太古には現生種よりも

はるかに凌ぐ巨大な種が存在していた・・・。


そんな数々の伝説「巨大動物列伝」第2弾です。

前回の第1弾は→こちらの記事


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現在、世界最大のリクガメといえば、ゾウガメ。


ガラパゴス諸島に生息するガラパゴスゾウガメ

セーシェル諸島に生息するアルダブラゾウガメ だ。


どちらも甲羅の長さ120cmを超える大物だ。

しかし太古にはそれらをはるかに凌ぐ

巨大なゾウガメが存在した!!


コロッソケリス  学名(Colossochelys atlas

コロッソケリス

250万年前のインドには

甲長はなんと180cm!甲羅の高さは90cm、

そして推定体重は900kgものゾウガメが存在したのだ。

(ちなみにガラパゴスゾウガメの最大体重は400kg)


そういえば、ゾウガメというと長寿で有名であるが、

最近のニュースで

3月23日、インドのコルタカ動物園で

推定年齢250歳のアルダブラゾウガメが

肝不全のため死亡とあった。

このゾウガメは18世紀中頃に

英領インドの基礎を築いた英軍人ロバート・クライブが

ペットとして飼われたものだとか。


しかし動物は体の小さな動物より、大きな動物の方が

長寿といわれるが、

アルダブラゾウガメで250歳は生きるとなると、

巨大種のコロッソケリスは何歳生きるのだろう。

300歳、いや400歳はくだらないかもしれない。


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われわれ人間に似た動物に巨大種が

いたら、かなりインパクトがあるだろう。

そう、太古にはそのような巨人が存在した!!


ギガントピテクス  属名(Gigantopithecus

ギガントピテクス

およそ600万年前の中国南西部に生息。

巨人というよりも、姿はゴリラに似ており、

巨大な猿人といったところだ。

しかし立ち上がると高さ3mはあり、

出会いがしらに向き合ったら、かなりの圧迫感が

あって恐ろしいだろう!

身長は3mもあるのだから

部屋の中で暴れられると、

頭突き頭突きで天井はボコボコだ!

このギガントピテクスはよく、

未確認動物、ヒマラヤの雪男(イエティ)

ではないかといわれ、

生存説も囁かれているという。


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現在の巨大な爬虫類といえば、

まず、ワニを思い浮かべるであろう。

世界最大のワニは

東南アジアからオーストラリア北部まで

幅広い生息域を誇る

イリエワニ

大きな個体では9mはあるという巨大ワニだ!


しかし太古にはそれを

はるかに凌ぐ巨大ワニが存在した!!


プルスサウルス  学名(Purussaurus brasiliensis

プルスサウルス

1000万年前の南米アマゾンに生息したという

全長は推定20mあるといわれる巨大ワニ。

この推定値はいささかオーバーかもしれないが、

現生種よりはるかに巨大であることは間違いない!!

プルスサウルスの頭骨

これは発見された頭骨化石。

そのアゴは巨大なだけでなく、

かなりの重厚感ある。

おそらく国産の軽自動車なら

アルミ缶を握りつぶすかのごとく、

容易に噛み砕いたかもしれない。

とにかくヤバイ。


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やはり、ヤバイと言えばサメ。

モンスターパニックの映画として

有名なのが「ジョーズ」。

ジョーズに登場する凶悪なサメといえば

ホホジロザメ だ。

全長は6mとマンイーター(人食い動物)としては

十分な巨大捕食動物だ。


しかし太古には「ムカシホホジロザメ」という名の

ホホジロザメよりはるかに巨大な種がいた!!


メガロドン 学名(Carcharodon megalodon

メガロドン

2600万年~600万年前の暖かい海に生息。

全長はなんと15mあるという。

今ではモンスターパニック系映画で、

このメガロドン出演の映画は少なくない。


最近、海のギャング「シャチ 」がホホジロザメを

襲ったと耳にしたことはあるが、

さすがにこのメガロドンにはかなわないだろう。

そんなメガロドンの主食は巨大なクジラだったと

いわれている。


メガロドンとホホジロザメの顎の大きさ

左が(ホホジロザメのアゴ)、右が(メガロドンのアゴ)

並べてみるとホホジロザメのアゴがヤバイはずなのに

なんとも貧弱に見えてしまう。

メガロドンの歯の長さは17cmもあるという。

最近では2万~1万年前のものとされる

メガロドンの歯化石も発見され、

変色せずに白いままの歯があるのだという。


今でも「メガロドン生存説」はささやかれている。