太古には現在の現生種より
はるかに上回る巨大動物が存在する。
アースロプレウラ 属名(Arthropleura )
3億年前の石炭紀に生息していたという
史上最大の陸生節足動物。
全長2mもあるというムカデやヤスデのような
巨大な虫だ!!
巨大シダ植物がうっそうと生い茂る
石炭紀の大森林は
羽を広げれば70cmにもなるメガネウラ というトンボや
現在のゴキブリの2、3倍はあろうかという
巨大ゴキブリのプロトファスマ など
石炭紀の大森林は
巨大昆虫がうごめく「風の谷のナウシカ」の腐海の
ような世界だ!
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小さな動物は?
と言われたら、まず思い浮かべるのは
ネズミだろう。
太古にはそんな常識を覆す
巨大なネズミが存在した!
フォベロミス 学名(Phoberomys pattersoni )
800万年前の南アメリカに生息。
体長はなんと3m!体重は700kgと
推定され、そのデカさは牛クラスだ!
ネズミという小さな動物は
寿命が短く、世代交代を素早く繰り返すことに
よって、環境変化から柔軟に対応し、
今も繁栄しているわけだが、
これくらいデカいネズミになったために
絶滅に至ったわけだろうか。
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ヘビはネズミが大好物だが、
牛級のデカさの巨大ネズミ「フォベロミス」を
容易に飲み込むことが
できるであろう巨大ヘビが
太古には存在した!!
ギガントフィス 属名(Gigantophis )
現代の世界では東南アジアに生息する
アミメニシキヘビ の10mというのが
世界最大といわれるが
5500~3800万年前の北アフリカには
なんと全長18mはある大蛇がいたのだとか!!
しかし部分的な化石しか発見されておらず、
詳細は不明だ。
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世界最大のトカゲは
全長2~3mのコモドオオトカゲ だ。
しかし現代でもそのトカゲをはるかに凌ぐ
巨大トカゲが
オーストラリア北部、パプアニューギニアで
目撃が相次いでいるのだとか!
確かに1万年前のオーストラリアには
コモドオオトカゲより巨大なトカゲは
化石種として発見されている。
メガラニア 属名(Megalania )
その全長は5~7mもあるというオオトカゲだ。
未確認動物として目撃例が絶えない
巨大トカゲとは、このメガラニアとよくいわれている。
現代でも絶滅せず生き残っているのだろうか。
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現在の最大のペンギンは
コウテイペンギン だ。
高さは120cmと
低学年の小学生なみの背丈である。
しかし3700~4500万年前の太古には
成人なみの背丈の巨大ペンギンが存在した。
学名(Pachydyptes ponderosus )
ジャイアントペンギンの背丈は
160cmにも及ぶという。
足首やフリッパー付近の骨の化石からの
推定値らしいが巨大種であったことは確かだ。
しかし
巨大とはいえ、ペンギンなら
大きな図体でよちよち歩く姿は
お間抜けっぽくて愛くるしいかっただろう
と想像してしまう。