
みなさん、おはようございます。
昨夜、WEBユーザーの方からお問い合せをいただきました。
PEラインについてお聞きしたいのですが、
●●●製品と御社の0.09号のPEラインには
どの様な違いがあるんでしょうか?
お問い合わせをいただき、ありがとうございます。
実は、先週末、鮎釣りではなく、もっと使用条件の厳しいと思われる
ワカサギ釣りで、うちのテスター氏に連絡し、当該004と006の
テストをやってもらいました。
●テストでは004と006を2台の電動リールで別々に使用。
片側で600~700尾前後の数のワカサギを釣ったそうです。
2日間の連続テストで、1日目、左右トータル300尾台後半、
2日目、同じく、トータル1000尾の釣果です。
(富士山・山中湖・湖明荘さん屋形船・両日とも船内トップ釣果)
いずれも断線はなかった由。
●使用したものは、淡いピンク色に着色されたものでしたが、
色は(コーティングは)すぐに落ちたようですが、
使用後がどうなのかは、ご案内の添付写真以外、現物などはまだ確認していません。
(現在、テスト後の製品を送付してもらっている最中)
コーティングはわりとすぐ、とれてしまった、という報告だけ受けています。
●当該PEと弊社PEのと大きく異なる点
弊社製が組糸(リリアン的な組み紐方式であり、撚り糸ではない)として
出来あがっているのに対し、
当該PEは組まれていない、より糸でもない、つまり、「引揃え」
(多数の単糸の並行状態)です。
※添付写真をご参照下さい。

●PEラインは太さを正確に測れません。つぶれてしまうからです。
ですから「指先でしごいての感覚」で申し上げるならば、
当該PEの2種は弊社製009よりは細い感じがします。
また、弊社製も相当スベリが良いですが、
さらに当該PEの方がスベスベ感がある感じです。
組糸である弊社PEと「引揃え」の当該PEの差でしょうね。
ただし、使用後の太さのイメージはかなり違います。
コーティングが落ちて、ぶわっと太くなる感じです。
これはっどのPEでも発生します。
●ワカサギでは、負荷をかけて、ラインガイドにこする、
ということを延々数百回も繰り返すわけで、鮎釣りの使用条件とは
かなり違います。
ですが、上記テストは鮎釣り用のテストではなく、
あくまで、ワカサギ釣りでどうなのか?
という設定で試験していますので為念。。

●ですから、当該PEは、鮎釣りならば充分に、あるいは相当使い勝手が
よいのではないか、と思いますし、また個人的には期待もしています。
鮎釣りでぜひ使用して楽しみたいと思っています。
●ウチの009は、鮎釣りで一昨シーズンには10名のテスターさんが使い、
かなり強いことがわかりました。
昨シーズン、私自身もかなり回数を使ってみました。
シーズン中、2本のラインを、累計で17cm~最大24cm前後×2尾を
計70~80尾くらい上げました。
一本は、押しの強い深トロでドベって(根掛かって)使い始めてすぐに
断線させましたが、もう一本はシーズン最後まで、とゆっても、
一日中ではありませんが、6~7日使いました。
浅チャラなどでは押し上げ(逆上げ)のオヨガセの釣りではグッドでした。
また、水中糸を6m50cm程とって超深トロ瀬もやりました。
そこで10尾程度は釣りましたが(魚野川)、印象として
どうも、切れそうな雰囲気が全くないため、
結果、リスクなしの鮎釣りはあんまりドキドキもしないので、イマイチ面白くなく
後期の大物用としました ^_^;
安全確実を求めるならおすすめですが。。
●ワカサギ釣りでの実績はいうまでもなく、おそらく
感度や耐久性・強さ的な面ではナンバーワンラインといえるでしょう。
これしか使わない、使えないという方は大勢いらっしゃいます。

●余談ですが、PEラインを鮎釣りで使う際に注意すべき点があります。
極細単線系よりは「まし」で、流れ藻や草ゴミなどの多い川でも
わりと安心して使えますが、擦れ(こすれ)が頻発すると、やはりプツンしがちです。
ゴミが引っかかって溜まるツナギ糸(ツマミ糸)のすぐ上で切れやすい。
これは当然、細くなるほどリスクは高くなります。
なので、私は編込をいつでも上に移動できるようにしています。
移動式の編込です。
それを確認して半日か、1日に一回は移動したりして使用しています。
お答えになったでしょうか?
その他、ご不明な点がございましたら、お問い合わせ下さい.
今後ともよろしくお願いいたします。