円錐形の超音波発信をコーン角9゜と19゜で自由に切り替え可能な Dual Beam タイプの発信子です。


オレ鮎&秘伝ブログ

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 性能は申し分なく、ナローサイドで映した51-Cは拒否反応・干渉などなく、バッチリでした。福島のOKさん、あらためてありがとうございました。以下、OKさんの解説を頂戴いたします。

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 ビーム角切替式(9度、19度)の振動子で、
 広範囲の探索とスポットの魚影を表示することが
 出来ます。

 ワカサギ釣りでの実際の使用感ですが、ドーム
 船内など、他の魚探の干渉を受けやすいところ
 ではナローにするとノイズの少ない映像になり、
 オモリ・仕掛けの映り込みがはっきりしますので
 棚合わせが容易になります。

 いわゆる「空中戦」には効果抜群です。

 標準の振動子TD-05でも、水質が澄んでいて、
 浮遊物も少なければゲインを上げることによって、
 オモリの映りこみも確認できますが、その反面
 周囲の方のオモリも映りこんでしまい大変
 見にくい表示状態になることがあります。

 また、底に傾斜がある場合、ビーム角が広いと
 底ベタの魚影が底表示に埋もれてしまうことが
 ありますが、このような場合ナローに切り替えると
 魚影が浮いて映りやすくなります。

 氷上でのポイント探索時もワイド側で広範囲を
 探り、ナローで底付近をスポット探索、という
 使い方も出来ます。

 (機種・使用条件によって表示は変わります)

 本多電子 ホンデックス(HONDEX)製 FL-20、
 FL-18、HE-51C、PS-50C等に使用できます。
 コネクタは3Pです。


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 単機能のTD06は確かビーム角12度、標準品は22か24度、これはさらに狭く、ナローサイドが9度、ワイドで19度、しかも切替式ではるかに使い勝手が良いです。

 紡錘形の振動子の中心からケーブルが出ているため、付属のフロートで落とし込むと確実に直下を照射するため、もっとも有効なのは、自分の仕掛けの上部の鉤からオモリまで、つまり仕掛け全体をしっかりとモニターに反映できることです。

 これで底狙い時でも上層に大小の群れが来たら一気に巻き上げ、群れを直撃することが出来ます。オモリの軌跡がナナメに反映されますし、また普段あまり意識して見ない51CのAモード機能(右側の簡易フラッシャー機能)でオモリの動きが手に取るようにわかるため、群れにジャストミートすることが可能となるわけです。

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 また51Cの標準振動子では、51C 同士で激しい干渉を起こすため、屋形などではほとんど使い物にならなくなったという経験をされている方が多いと思いますが、この製品の場合はほとんど干渉することがなくなります。他機種でパワーの強い振動子が存在する場合でも、深く沈めることで干渉を回避することが出来ます。

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 他の使い方として、浅場ではワイドに設定して下さい。浅場でナローサイドだと、ごく狭い範囲きり反映しないため、サカナがごく近くにいても見落とすことがあるためです。

 深場ではワイドで大きな範囲でのサカナの存在を確認し、ナローに切り替えて、ご自分の直下の状況を見れば判断がしやすくなりますので、時々、ナロー← →ワイドを切り替えを行うとよいでしょう。

 深場で群れが直下の場合、(51Cの配色設定にもよりますが)グリーン~イエロー系の色がオレンジ~アカ系に変わり、驚かされることがあります。

 Dual Beam 振動子でさらに奥深いワカサギ釣りを心ゆくまでお楽しみ下さい。