ここのところ、ぞくぞくとユーザーのみなさんからの
レポートを頂戴していますので紹介します。


今回は疾風で「秘伝&やまぐっちコラボ穂先」を初めて
使われた茨城県のHさんです。

今後も機会をみてユーザーのみなさんの声を紹介して
ゆきたいと思いますので、メールレポよろしくです。

         ◇


<昨日(25日)桧原湖・Gハウス目黒へ行ってきました>


  早速ですが秘伝&やまぐっちコラボ竹穂先+
  バンザイ目印、使ってきました。

  率直に申し上げますが、すっ・凄いです。

  アタリが半端なくよく分かり、今回はシーズン
  初の釣行と言う事もあり、疾風1丁での釣り
  でしたが、6:30~16:00で154匹と
  自己レコードを出すことができ、感激・感謝
  です。

  雄子沢での釣りでおおよそ20名前後が入り、
  トップが200匹とのことなので、2丁で
  秘伝を使用していたら、トップもありえたかも
  しれません。

  色々と市販の穂先を試していましたが、お世辞
  抜きでやっと自分にあった穂先が見つかりました。       

  釣行して又、お聞きしたいことが2点あります。

  1つ目ですが、アタリがありアワセるのですが、
  のらないことがありまして、自分の腕が悪いのも
  あるとおもいますが、秘伝穂先使用でのアワセの
  コツなどありましたら教えて下さい。

  2つ目ですが、穂先が巻き癖になってしまったの
  ですが、直し方などありましたら、教えて下さい。

  お忙しいとはおもいますが、宜しくお願いいたし
  ます。


         ◇

はい、Hさん、お疲れ様でした。

やまぐっちオリジナル穂先にバンザイ目印を付けた方は
初めてではないでしょうか(笑)

いや、これは正解なのです。

バンザイ目印は世間からは、わりと無視されていて(笑)
しかしどうして、使ってみるとその良さに気づきます。

●装着すると、オモリ負荷とは異なる竿の曲がりが出ます。
 これでオモリを吊すと

 【穂先の一番敏感な部分にオモリとは別の反発力が
  タメられる】
感じになります。

 この感じがよいわけです。
 上掲の画像のラインと穂先の曲がり具合をご確認下さい。

 これでほんのちょっとしたアタリやフケも大きく出ます。

 また、バンザイ目印の重量分だけ、本オモリを軽くする
 ことが出来、そして、バンザイの重さによる不安定さが
 アタリを出しやすくする
わけです。

 理論的にゆえば以上のようなことですが、機能として、
 単に、いわゆる「目安」としての

  「見やすさ」だけではない

 ことを実感していただけたと思います。
 さらに楽しんで下さい。


●アワセ外れ・遅れの件ですが、

 モノ論で言えば、ひとつはタックル自体の使い勝手
 あります。持ちやすさとか軽さとか、そういった事です。
 ラインの種類も関係・影響するでしょう。

 具体的には、電動で乗せられない原因の典型は
 「手首返し」です。これだけはいただけません。

 電動本体が姿勢を崩さず、「上方へ平行移動」するような
 合わせ方を意識してみてやってみて下さいな。

●アワセのやりかた

 精神面!!(笑) 
 笑っていますが、これが一番大事です。

 どんどん、じゃかじゃか釣れる状況では誰でも、何でも
 釣れます。ところが、、

 【限界釣果】が200尾を切り、一束台にまで落ちて
 くると(つまりこれから、11月以降ですが、、)
 アワセが上手くゆかないのは痛手です。

 例えば、
 当たり、アワセ、当たり、アワセ、、、という風に

 【アワセが裏に入ってしまうこと】
があります。
 これは精神面が良くないのだと考えています。

 そこで、
 アタリに対する反応力とでもいいますか、
 そういう意識を身体中に満杯にするのです。
 それを意識的に行うわけです。

 これ以上はないくらい、その反応力を身体に充満し、
 その他のことは一切捨て去ります。

 昨夜、釣りに行くとゆったら、女房に嫌な顔をされた、
 とか、会社のあの部下はやっぱオレのことを軽蔑して
 いるのではないか、とか、隣のヒトはバリバスのハリ、
 オレのはささめ針の5本針連結して10本バリなのに、
 なかなかアタラナイとか、、バキ☆\ バキ☆\

 そうゆうようなことは一切頭の中から捨て去ります。
 つまり目一杯・集中するということです。

 前述のアワセの裏現象などが多発する場合などは
 深呼吸一発、周りの人がオッたまげるような大声で

  「集中~~~!!」と叫びましょう!

 こうしてフルパワーにして、集中すると
 不思議とアワセが効くようになり、【表】に戻れます。
 試してみて下さい。

 それと、実際面では、
 多くのヒトはアワセがキツく早すぎ
 だと思いますね。なにもあんなにやらなくても~(笑)


 例えば、穂先を曲げてゆくと、腰の部分の先で堅く
 曲がらなくなる点があります。そこから垂直に曲がった
 穂先先端までの垂直距離(A)から、
 オモリ負荷で曲がった垂直距離(B)の分を差し引けば
 アワセが効き始めるタテの距離(X)
が決まります。


  - です。
 

 やまぐっち穂先で言えば、おおよそ、、

   X=10-5 つまり5cmです。

 5cmでフッキング出来る直前まで来ますから、
 10cmも合わせれば(持ち上げれば)フッキングする
 ことが可能となります。

 この際、穂先素材やラインの種類、ハリ銘柄によって
 多少の差が発生するでしょうが、まあ、その点では
 竹素材は【腰】がしっかりしていますから心配は
 いりません。

 また、確実にゆえることは、厳しいアワセでは、必ず
 穂先の跳ね返りが発生しますが、軽く、ゆるやかな
 アワセなら、穂先が極端にお辞儀することがありません。

 この「お辞儀」については、過去のHPコンテンツ
  「穂先の理論」 で詳しく述べていますので
 ぜひ参考にして下さい。。

         ◇

 つまり、ここでゆいたいことは、

  【軽く、小さなアワセで十分だ】

 ということです。

 ちなみに前述のアワセ巾のストロークを突き詰めると、
 穂先を完全にタテ・垂直にするとストロークはほぼゼロで
 OKということになります。
 すなわち、即、フッキングということです。
 (枝ス分は必要。。)

 これがタテの釣りの神髄です。

 いかにアワセストロークを短縮するか、を考えた末に
 考案したものが「象の鼻」(可変アダプター)です。
 アワセ対策にはある程度有効です。

 ある程度、というのは、この場合の穂先は全く質的に
 異なる穂先(竹)を使用しないと効果が十分に発揮
 できないからです。

 現在、このアダプターを【据え置き型の電動】で使用
 しているヒトの多くは、その威力の30%程度しか恩恵に
 浴していないだろうと考えています。
 曲がりの限界が穂先の奥の方にある樹脂系の穂先では
 とくに顕著になりがちでしょう。

 このタテの釣りの件については、今後、順次、明らかに
 してゆくつもりですので、お楽しみに。


 さて、軽く小さなアワセのメリットは色々あります。

  ○下にいるサカナを驚かせない(散らさない)

  ○アワセ切れが少なくなる

   ごくマレに、ハリ掛かり点以外に口が切れている
   サカナを釣ることがあります。かわいそう・・・


 ワカサギ釣り楽しみのひとつに、あんなに小さな魚体
 なのに【ズンッ】とした重さの感覚が得られることを
 実感すること、があります。

 それを行うために、軽く、小さくアワせると

  ◎乗せた感じがよくわかる

 楽しさが倍加するというわけです。

 結論的には、アワセのパターンを変えてみる、です。

 秘伝&やまぐっち穂先はこれにはもってこいですから
 ぜひいろいろやってみて、楽しんで下さい。

●竹穂先のクセをどうするか?

 クセを取るのは簡単です。
 
 まず、秘伝の竿ケースに入れておくだけでとれます。
 もう元に戻っているはずです。ご確認下さい。

 また、すぐに戻したいという時は、穂先を裏返して、
 両手で穂先先端と根本を持ち、逆Uの字にして
 クイクイと左右に引きます。(優しくね)

 これで秘伝の竿ケースに放り込んでおけばOKです。
 すぐにシャンとします。

 なお、多少癖が付いてきたら、オモリを一段軽くして
 さらに小さなアタリを引き出すという裏技もあることを
 覚えておいて下さい。案外、効きますよ。

では、今後ともよろしくお願いいたします。