みなさん、こんにちは。 ようやく盆が明けました。 前回の東北シリーズからの帰宅後、過不足物品をチェック&チャージアップし、すぐに西に向けて再出発しようとしていたところ、、老母から、、小生に対し、次のような託宣が発せられた。 ・今年は多くの尊い命が失われた特別な年である ・少なくともこの新盆の間は日本人の一人として喪に服すべし ・殺生を生業の一とするお前(=僕=釣り関連)は自重すべし ・以上のことから、盆の作法は全てオマエがやるべし・云々 どうも、一番下が最大の目的であるかのような雰囲気も無きにしもあらず、とゆったところだが、長年に亘り、この時期、高速道路の果ての野山を駆けずり回って「殺生」を繰り返して来た身としては、歯がゆくも受け入れざるを得ない、そんな心持ちとなり、静かに読書などで盆を送った。。などとゆえば聞こえが良いが、早朝からウイスキーなどで降臨する魂たちを快く迎えたりしていた、、バキンッ☆\ |
また、河辺を懐かしみ、庭でいつもの食卓を準備したり。 |
まあ、そんな風に能天気なお盆を過ごしていたわけだが、、 それでもいろいろと考えるべき事柄はある。 ひとつには、鮎とワカサギをめぐる放射能問題だ。 311以降、世界は変わった(小出裕章)。 日本中にばらまかれた放射性物質、とりわけ北日本では高濃度に汚染されたエリアが出現した。福島の湖沼・河川はいうまでもなく、当地の利根川でも淡水魚の被爆が報道されてから充分な日にちが経過している。 |
淡水魚は海のサカナと比較すると、より被爆しやすいという。おそらくはNaClの濃度の違い(塩基の混同)ではないかと推察する。 3月20日前後。 数日前からとてつもない膨大な放射能がばらまかれた結果、雨水によって河川に流れでた放射性物質は、今まさに遡上準備で河口に集結しはじめたり、すでに遡上を開始しはじめた群れをアタックしたのだろうということは簡単にイメージできる。 浜通りの河川では、キロあたり数百ベクレル~高濃度のエリア河川では1500Bqという絶望的な汚染濃度が5月の半ばから後半にかけて報道された。当地の利根川の天然アユでも、キロあたり百数十ベクレルというものであった。 |
まあ、長い間、4ヶ月以上も愚図愚図と思いを巡らしつつも、カラダは動かないというような日々を過ごしたのではあったが、個人的な結論としては、基本、オプティミズムでゆこう、すなわち、大したことはないさ、気楽に行こうぜ、というのが今の心情だ。あくまでも釣りに関して、ということではあるが。。 考えられること。 ・鮎で言えば、石垢は比較的放射性物質を保持しやすいこと だが、新垢→成長→垢腐れ→離脱→新垢・・・ あるいは洪水による強制的離脱(白っ川)という ライフサイクルは我々自身がイヤッというほど体感している ・その以前に、鮎は水生昆虫なども食すことから、植物性→ 動物性プランクトン、あるいは珪藻・藍藻の類い→小昆虫 というようなルートで若干の生体濃縮はありうるだろうこと ・だが、しかし、なんとゆっても、オプティミズムの源泉は 「一年魚」 であるということだ ・ゆえに、継代におけるトラブル、すなわち生殖関連に悪影響が あったとしても(天然は)自然界にて淘汰されるだろうこと ・その上で、来期の成魚に検出可能なセシウム等が出たとしたら それは鮎という非常に稀な種族ということで、より注目に値する 出来事ということになるだろう(可能性は低いと見る) ・結論的にいうなら、今年は食わない、食わせない(若年層) ・いわば、今年の釣りは殺生、いや殺戮、という面が強調される こととなるが、これはもういたしかたあるまい ・今更だが、成長期の子供は細胞分裂がさかんであって、それは 2本のX型にくっついていたDNAが2つに分かれ、それが また2本のX型にコピーされる、その不安定な時に、常時 発せられる内部被爆の放射線によってスパッ!っとカットされた DNAが変な形体でつながった場合に設計図としてのDNAが 異常な細胞となる、ガン化だ ・だから、子供たち~親になる可能性のある若い人々には くれぐれも注意をはらってもらわねばならない どんなに注意をしてもしすぎということはない 後の祭りで泣くのだけは避けねばならない 子供を大切に 御身も大切に ・我々のような50代も半ば以降になると、そういう意味で DNAなんかも感度が鈍っているのだから、基本的に、 よけいな心配はいらないということのようだ 一方、これから新シーズンを迎えるワカサギ釣り。 これもいわば、「鮎の3年版」ということではなかろうか。 基本、今年~2シーズン先までは食わない・食わせない、という希望の薄い殺生が続くことになるが、サカナ達には気の毒だが、逝ってもらう以外に術はない。むしろ、止水域たる湖でどんどん釣りまくる。そしてワカサギというサカナに滞留する放射性物質を、そのエリアから取り除くという使命が我々には賦与される、ということなのではないだろうか。。 ただ、流れる水である川に対し、湖は止水域ということで、まわりの森などからの流入も含め、なかなか厳しいものがあるだろうが、それもキッチリ計測すれば、判断材料となる。生態系において、ワカサギよか上位にある大型のマスなんかは相当蓄積するだろうと思うので、キャッチ&リリースはいけません。 悲しいことだ。。 だけど、我々は前に進まなければならない。 そして、この現在の有り様も、数年先の結末も しっかり見据えなければならないと思う。 では、見据える、とは一体何なのか? それはズバリ、放射能検査、数値測定である。 いま、グズな政府も、地方政府も、あるいはその出先機関や、農業・漁業団体、企業体、等々は、「風評被害」などと称し、自らの本来的責任を一切果たしもせずに、他に(つまり心配する人々や警鐘を鳴らす人などに)その責を与えんばかりのいい加減さでこの時期を乗り越えようしている。 間違った悪宣伝と人々を愚弄する態度なのだ。 ここまで、あのフクシマの戦闘的なお母さん達を先頭に、様々な動きがあり、それらの勇敢な人たちの行動は、「ノーモア放射能」の流れを出現させた。あるいは消極的な立場で静観する人たちでさえ、もはや「公式発表」を信じはしない。 それらの現実的な行動の具体論のひとつは「計測」である。 ここまでに、かなりリアルなデータが出てきてはいると思うが、行政機関がアテにならないのだから、始末が悪い。個人のレベルの線量データをネットで、というような今の時代の対処法はガンガンすすめなければならない。 かつて、、 私が年子で二人の子を持ち、彼らと配偶者とともに、それなりの濃密な家族関係を持ちはじめた矢先、つまり25年前、突然、チェルノブイリが跳ねた。それまで、「ヒロシマ・ナガサキの原爆と放射能に関する戦後教育」は、俄然、過去の遠くの出来事から、目の前に降り注ぐかも知れない喫緊の課題となった。なんだか、恐かった。日本にも飛来してきたからだ。 チェルノブイリ直後のドイツのある個人商店の肉屋では、店主が計測器を用意して、すべての商品のベクレルを店頭で公開して販売したところ(無論、高濃度のものは廃棄)、カスタマからの信頼性を得、むしろ感謝されたなどの例もある。 つまりは、そういうことなのであって、もうこれからは、ゴマカシ、マヤカシ、ウソツキは徹底的に排除されなければならない。評判の悪い現政権も、あの時点ですべてをおおっぴらにし、早期の住民避難などに尽力すれば、今ごろ圧倒的な支持を得られただろうに。盆が見えていないのだ、あの連中は。。 チェルノブイリの後、個人的にはそれなりの知識を得たものの、わが国におけるこのかつてない広範囲の汚染にたじろぐ日々は続いた。2回ほど東京でのデモなんかにも参加した。高円寺や、新宿では、かつての私たち世代までのデモ三昧の時代と、今の若い人達の違いを体感した。こりゃ、いけるかも~(脱原発)という実感があった。 さて、その若い人たちと線量計と汚染の話である。 お盆の最中の14日、若き友人達が事務所にやってきた。 桐生の新井クン、宇都宮の佐藤クン、館林のカキちゃんだ。 「買ってきましたよ~!」 なんと、その日、佐藤君はカキちゃんとともにアキバ(秋葉原)へ行き、大枚¥9.2M円をはたいて、線量計を買ってきたというのだ。金額が金額だけに、通販はヤバいので、とかゆっていた(笑 |
ここのブログで、よく話題にするウチの畑だが、構造的には以下の様なことになる。 ・かつての暴れ川・利根川の流れた北限である ・うちの上の空き地には船着き場があったとかいう ・30年ほど前から区画整理→アスファルト化→家並み ・その結果、回り中の水が集まるのが付近で最も低い ウチの畑、、、 ・ヒコさんの強力=協力も得て修理した土手も再々々度、決壊 ・すなわち、上手に降った雨水により、そこいらじゅうの 枯葉剤だとか、地表面のゴミ類、 そして何より恐るべきは、今期の放射性降下物の集合だ はっきりゆって、前回、東北へ出かける際、すでにあきらめていた、どうにでもなれ、と。そして、7月末~8初、大水が出て、壊滅的な結果だったと会社から連絡があった。。。 ところが、、、 |
驚いた結果となった。 数値はおおよそ、0.09~0.11マイクロシーベルト! 平均0.10/時、、 充分に低い値である。 この辺に降ったであろう放射性物質が、集合したはずの堀の中の表面でさえ、そんな結果だったということは、少なくとも集まる雨水の降ったカミ手を含むこの近辺には、ほとんど、フォールダウンがなかったということになる。。 ・・・安堵をゲットしたというわけだ。 ところが、2つめの、ところが、である。 二人はここへ来る前に、館林のカキちゃん地付近も計ってきたのだそうで、高いところで1.5マイクロだったという。ここと比べれば、10~15倍ほどの濃度で、本来「しきい値」はないというものの基本的に0.5~0.6マイクロをはさんで上か、下か、という判断がある(By 武田教授)。0.6以上は(子供たちがいるなら)出来る除染を行うべし、というものだ。 上掲のエリアマップを見てみて欲しい。館林は暑いだけじゃなく、マップの中でもスポット表示もないのだ。。 計算。 0.6×24H×365D=5、258 割る千で、約5.2ミリシーベルト/年間 1.5マイクロならば、年間13ミリを超える 震災直後にもここのブログでご案内した簡単な計算式は、 マイクロシーベルト×1000でおおよそ年間 カキちゃんは育成会の会長なのだから、さらに計測を広範囲(勿論、含む学校内)に行い、この結果をぜひ近所のみなさんに公表してください。お家の中の水ぶき掃除、外部の高圧洗浄などもね、奥さんとも相談してね。 私は明日から西に向かうので、お手伝いは出来ません。。 バキッ☆\ あるいは、、 越前高田からの瓦礫を京都で大文字で燃やしません。。 こうした差異が出るのも、放射能関連の事柄の本質、すなわち、 「差別的構造」 なのである。つくづく原発関係は差別的なのである。 決定的にサベツを生む構造なのだ、と思う。無念だ。 ということで、お盆の出来事も踏まえ、明日からは大分涼しくなるというので、満を持して、ぼちぼち後半戦に突入して参ります。これからは毎日書きます。今からが鮎釣りの本番だ! お楽しみに~ また、 明日から、ワカサギ釣りの関係で 「プレシーズン・特別予約販売」 を実施いたします。こちらもよろしくお願い致します。 さて、先日ご案内させていただきました赤川に釣行された福島の寺西さんから、赤川レポが届いたので紹介いたします。 |
【赤川釣行の件】 先日、教えて頂いた赤川に8月12日と13日に行ってきました。 まず初日は、10時半から4時まで釣って35匹でした。 教えて頂いた上流の橋の右岸側の瀬は、渇水のためかきつい瀬にはなっていませんでした。瀬落ちに一人の釣り人しかいなかったので、その上流で15分ほどやってみましたが全く反応がないのでもう少し上流の瀬(300メートルほど)で釣りました。そこには釣り人が5人ほどいましたが皆さんそれなりに釣っていたようでした。少し空いた所に入って釣りましたがチビ鮎(10~13センチ)が多く少し不満が残る釣りになりました。 後で聞いた話によると、早朝から随分抜かれた場所だったようです。 2日目は、2本架かっている橋の下流側の橋(黒川橋)の下流の瀬で釣りました。 前日飲みすぎて早く起きれず、9時から釣り始めました。 今日は昨日と違って型も良く(とは言っても16~18センチ)、お昼には50匹を超えました。一人貸切状態の瀬で釣っていたのですが、午後からは下流と対岸に3人に入られてしまい身動きがとれない上に、釣っていた場所に立ちこまれてしまい失速しました。束釣りは出来なかったですが75匹釣れたので満足でした。次回束釣りが出来るよう頑張りたいです。 ありがとうございました。 |
だ、そうです。 あの、束釣りは、義務ではありませんから、、束釣りが義務なのは、ムラタマンさんとつりピット!松田クンです、、ばき。 でも75尾はよかったよかった、おめでとうございます。 あと、山形は今日は待望の雨がかなり降っているので、明日濁っていなければOK、明日ダメでも明後日の日曜は狙い目でしょう。渇水続きの増水は必ず釣れます。みなさん、がんばって下さい。 さあて、こっちも出かけるぞ~~~ ・・・出かけようとしたら、 畑の草を 全~~部、 処理してから出かけろと・・・ 鬼だよな~~(大泣) もうこうなったら、夜逃げしかないな。。。 では今後ともよろしくお願いいたします。 |