前回のお話し会で民話のとりこになってしまい
また民家園に足を運ぶはめになってしました。
お話会は午後からで、午前中は別の催しがありました。
①記録映画 ” 小萱(コガヤ)とともに ” 上映会
文化遺産 ” 白川郷 ” の屋根材 ” 萱 ” についての記録映像。
萱にも大萱と小萱があり、素人目にはよく分かりませんが 大きな違いがあるという。
” 白川郷 ” では少ない平地には住宅・田に、 山間部では焼畑を続けて来た。
ゆっくりと燃えるように山の上の方から火を放ち、 その後に赤かぶなどを直播きする。
作物が採れなくなると小萱を移植する。
小萱は標高の高い寒冷な土地に向いており、 水に濡れてもすぐに乾き
耐久性も大きい という特質があり、 白川郷ではもっぱら小萱を山で栽培してきた。
山の傾斜により ムカデ・ヒキギリ という手法で山より降ろしていた。
こればかりは映像を見ない事には解らないのですが 、萱を束にして二連三連して
その上に人が乗り 、谷間を滑り落ちてくるのですが
これがまた大変な迫力(命がけの大仕事)なのでした。
屋根材の萱もそこらへんに生えているものではなく 、村人たちの絶え間ないな努力によって
確保されていた事を知りました。
民族文化映像研究所
白川村・白川村教育委員会 製作
里芋の葉の上に水滴コロコロ
外に出て しばらく歩くと 縁側で 手仕事をされている方々を見かけました。
藁細工のねこの家 ”ねこつぐら”
ずっと先まで予約済み 大人気の ”ねこつぐら”
・ ・ うちにも一つ欲しい
竹細工
日よけの ” 菅笠作り ”
民家の屋内では機織りの音が響く
棟には草ぼうぼう
水車小屋内部
きれいな ”栃の葉“ 越しの合掌造り
大好きな 合歓木(ネムノキ) も咲いていました
②お話会 (民話)
囲炉裏の火を見つめると
何故か気持が落ち着く ・ ・
機織り機 昔の匂いがした ・ ・
むかーし あったずもな ・ ・ で始まる
お話会(民話)は東北地方出身のおばあちゃん方によって始まりました。
真っ暗な中 囲炉裏を囲んで
目に映るものはメラメラと燃える ”火” だけ・・・
お話が始まるとお国言葉の魔力に吸い寄せられて
心の中では ”はな” ではないですが?? 想像の翼を広げていました。
古老の話は長い人生経験で得た 教訓 或いは 人間ってこういうもんだよ
という事を教えてくれている気がしました。
お話の中に ”真心” が感じられるので つい引き寄せられてしまうのでしょう。
素朴なお姿の石仏