●魚乱的短竿釣法の炸裂、あるいは短竿の優位性(魚乱というのは鮎釣り場でのハンドルネームね)
以下は次号以降掲載予定
●早瀬における大鉤3本チラシの背掛かり性とその優位性
●当たり鉤のメンテナンス、あるいは砥石使いの裏技
●中ッ島を挟んだ双子の瀬
●自分の側へカーブする瀬の攻略法と葦際チェック
●波の頂点で抜くということ
●オンボロの囮カンの使い良さ
●デジカメを使う余裕
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川幅6〜7m・・・
実は、この左側はナカッ島で、それを挟んだ背中側にもう一本の川がある、という二つの流れがある場所なのだ。
手前の水の上に倒れかかった2本の葦に3枚の葉、その前方に通り過ぎた目印が見えますよね、つまり、この3枚の葉で仕切られた2つの空間をそれぞれ別の引きで、くぐらせ、通すことが出来るか、ということです。毎回、思い通りに、正確に、です。
この小さなポイントをやり切るためには、それくらい緻密な操作を要求されます。9mではまず無理。立ち位置が狭い小場所だし、ほんの少しのブレで向こうの草に触れちゃいます。雑に流すと大した数は望めない。
こうしたところをやるためのアイテムが 短竿 です。7.3m、かつての Olympic社が最初に出したヤマメ本流釣り用の(アユ竿と比べれば) はるかにライトなタックルです。
で、一応渓流竿なので、先端の20センチ前後は柔っこいので、適当な張りを出すためにカットしてある。2尾を飛ばさないといけないしね。何センチ切ったかは忘れた。
ともかく正確性では9mより短竿系。
8mじゃまだ長い。
差が出ませんから8mはパスね。
ちなみにラインは黄色いナイロン=ラージです。鬼ですね。これの02号(多分)。
まあまあの流れで、向こう岸が草となると、メタルよかナイロンに軍配。浅いからメタルの必要性を感じない。あとはシモがヤバいので、限界を知ることが出来る点もナイロン正解。
で、当然、玉を使います。
葦根っこが危険なので、好きに泳がれちゃマズイからですが、1号をつけっぱなし。どんなに元気でも泳がれすぎると困るので、タマはそのまんま。
ポイントを見つけたら忍者に変身。
まずはかなり自分が(流れから)身を引いて、手前の葦のすぐ向こう側を丁寧にやる。(それでも狭い場所なので、大体、川幅の真ん中辺)手前の草で、目印は見えたり見えなくなったりする。当たればわかるので気にしない。
で、掛かるのは小さめなヤツ。
美味しい石が少ないから、体格に勝るいいヤツは奥にいる。ということで、入れる度に掛かります。チビでもまあまあのも全員、まっ黄っき。
そうそう、もうひとつの短竿の優位性の話をしましょう。
あのね、このシモが、ヤバ・ヤバだったんですよね。
この ↓↓↓ 白泡のすぐシモが落差1m以上もある滝なのです。
長い竿だと、えいやっっと立ててる間に流されちゃう。
ラインが長い分、すぐにシモへ走られる・・・
それが4間(7.2m)だとピタっ!と止められるんです。
ラインが短く、取り回しがイイからね。
まあ、サカナがそんなに大きくないってこともありますけど。そういう良さもあるんです、短竿にはね。実は、久々一束釣りをやった去年のその時も、やはりこの短竿でした。早や20年選手だよな~これはもしかして、「夢の鮎竿」なのか?
で、猛烈入れ掛かり。超入れ掛かり。
この乗用車3台分の広さで、次々と
24尾出ました。
早いのは、入れた瞬間ドカン!です。
一時間ちょっとはやったでしょう。
ねっちりやりました。
時速20尾オーバーはやっぱ楽しい鮎釣りだ。
バラツキがありましたが、16~21cm。
手前のビリを除いて、18~20cm中心、
黄色ばっかでした。
ようするに、こんなとこ、誰もやらないので。
大きさがバラつくので、一応、鼻環を遊動にします。
鉤は適当な3本チラシの大針系。
そうしているうち、そろそろヤバイかな~と思いましたね、
何をって、この使ってる鼻環周り、
鼻環をナイロン糸で三つ編みしてるわけ。
ナイロン同士だと滑り悪いのよね、
動かしてるうちにどんどんきつくなる感じ。
やべ~。
で、とうとうプッツン。
やっぱな。
でも想定内てか、中ハリスが切れるのは
わかっていたんで・・・
そこで、この場を捨てることにしました。
まだしっかり取っておいた場所があるのです。。。
ここまで愉しんだ瀬の
背中側の中ッチマの向こう側は、一体全体、、、
というオハナシは明日のココロだ~
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