年が明け 松の内(7日) 鏡開き(11日) 成人の日(14日)も過ぎて
15日は小正月です。
三連休の最終日(14日)小正月の行事を見てきました。
~ どんど焼き ~
右二つのてっぺんにはダルマがのっていました
お正月の飾り物などは 初日の出の光から舞い降りてきた
” 歳神様 ” が依りついていらっしゃるので
” お焚き上げ ” で祓い清め 天にお返しするという
”どんど焼き” の風習を私たちは受け継いできました。
正月の飾り物やダルマなど
てっぺんのダルマ
神主さんにご祈祷していただきます
けがれなき者 ( 子供たち ) の手によって点火されました
正月飾りに依りついていた歳神様を神聖な火で天にお返しするという、古くからの日本の風習
30mくらい離れていてもあったかい !!
熾火( おきび )になるまで待っている間には
鏡開きの餅入りしるこのサービスがあります
毎年、これが楽しみ!!
(本来、小正月にいただくのは小豆粥ですが)
鏡開きの餅入りしるこ400人前無償提供 して下さった
地元ボランティアの皆さん
寒い朝 ( 8:30頃 ) だから あったかいおしるこはうれしいね
鏡開きのお餅を一生懸命食べていたワンちゃんが気になります
「 えっ なにか?」
熾火(おきび)になったらみんなで
米粉の団子 を焼きます。
この火で焼いた団子を食べれば
この一年無病息災で過ごせるという
古くからの日本の風習です。
私も毎年どんど焼きに参加しています。
米粉の団子や小ぶりなみかんが木の枝に刺してありました
* * *
~ 小正月行事とモノツクリ ~
① ケズリカケ
ニワトコの木の三つの節を選んで節間の荒皮を削り
白い華のように仕立てる ” ケズリカケ ”
ハナカキカマという刃物を手前に引くたびに木くずが 「 クルクルッ 」 と
丸まって華のようになる。
( 花の少ないこの時期に、これに色付けして飾ったりしていたともいう )
縁側に並べられたケズリカケ
神棚の上に上げられたケズリカケ
ケズリカケ(削り掛け)とは ・ ・
まだ紙も貴重で普及していなかった古い時代の
” 幣束 ” にあたるものと考えられています
幣束(へいそく)
神の依り代あるいはご神体
祓串のように参拝者に対する祓具
② スイジンサマ ( 水神様 )
節間が12(12ヶ月分)あるニワトコの各節間に写真のような切れ込をいれ
水瓶の脇に立ててスイジンサマ ( 水神様 ) をお祀りしていたという。
蛇口を捻れば水が出るこの時代には信じられないが
水道が普及する以前の、人々の水に対する想いが感じられます。
③アワボ・ヒエボ ( 粟穂・稗穂 )
短いニワトコの木と細く割った竹で、たわわに実った粟穂・稗穂を表す
五穀豊穣を祈る飾り物
④ まゆだま
米粉のだんごを茹でて ・ ・
備え付けた木の枝に刺して飾ります
小ぶりなミカンも刺してありました
ケズリカケ作り名人のおじいさんも
~ まゆだま飾り ~