべき」

と教えたら、
世界の不毛な差別は
なくなるのではないか、と。

逆を言えば、
私自身は、自分と違うものに対して
差別的な目を持って見下す人は、
「その程度の知性と
人格の人なんだ」

と思ってしまう。

だから、
たとえ私が海外に行って
黄色い肌の人間だと、
言われたとしても
おそらく気にしない。


戦争を経験した世代は
リアルに戦い、
大切な人を失った人もいるから、
素直に異国の人を
認められないこともあるかもしれない。

また、その子供たちは
親から直接、
そういった話を聞いて育った場合は、
まだ他国に対する先入観を
根付かされていることもあるでしょう。

でも、その後の子供たち(※私たち世代)は、
もっと戦争を客観的に見られる世代に
なっていると思う。

戦争でも、
相手の国だけが悪い、
なんてことはないですしね。

だからこそ、
これからの世代が
この差をむしろ楽しめるような
そんな世界に変えていかないと
いけないんですよね。



国際結婚って、
大変そうだけど、
楽しそうだなとも思う。

このヴェルヌイユ夫妻で言えば、
色々な国に親戚がいるってことは
その分、旅行だって楽しめますしね。


同じ国籍の人間同士であっても、
自分と違う価値観を持つ人に
否定的な思いを抱く人は意外といる。

別れや離婚だって、
自分と違うところを認められないから
起こりやすい。


逆に家族関係は
子供を自分と同じ人格だと
思ってしまうところから、
(=親が子供と同化し、
所有物として見てしまうところから)
壊れてしまうことだってある。

血がつながっていたって、
違うんですよ。

さまざまな違いを認め、
むしろ面白がるようになることは、
これからの
人類のテーマでしょうね。


少なくとも、
同世代の女性で言えば、
キャリア独身女性 VS 専業主婦
なんてものはやめてほしい。


人の喜びが、自分の喜び、

そして、
人の痛みが自分の痛み、
と思えるほど、
ワンネスな価値観が普通になったら、
本当に地球は丸くなるのだと、
思うものです。


もっと世界が一つになったら
楽しいだろうなって、
思わせてくれる作品。

オススメですよ!


P.S..
余談ですが、
TV番組などで
男性ディレクターが「独身の女性」を
表現しようとすると、
キャリア独身女性 VS 専業主婦
にしようとする人が意外と多い。

そういうとき、
「女を分かってないな」
って思ってしまう。

例えば、山口智子さんが
「子供を産まない人生を選んだ」
と言っても、
子供を産み育てている人を
否定しているわけではない。

みんなそれぞれ、
自分に合う環境を選べばいい
と言っているだけ。

自分と違う環境の人に対しても
リスペクトしている。


ある程度、“大人の女性”なら
同じような価値観を抱いているはず。

男社会は競争社会。
だからこそ、
相手よりも勝っていたい、
という価値観を抱きがち。

それで、
「相手を否定する」
という行為で勝とうとする人は意外といる。
(だから、男性の嫉妬心の方が
女性よりも強いって言われますしね)

でも、本来、女性は
調和していこうとする生きもの。
だから、男性とは違うんですよ。
(※ただし、大人の女性ではない人は
張り合う人はいますよ?)

TVから流れてくる情報を見ると、
「まだまだTVは男社会だな」
って思うことは多いもの。

でも、視聴者は女性を
ターゲットにしているものが
多かったり。

気を付けないと、
テレビと現実の差が
どんどん広がっていくなぁなんて
思うものです。




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