みなさん、おはようございます。
昨日のオランダ戦。70分近くまでは、特に前半戦は、オランダを相当イライラさせる互角以上の戦いでした。途中「過去の人」となった感のある小野伸二が抜かれていましたね。非常に懐かしい感じ。
その小野とフェイエで同僚だったファンペルシが、戦前のインタビューで(日本に負けるということは)「非論理的である」との回答をしていましたが、結局、06年の本戦直前の親善マッチのドイツ戦のようなワクワク感は観ている方でも共有できず、「非論理的な結果」は導き出されなかった。それは、つまるところシュートの数と質の現れ方なんじゃないのかという印象。
その後、小野が何故ハズされたかといえば「運動量の少なさ」。不運な怪我の影響などがあるにせよ、チームコンセプトとは隔たりがありすぎるプレースタイル。そうしたプレースタイルの面からみると、今の代表で最もマッチしていないと思われるのが後半出場の本田。彼はやっぱ合わないと思う。典型的な「オレが、おれが、、」の自我の強さがプレーに表れすぎているタイプ。この子が出た試合でチームにフィットしたところはまだ観たことがない。選ぶべきではないと確信した。
このチームは天才ナカム~ラのチームである。後半の20分前後まで機能したプレッシング~ボール奪取の質の高さはなかなか余所でも見られないような素晴らしさだった。このチームの最も優れている点である。
しかし、シュンがいまだに後半の一時期に体力不足の感が否めず、いつもどこかで消えてしまう時間帯があるように、チーム全体もそれとともにバランスを崩し、足が止まる。スピードパスサッカーの(体力的な)限界点をどれだけ終了ホイッスルに近付けられるかどうかが決め手。もちろん点取り能力の拡大も。。
シュン・ナカム~ラは今期からは夢の大舞台リーガ・エスパニョーラでプレーし始めた。それまでのスコットランドでは下位チームは日本の高校生チームとやっても勝てないようなのがごろごろいたからナンなんだけど、これからは本当に面白そうだ。2~3年遅かった、とみる向きは多いかも知れない。だが、最大の敬意をもって期待し応援する。スペイン、一度でイイから行ってみたいな~~
◇ ◇ ◇
【入れ掛かりの条件】 (文中敬称略します)
例えば、今回の三面川での、正(プラス)の要因を上げるとすれば、こうだ。
●天然河川
●豊富な遡上
●8月初(この川の本格的な釣れ始め)~中旬
●ダム放流15トン(最小レベル)
●垢付き良好(垢のサイクルの前・中期)
●平日釣行
●釣り人が他にいない(コロガシはいた)
●前日の釣果情報(3人で3束オーバー)
●場所見・選定の眼力(えらそー)
●天然オトリ(小さいもの)
●ナイロン細糸(01か0125)
●出来合い3本イカリ(銘柄不明・バキ☆)
●鉤号数6号くらい(これも不明・バキ☆\ ×2)
●ノーマルハナカン(中ハリス04~06)
●タモ柄尻とベルト・ウェーダーのマッチング
●使い慣れた優秀な船(ダイワ)
●日並み(隣の荒川でも、当日夕方釣れた由)
●時合い(というか夕方)
●その場にあった釣り方・釣法
●室田 正の残像・イメージ
そんなところか。
【私淑する名人の残像】
最後に挙げた 室田 正 からいってみよう。
何故あのような 夕方のド・チャラ なんかを平気でやれるのか といえば、それは室田プロに起因する。相変わらず、むかし、昔、のハナシで恐縮だが、、
室田(やその他の名人)が颯爽と登場した頃(湖産アユで全国の多くの川が活性化し鮎釣りの人気がうなぎ上りしたころ)は、それ以前の釣りと較べれば、明らかな大激変だったといえるだろう。だがその後(室田以後)の鮎釣りのレベルは現在に至るまで大して変化していないのではないかと思う。さておき。。
◇ ◇ ◇
試合の後半には、決まって大御所連中が登場した。
「プロ」はシードなのだった。
「試合」とゆうのは、かなり広いエリアに個々の「試合」が散らばっていて、そのレギュレーションは1対1の対戦方式。エリアをセンターフラッグで仕切り、前後半各一時間で上下流を交代する。ジャンケンで勝ったものが上流エリアと定められている。一般的な、どど~っと散って好きに釣ってきなさいという、いわゆる大会方式とは異なる。
今から思えば、一、二回戦負けの連続であったが、その後の時間を名手達の釣りを見るという機会を与えられたことになり、これらの観戦は実にタメになったのだった。ちなみに、最高に調子よかったのが3回戦だったか4回戦だったか、アシスタントプロとの戦いで、惜敗。これに勝っていれば8マンだか16マンだかの賞金が頂けるはずだった。確かこの時のコンテンツがHPのどこかにあるはずだ。
で、当然実力者が残り、最終戦は大概、夕方になる。
2時間の試合で、30数尾 対 40数尾とかの結果でともかく、釣果レベルが、我々とは、朝とは、日中とは・・・全く違った。
室田がが釣ってるはるか向こうの対岸の際に
本線流芯はある。
我々なら間違いなくその芯にそうっと近づき泳がせる。そしてなかなか芯に入っていこうとしないので、ついに立ち上がって鼻を吊って流芯の少し手前から入れ込んで馴染ませようとする。そこで5~6尾は獲れたとしても、一時間のタイムアップ。そんなところだろう。
だけど、こっちのたるんだ岸際で無茶・入れ掛かり。
あぜん・・・愕然・・・鮎釣りマジックだ!
その場の水はといえば、ペチャペチャ、よくて足首。
ヒトが立つとこよか、歩くとこよか、全然手前。
スッキリ立った姿は上半身が若干前傾気味。胸の前で両手で構えた竿の先端は常に揺れている。掛かるとにっと笑みがこぼれたか。。
当時は、ともかく小さな動きも見逃すまいと真剣だった。すごいと思っただけじゃなく、その釣りにハマッた。同時期、小倉サンのも見たが、あれはむしろ理解不能だった。ひょうひょうとしていて何を狙っているのか、どういう意図なのかが見えないうちに >゚)))アユ>< が掛かるというカンジだった。「舌を巻く」というのがピッタリの釣りだった。
ともかく、名手ウォッチによる 正しい学習が、その後の釣りの核となる基礎的なイメージ として残像したと今だからゆえる。だから、自分の釣りなんかほっといて、名人級のナマの技の全体像 を近くで見てみろと、みんなにゆいたい。
DVDとかだけではだめだ。
なぜかというと、目印とか抜かれる瞬間ばかり多くて、操作側の緻密さや細部の動き、あるいは絵には写らない仕草やクセ、小さなテクというようなものが、見ることができないからだ。カットされてるのか、撮らないのか、わからない。とってつけたような、何々釣法のDVDをいくら見ても実際には大して役に立たないのではないか?
ほんのちょっとした操作や
デテールをもっと追求してほしい
つまり、真のリアリズムが漂う作品が少ない印象。DVDの制作者にはもっとがんばってもらいたい。例えば、返し抜き特集 なんかは DVD でこそやれ!釣り人のニーズをもっと考えてもらいたい。
すっかり脱線した。。。
以下は具体的な MONO論、
超入れ掛かりを実現するためのデテール追求である。
●タモの柄尻とベルト、ウェーダーのマッチング
これは、超入れ掛かりには極めて重要。
オレ鮎の古い読者のみなさんなら、
何回も言及していることをご存知だろう。
ようするに、キャッチしたら、、、
、、というオハナシは明日以降のココロだ~