恋愛コラムニストのホンネ（２０１４年１１月現在）

一言でコラムニストと言っても、
書く文章には２パターンあると思っていて、
・自分の体験などを含めて、生き方を見せたいタイプ
・世の中を明るい方向に導きたいタイプ
があると思っているんです。

もちろん、どっちかにバッチリ分かれているというよりは、
どっちの傾向が強いか、という感じではあると思うのですが。

私自身は確実に「後者」で、
自分の人生を人様に知ってもらおうとは
あまり思うタイプではないので、
プライベートなことはあまり書きません。

ただ、結局、作家も人気商売なので、
本を出すにしても、テレビに出るにしても、
より特徴的な肩書きが必要だったりして、
このさじ加減が難しいものだなぁ、と思うものです。

それこそ、例えば、誰もが知っている有名人と結婚したら、
仕事の幅が広がるなんてこともあるでしょうし！（笑）。

ただ、私はそんな目的だけで結婚したくはないですけどね。

◇

最近は本当に本が出しにくい時代になってきました。

「文化を作る」なんて言っていられないほど、
出版業界の景気も悪くなっている感じがあり、
一段と「売れる本」しか作れなくなっているのを感じます。

ネットでは無料の情報が流れ、
情報過多の時代でもあるので、
本が売れなくなってきているんですよね。

私はライター業と兼業なのでどうにか食べていけているけど、
作家一本の人は、アルバイトしながら書いている人も
多いようですしね。

ただ、これは、自分が書く仕事をしているから

言っているわけではなく、
きちんと出版社や新聞社が生き残れるように、
みんなで守っていかないと、
どんどん文化が衰退していく恐怖は正直あります。

情報で言えば、
ネットでは、良い情報も悪い情報もあるし、
中にはアクセス数だけを増やすために、
内容とは違う過激なタイトルを付けるニュース記事などもあったり。
嘘の情報も平気で流れている。

大人になれば、情報は自分なりに判断できるけど、
若いときなんて、色々なものに影響を受けてしまいますしね。
特に欲を刺激するものに流されてしまったり。

最近は、ネットでAV動画もどんどん流れ、
それによって敷居が低くなったのか、
AV女優希望の若い女性も増え、
今では、アイドル並のルックスとスタイルがないと
希望してもなれないなんてことも言われています。

もちろん、その仕事を職業として否定するわけではないけど、
（それによって、喜びを人に与えられているわけでもありますし）
そこに踏み込む前に、ちゃんと覚悟した方がいいでしょうしね。
自分のHを人に見られるという現実を。
その映像が商品化されてしまったら、
いくら後で後悔しても、色々な人の目に触れられるということも。

◇
ただ、ネットにより情報過多になっている時代において、
１００歩譲って、良いことを言えば、
私は現在、WEBサイトで週３本コラムを書いているけど、
アクセス数で言えば、本の部数よりも良かったりするので、
本を出すよりも多くの人に読んでもらえる機会を
いただいているんですよね。

それで言えば、
若い人も正しく物事が見られるお手伝いができるのかも、
とも思っています。

本を読まない人も、ネットの記事は読んだりしますしね。

そう考えると、
作家としてのブランド力をつけるには、
本を出すことは有効だけど、
意外と「世の中が明るくなる情報を伝えたい」という意図は
ネットの方がより多くの人に伝える分、叶えているとも言えます。

…ただ、ネットは紙媒体に比べてかなりギャラが安い！
（声を大にして言いたい！・笑）

正直、今後、新人の作家やコラムニストが、
育ってくるのかちょっと心配になりますね。
その職業で生活できなければ、育たないでしょうしね。

最近は、大御所といわれる作家さんのエッセイ本を読んでも、
原稿料の安さに嘆いていたり…。

もちろん私だって、明日は我が身です（苦笑）。

マジで宝くじでも当たって、一生分のお金を得られたら、
お金なんて一切気にしないで、
何も心配することなく、
ただただ書くことに対して、
世の中を明るくしたい！というシンプルな気持ちだけで
コラムを書き続けられるのに…なんて思うものです（笑）。
（＆私は一生働かなくてもいいくらいのお金があっても、
この仕事はずっと続けたい）

もちろん今も、アクセス数や人気、ギャラなんかに惑わされないで、
世の中を明るくしたいという気持ちで書いているし、
書く仕事ではそういう使命感を持っていないと
書く資格はないとは思っています。

でも、だからこそ、もし生活苦になったときは、
書くこと以外の別の仕事を探さなくちゃ！とも思いますしね。

お金のために魂を売らない覚悟はできているけど、
なんか、コラムニストとしての在り方、
自分の人生などを色々と考えさせられるものですね。

ホント、現代は作家、コラムニストが生きにくい時代だなぁ、
とつくづく思うものです。

どうか、長くこの仕事が続けられますように！
それが一番の私の願いですね。

P.S.
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